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パイロットロードの登場から20年を経て、進化したスポーツツーリングモデルが登場。ミシュランの信頼のテクノロジーを搭載し、ドライとウエット性能での高いバランスを併せ持つという。実際にどのような走りを見せてくれるのか、早速テストしてみよう。
2018年に登場したミシュランのスポーツツーリングラジアルタイヤがロード5だった。あらゆる道で優れたハンドリングとグリップ力を提供するバランスの良さに加え、ライダーへのフィードバック量も豊富。純正採用するモデルが多かったことからも、車両メーカーからのお墨付きがあるほどの完成度を誇っていたのだ。
そんなロード5が6へ進化。早速同じ車両に新旧モデルを履かせての比較テストを行った。まずはロード5のおさらいから開始。やはりバランス感が非常に優秀なタ イヤであるということを再認識させてくれた。そこからロード6をテストすると、当初あまり差を感じられなかった。自分の感覚が狂ったのかと思い、今度は重箱の隅をつつくようなテストで確認を開始。すると、高速走行時のハンドリングのリニアさやウエット路面でのグリップ感が際立ってきた。

特にフロント周りのボリュームが増大したような印象があって、安心感が高まっている。しかしそのフィーリングは、気を付けなければ見過ごしてしまうほど実に似ている。トータルで見れば、新型のタイヤは必ず従来モデルを超えるパフォーマンスを備える。一方、フィーリング面でいえば、その法則は当てはまらないことがある。高出力化されるマシンに対応して行われる剛性アップが大きな鍵となっているように思われる。スポーティな走りをした際の性能アップはあるものの、もっと荷重域の低い走りにおいては硬い肌触りとなるものも少なくない。
しかし、ロード6は変わることのない良質の肌触りを継承しながら、耐久性やウエット性能を高めているという。そして、それはちょっとテコ入れをした程度ではなかいことも分かった。2CT+構造をフロントにも採用し、コンパウンドは新たにシリカ100%へとグレードアップ。グルービングもより排水性の高い形状へ変更するなど、実は全ての領域に手が入っているのである。味付けを変えずに+αの性能を確保しようとエンジニアが考えたのかは分からないが、ロード6は確かなる進化を遂げていると評価できるだろう。

発売日:2月16日 価格:オープン
新旧性能比較で明確に進化

社内テストでは、ウエットグリップで15%も性能向上を達成。同様に、耐久性は10%、高速安定性では5%の数値アップが確認された。今回のインプレッションを裏付ける結果と言える。
フロントにも2CT+を採用


センターのハードコンパウンドをショルダー部のソフトコンパウンドの下側に潜り込ませるような構造の2CT+。リヤと併せてフロントにも新採用。

実はグリップ力もかなりのもの。タイムアタック的な走りでなければ、サーキット走行も十分楽しめるパフォーマンスを有する。

高速スラローム、切り返しでの狙ったラインのトレース性に新旧の差が出た。ロード6ではダイレクト感が高まり、安心感も高い。
ウエットグリップ性能が向上

ウエット性能が最も違いを感じた領域。もともとウエットに強いロード5だが、感覚的には約2割グリップ&安心感が向上。耐久性も含め、よりオールラウンダーへと成長。
サイズバリエーション
FRONT 110/70ZR17 ※1 120/60ZR17 120/70ZR17 ※2 120/70ZR18 110/80ZR19 120/70ZR19
※1 発売予定サイズ
※2 ロード6およびロード6 GTをラインアップ
REAR 140/70ZR17 ※1 150/60ZR17 ※1 150/70ZR17 160/60ZR17 170/60ZR17 180/55ZR17 ※2 190/50ZR17 ※2 190/55ZR17 ※2
レポート●鈴木大五郎 写真●岡 拓
日本ミシュランタイヤ
TEL:0276-25-4411
https://www.michelin.co.jp/motorbike



























