雑ネタ

日本初のドライブスルーサービスは1965年、まさかの海苔屋さん マクドナルドより12年も早く導入していた!!

飲食店以外でも導入されているドライブスルー、その知られざる歴史とは?

ドライブスルーというと「クルマで利用するもの」というイメージがありますが、実は大手外食チェーンの中でもバイクでドライブスルーを利用することができる店舗があります。

大きい道路を走れば必ずと言っていいほど見かけるドライブスルーですから、バイクでも利用できるというのはライダーとして便利でうれしい限りです。

そんな生活の中に馴染んだドライブスルー、一体いつからあるのでしょうか。また、定番の外食チェーン店以外でも、ドライブスルーサービスを提供している業界はあるのでしょうか。調べてみると、中には「えっ?! こんなものにまでドライブスルーサービスが導入されているの?」と驚くようなものも。また、日本初のドイライブスルーは、マクドナルドやケンタッキーなどの定番ファストフード店ではなく、意外な物を売っているお店でした。

この記事では、一風変わったドライブスルーサービスと、日本初のドライブスルーをご紹介します。

ドライブスルーで中古車査定、クリーニングの受け取り、薬局まで……

ドライブスルーでサービスを受けられるものの中でまず驚いたのが、中古車の査定。中古車買い取りの大手、ガリバー(株式会社IDOM)では、2020年4月28日から香川県高松市にあるガリバー高松中央通り店に「ドライブスルー査定」を併設しました。

ガリバーが提供する「ドライブスルー査定」の様子。利用者は路面の赤い矢印に沿って進み、写真中央に見える赤い箱型のユニットに設置されたマイクに向かって話しかける。

ガリバーの「ドライブスルー査定」は、利用者が査定したいクルマに乗車したままの状態で設置されたマイクに声をかけると、オペレーターが対応し、ガリバーが独自に開発したAIが買取価格を算出、3分ほどで査定価格がモニターに表示される仕組みになっています。残念ながらクルマのみに対応しており、バイクの査定は出来ませんが、算出された査定価格はSNSチャットアプリ「LINE」を通して携帯端末等に保存でき、そのまま売却まで「LINE」で様々な相談に乗ってもらうことが可能になっています。

一方で、飲食店以外のユニークなドライブスルーサービスの中には、新型コロナウイルスの流行前から人気を博していたものもあります。

例えば、神奈川県横浜市にある「ホワイトステーション元町店」では、ドライブスルー方式でクリーニングの依頼、受け取りができます。このお店ではなんと24年前となる1996年の開店当初から、ドライブスルー方式でのクリーニングサービスを提供していたそうです。

なぜ、ドライブスルー方式でのサービス提供を思いついたのか同店のスタッフに訪ねてみたところ「当店はもともとコスモ石油さんがガソリンスタンドの併設店として立ち上げたものです。なので、ガソリンを入れに来るついでにクリーニングも受け取れるという利便性と手軽さをを求めた結果、クルマに乗ったままのサービスというのがあっていたのではないでしょうか」とのことでした。

株式会社タカサが運営する「ドライブスルー薬局」。処方箋の受付から薬の受け取り、会計までをクルマから一度も降りずに行うことができる。

その他にも「高島屋新宿店」などの百貨店や、株式会社タカサが運営する「ドライブスルー薬局」、「JINS パワーモール前橋みなみ店」などのメガネ屋まで、実に様々な業種がドライブスルーを設置しています。

ドライブスルーといえばファストフード店に設置されているもの?

しかし、そんな中でもやっぱり、真っ先に思いつくドライブスルーサービスといえば、「マクドナルド」などを始めとするファストフード店ではないでしょうか。「マクドナルド」は全国に約1560店(2020年10月現在)のドライブスルーサービス利用可能店舗があり、これは全国の飲食店チェーンの中で最も多いドライブスルー設置店舗数です。マクドナルド自体の店舗数がちなみに2位はモスバーガーの約580店(2020年11月現在)なので、約3倍の差があります。

ドライブスルーの設置店舗数ではダントツトップのマクドナルドですが、設置時期の速さを見てみるとどうでしょうか。

日本で初めて設置されたドライブスルーは、やはりマクドナルドのものだったのでしょうか。

国内のファストフード店ではじめてドライブスルーを設置したのはマクドナルドではなかった

実は国内のファストフード店の中で一番最初に正式なドライブスルーサービスを導入したのは、新潟県長岡市にある「フレンド喜多町店」だったと言われています(ドライブスルーサービスの定義により諸説ありますが)。

「フレンド」とは、新潟県内に9店(2020年11月現在)を構え、「イタリアン」なる食べ物と餃子を主に販売しているファストフード店です。

フレンドの「イタリアン」。一番オーソドックスな「イタリアン」は330円、人気の「カレーイタリアン大盛り」でも490円と、親しみやすい価格も魅力だ。(写真提供・長岡市地方創生推進部 「な!ナガオカ」 )

「イタリアン」という名前と見た目からパスタのような食べ物を想像しますが、実際には「ソースかけ焼きそば」に近い食べ物で、中華麺、もやし、キャベツなどを油で炒めた上にトマトソースをかけていただくのがベーシックな「イタリアン」のだとか。

この「イタリアン」、新潟県長岡市出身の後輩によれば「大学進学で新潟を離れるまで、イタリアンが基本的に新潟県内でしか売られていないと知らなかった」というほど、新潟県の食文化に馴染んだ食べ物だといいいます。

1970年代、国道8号線の開通と時期を同じくしてオープンしたフレンド喜多町店。開店当時は写真の通り、周辺には畑や田圃が広がっていた。(写真提供・長岡市地方創生推進部 「な!ナガオカ」 )

そんな「フレンド」は、昭和51年(1976年)にドライブスルーを導入します。当時「フレンド」の創業者がアメリカに研修旅行に行った際、現地のファーストフード店で取り入れられているドライブスルーサービスを見て「これからの車社会の発展に対応するにはこれしかない!」と感じ、帰国してすぐに「フレンド」唯一のロードサイド型店舗だった喜多町店にドライブスルーを設置したのだそうです。

フレンド喜多町店の現在の様子。44年の時を経てもなお同じ場所でドライブスルーサービスを提供し続けている。(写真提供・長岡市地方創生推進部 「な!ナガオカ」 )

「フレンド」の担当者は「実際には日本は広いので、弊社のドライブスルー導入が正確に日本で一番早かったのどうかまでは、正直わかりません」と謙虚な姿勢でした。

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