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レブル1100の実用装備:グリップヒーターとETCは標準装備
レブル250/500によく似た燃料タンクですが、レブル1100のタンク容量は2L多い13L。
グリップヒーターとETC2.0車載器が標準装備されるほか、シート下には3L容量の収納スペースがあり、そこにはUSB Type-Cソケットが設けられています。
なお、欧州版CMX 1100レブルには、大型ヘッドライトカウル、メーターバイザー、サイドバッグ、リヤキャリヤ、ステッチ入りシート、シッシーバーなど、多数の純正アクセサリーも同時公開。
日本での発売も期待されるほか、「レブル250 Sパッケージ」のようなパッケージモデルの登場もあるかもしれませんね。
欧州版「CMX 1100レブル」の純正アクセサリー
レブル250のアクセサリー装着車「レブル250 S パッケージ」
レブル1100の仮想ライバルは?
排気量や価格、装備を考えると、クルーザーモデルのヤマハ ボルトRスペックABSかハーレーダビッドソン スポーツスター・アイアン1200がライバルとなりそうですが……。
ヤマハ ボルトRスペックABSは941ccの空冷V型2気筒OHC4バルブエンジンを搭載したモデルで、スタンダードのボルトに対し、リザーバータンク付きリヤサスペンションや切削加工を施したキャストホイールを装備した上級モデル。
価格は102万5200円で、リザーバータンク付きリヤサスペンション・シンプルな丸型液晶メーター・コンパクトな13L燃料タンクを備える点はレブル1100と似ていますが、最高出力は54馬力/5500回転、最大トルク8.2kgm/3000回転で、レブル1100に比べるとゆったり走ることを重視したモデルと言えます。
そして、ハーレーダビッドソン スポーツスタ・アイアン1200は1202ccの空冷V型2気筒OHV2バルブエンジンを搭載したモデルで、エンジンやサスペンションはメッキではなくつや消しブラック仕上げとなっていて、「ダークな雰囲気のカスタムテイスト」が特徴。
価格は139万4800円〜(車体色によって異なります)と、レブル1100に比べ少々高いですが、メーターバイザーは標準装備となります。日本仕様の最高出力は非公表ですが最大トルクは9.8kgm/3500回転、また「ミニエイプハンドルバー」と呼ばれるかなりアップタイプのハンドルを備えており、こちらもレブル1100に比べるとゆったり走るのが得意なモデルですね。
一方、ここまで見てきたように、ライディングモードを組み合わせたアフリカツイン譲りの高出力なエンジンを搭載するレブル1100は、上記2モデルに比べるとスポーティなキャラクター。
エンジンも上記2モデルがクルーザーの定番とも言えるVツインなのに対し、レブル1100は並列2気筒と独自路線です。
同排気量・同価格帯においては「直接のライバルは不在」と言えるかもしれません。
ホンダ レブル1100主要諸元
*【】内はデュアルクラッチトランスミッション
[エンジン・性能]
種類:水冷4サイクル並列2気筒OHC4バルブ ボア・ストローク:92.0mm×81.4mm 総排気量:1082cc 最高出力:64kW<87ps>/7000rpm 最大トルク:98Nm<10.0kgm>/4750rpm 変速機:6段リターン【電子式6段】
[寸法・重量]
全長:2240 全幅:850【830】 全高:1115 ホイールベース:1520 シート高700(各mm) タイヤサイズ:F130/70-18 R180/65-16 車両重量:223kg【233kg】 燃料タンク容量:13L
[車体色]
ガンメタルブラックメタリック、ボルドーレッドメタリック
[価格]
110万円【121万円】
まとめ●上野茂岐 写真●ホンダ/ヤマハ/ハーレーダビッドソン
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