写真はユニバーサル・ピクチャーズの長編アニメーション映画『怪盗グルーシリーズ』に登場するミニオンをモチーフにしているバイクですが、コラボモデル……というわけではなく、なんと個人制作されたカスタムバイクなのです。
黄色と水色が入ったカラーリング、1つ目のヘッドライトにはゴーグルを着けているなど、ミニオンの特徴を掴んだ仕上がりですね!
ミニオンが登場する『怪盗グルーシリーズ』とは、2010年に公開されていた『怪盗グルーの月泥棒』を始め4作品が展開されており、2021年にも公開が控えているコメディ作品です。
作中では、世界一の悪党を目指す主人公・怪盗グルーが黄色の小さな生物・ミニオンを率いて嫌がらせや盗みを働いていくのですが、あるとき怪盗グルーが孤児院の三姉妹に懐かれて愛情を抱くようになり、本当の家族になっていく過程が描かれています。
そんな『怪盗グルーシリーズ』に登場するミニオンをモデルにしたバイクを製作したのは武丸さん。
武丸さんは「ミニオンのバイク」のほか、映画『トランスフォーマー』に登場する「オプティマス・プライム」がモデルのバイクなど、趣味でバイクをカスタムしている人です。
当記事では、そんな武丸さんにキュートな見た目の「ミニオンのバイク」を製作したきっかけ、どんな所にこだわっているのかなど、話を伺いました。

「ミニオンのバイク」のベース車はホンダ クレアスクーピーi

──「ミニオンのバイク」を製作したきっかけはなんでしょうか?
ベースにしているホンダ クレアスクーピーi(2001年式)の特徴でもある一つ目のヘッドライトや丸みのあるフォルムがミニオンに似ているなと思って、試しに作ってみたのがきっかけです。
本当は『モンスターズ・インク』に出てくる「マイク・ワゾウスキ」も検討していたのですが、2つを比べて見た結果似ているのはミニオンだと思い、「マイク・ワゾウスキ」にするのはやめましたね。
──可愛らしいバイクですから、停めていると周りから声を掛けられることもあるのではないでしょうか?
駐車場で「ミニオンのバイク」を停めていたら、小さな子どもや子供を連れているお母さんが「ミニオンのバイク」を見て、声を掛けてくれたことがありましたね。
ミニオンらしさを出すためにヘッドライトはダイソーで販売されている調理器具のボウルを装備

──「ミニオンのバイク」をミニオンらしくするために、どんな所にこだわったのでしょうか?
こだわっているところは、ダイソーに売っている調理器具のボウルをヘッドライトに着けて、よりミニオンらしくしている部分だと思います。
たまたまダイソーで売っている調理器具のステンレスボウルを見て「着けてみたらよりミニオンらしくなって似合うだろうな」と思い、試しに着けてみたら意外と似合ってたんですよね(笑)。
──様々なカスタムバイクを製作しているとのことですが、カスタムバイクを通じて得られた楽しさとはなんでしょうか?
同じ趣味仲間と(話題や悩み事などの)共有ができるようになったことですね。若いころは一人で趣味を楽しんでいるのも良かったのですが、歳を取っていくうちに次第に趣味仲間が欲しくなってきたんです。
SNS等で集まった趣味仲間とカスタムバイクの話をしたり、一緒にツーリングに行くのは楽しいなと思いますね。
バイクのカスタムは高校1年生からやり始めたそうで、みんなと違うバイクに乗りたい気持ちから始めた武丸さん。
武丸さんは、これからもカスタムバイクを製作していく予定とのことですから「ミニオンのバイク」みたく可愛らしいバイクの製作も乞うご期待ですね!
レポート●モーサイ編集部・小泉 写真●武丸さん