新車

BMW「R12 G/S」間もなく登場。第3のR12シリーズは、オフロード性能をさらに磨いた“ゲレンデ・シュポルト”~東京モーターサイクルショー速報~

R12 G/S

ダートラン好き大注目!第三のR12シリーズは、オフアドベンチャー系

R12 G/S:Light White

3月28日から30日まで開催の東京モーターサイクルショー2025。BMWブースのプレスカンファレンスでは、空油冷ビッグボクサーエンジンのロードスター「R20コンセプト」、ミドルオフロードモデルの「コンセプトF450GS」などが紹介され一段高いステージに展示されたが、もう一つ興味深いモデル名が紹介された。

スクリーンに映し出されたのみで実車は現れなかったものの、前出のコンセプトモデル以上に市販化が近そうなパッケージのオフロードモデル「R12 G/S」がそれである。

2024年にカフェレーサー風ネイキッドモデルのR12nineT、クルーザーのR12が登場した空油冷ボクサーエンジンのヘリテージシリーズ。その第三のR12がオフロードライドを意識したG/S。先代のRnineTシリーズでも、2017年からアーバンG/Sというオフロードテイストのモデルが存在したが、今回のG/Sは車名から「アーバン」(=「都会的な」といった意味)が取れた。つまりは、よりオフロードランを意識した作り込みにされた仕様となっている。

その第1のポイントが前輪の21インチ化。大径化したホイールでダート走破性を高めたほか、燃料タンクは先代アーバンGSよりも容量を減らし(17→15.5L)、造形をスリムにしたように見えるし、アーバンG/Sよりオフでの操作性に向くようなライディングポジションへの見直しも行われている模様。

R12 G/Sのデザインスケッチ
エンジンを核とし、一体構造のチューブラースペースフレームとスムーズに固定されたサスペンションストラットが特徴的な構造。リヤフレームはこれにボルト結合される

R12 G/Sの主要装備とカラーリング

アナログ式速度計内にコンパクトな液晶表示部を内蔵した1眼メーター

なお、現時点で判明している各部の仕様は、以下のとおりとなっている。

●前後フルアジャスタブルのサスペンション(ストロークは前210/後200mm)
●240mmを確保した最低地上高
●スタンディング時の自由な動きに配慮したソロ仕様のシートを標準装備(※パッセンジャーパッケージの設定もあり)
●同じくオフロード走行時のホールド感も考えた燃料タンク
●レイン・ロード・エンデューロの3つのライディングモード
●キーレスライド
●ダイナミックトラクションコントロール
●エンデューロパッケージの設定(18インチリヤホイール&オフロードタイヤ/エンデューロフットペグ/大型エンジンガード/20mmのハンドルバーライザー/ハンドガード/ロングサイドスタンド/ENDURO PROライディングモード)
●コンフォートパッケージの設定(シフトアシスタントPro/ヒルスタートコントロール/電子制御クルーズコントロール/グリップヒーター)

カラーリングは、G/Sシリーズの伝統を受け継ぐ「Light White」。タンクはホワイトで、ライトブルーとダークブルーのデカール、レッドのシートが印象的なボディ色。そのほかサンドローバー・マットをベースに、レーシングレッドとミネラルグレー・メタリック・マットを配色した「Option719 Aragonite」、オールブラックの「Night Black matt」の3色。

日本への導入時期、価格は未定だが、近日の登場が期待できるモデルだ。

R12 G/S:Light White
R12 G/S:Light White
R12 G/S:Option719 Aragonite
R12 G/S:Option719 Aragonite
R12 G/S:Night Black matt
R12 G/S:Night Black matt

R12 G/S主要諸元

※諸元は海外仕様
■エンジン 空油冷4サイクル水平対向2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク101×73mm  総排気量1170cc 圧縮比12 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル
■性能 最高出力80kW(109ps)/7000rpm 最大トルク115Nm(11.7kgm)/6500rpm
■変速機 6段リターン
■寸法・重量 全長2250 全幅970 全高1256 軸距1580 シート高860(各mm) キャスター26.9° トレール120.8mm タイヤF90/90-21 R150/70R17 乾燥重量216kg
■容量 燃料タンク15.5L オイル━
■価格&発売時期 未定

R12 G/S:Light White

まとめ●モーサイ編集部  写真●BMWモトラッド

  1. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  2. 今から『GB350 C』をベタ褒めするぞ?気になってる人はご覧ください!

  3. 『Rebel 1100シリーズ』が熟成されて魅力度アップ。『Rebel 1100 S Edition』がタイプ追加!

  4. 大きなバイクに疲れた元大型ライダーが「Honda E-Clutch」で体感したある異変とは?「バイクの概念が変わりました」

  5. 【バイク初心者】本格的なバイク整備はプロに任せる!でもこの『3つ』だけは自分でもチェックできるようになろう!【バイクライフ・ステップアップ講座/3つのセルフチェック 編】【Safety】

  6. 寒い季節はグローブ選びが命! 冬場も走るベテランライダーが100%装着している『バイク用の冬グローブ』ってどんなもの?

  7. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  8. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  9. 冬は寒いのになんでバイクに乗るの?実は『他の季節よりも○○な魅力』が5つある!

  10. ベテランライダーが『CBR650R E-Clutch』に乗って感じた楽しさ

  11. 寒い時期はバイクに乗らない人へ!愛車を冬眠させるなら「4つの〇〇+α」をやっておけばずっと長持ち!

  12. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  13. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  14. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  15. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  16. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  17. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  18. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  19. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

おすすめ記事

マジェスティSの2020年モデルが発売 ヤマハらしい黄×黒のツートーンなどスポーティなカラーを採用 価格決定!トライアンフ新型400ccは69万9000円〜「スピード400」「スクランブラー400X」入荷は2024年1月下旬予定 レブル1100 DCT ホンダ レブル1100 DCTに、レブル250大好き女子ライダー(身長153cm)が乗るとどうなる?

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション