都内には二輪車用パーキング・チケットもある

都内では2009年11月から二輪車用パーキング(二輪車用パーキング・チケット発給機とチケット枠)を運用している。場所は、港区北青山3丁目5番及び6番(表参道)付近(34枠)、中央区銀座8丁目7番付近(9枠)、台東区上野7丁目1番付近(5枠)の3箇所で、20年10月にはJR立川駅北口付近に新設され4箇所となった。

使い方は一般用と同じで、枠内に収まるようにバイクを止め、チケット発給設備で料金を払ってチケットを発給する。そのチケットから領収書を剥がした部分がシールになっているのでそこをバイクに貼り付けて提示する、というもの。


なお、こちらは一般的なパーキング・メーターなどに比べて駐車枠が小さいため見知らぬバイクが後から止めてくるということは考えにくいだろうが、移動させられる可能性は一般的なパーキング・メーターと大差ないはず。

また、メーター式のように感知が切れる心配はなくても、チケットを剥がされる可能性はある。つまり、「あとから来たバイクも止められてしまう」という点以外の懸念事項は、四輪車用のそれと変わらないのだ。にもかかわらず、警視庁の「二輪車の(一般的な)パーキング・メーター利用は推奨しない」というのは納得できる説明とは思えないのだが。
積極的に利用すればバイクの利便性は高まるのに……
日本自動車工業会発表の「2019年度 二輪車市場動向調査」によると、駐車場で困った経験のあるライダーは調査人数全体の30%、東京23区に限定すると48%にも上る。
それらのライダーの中で困った場所は、駅周辺75%、繁華街64%、観光地27%、オフィス街24%などとなった。
バイクから電車に乗り換える、通勤や通学でバイクを使うといったライダーは長時間駐車できる必要があるだろうが、繁華街や観光地でライダーがパーキング・メーターやパーキング・チケットを積極的に使うようになれば、二輪車用駐車場不足は少なからず解消できるだろう。
さらに、枠からはみ出さないという条件で、複数のバイクを止められればその効果は高くなる。むしろ、四輪車のドライバーからすれば1枠1台で何か所も使われる方が迷惑なはずだ(これも「推奨しない」理由かもしれないが)。
バイクの利便性を高め、迷惑な路上駐車を減らすためにも、「二輪車は動かされる可能性があるので推奨しない」といった考え方は見直してもらいたいもの。もっとも、推奨しないだけなので、路上駐車をするくらいなら積極的に利用するべきだろう。パーキング・メーターやパーキング・チケット設備がライダーにとっても使いやすいものとなることを切に願う。
text:片倉義明/photo:モーサイWEB編集部
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