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新型CBR1000RR-Rファイアブレードはレースでの活躍も期待させる
最後にHRC UKのチームマネージャー、ハビエル・ベルトラン氏の話を紹介して試乗レポートを終えよう。
「スーパーストックのレースでは、シリンダーヘッドとエアボックスはノーマルでなければならないため、変更できるパーツは限られています。そのため、ホンダが2022年型に施した改良は、私たちのレーシングマシン、とりわけスーパーストッククラスで有利に働くものです。吸気ポートの形状を変更して流速を高めること、エアボックスの吸気口の改良によってでトルクを向上させています。スロットルのスプリングを軽くしたこともそうです。これらはすべてスーパーストックレースで好成績をもたらすでしょう。
電子制御デバイスのいくつかは取り外しますし、ローギヤード化を含む二次減速比の変更はレースでは当たり前に行っているので、これらがレースでとくに有利になることはありません。しかし中速域におけるトルク向上はレースで非常に有効で、ピークパワー向上よりも重要な要素です。
スーパーバイククラスのレースではスーパーストッククラスほどの好影響はありませんが、ピストンなどを換装できるため、とくにスタートで優位に立てる性能を獲得しています。
また、2022年型のトルク向上はレースだけでなく、一般公道でライディングを楽しむライダーの皆さんにも体感してもらえると思っています。これは新旧で比較試乗してもらえるとさらによく分かってもらえるはずです」
試乗レポート●アダム・チャイルド 写真●ダブル・レッド/ホンダ
まとめ●山下 剛
ホンダ CBR1000RR-RファイアブレードSP 30thアニバーサリー(2022年型)主要諸元

[エンジン・性能]
種類:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク:81.0mm×48.5mm 総排気量:999cc 最高出力:160kW(218ps)/1万4500pm 最大トルク:113Nm(11.5kgm)/1万2500rpm
[寸法・重量]
全長:2100 全幅:745 全高:1140 ホイールベース:1460 シート高830(各mm) タイヤサイズ:F120/70ZR17 R200/55ZR17 車両重量:201kg 燃料タンク容量:16L
[価格]
283万8000円
*30thアニバーサリーは日本国内では500台の受注期間限定モデルで、2022年4月17日で受注終了となっている。



CBR1000RR-RファイアブレードSP(通常カラー)


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