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トライアームが多方向からのショックに効く!
マウントシステムに最強のオプションパーツ登場。
アルミ削り出しの機能美あふれる造形を特徴とするサイン・ハウスのマウントシステムに、「バイブレーションガード」が加わった。最近何かと話題に上る、振動によりスマホのカメラが故障する、というトラブルが発生する恐れを低減させるパーツで、使い方はホルダー(A)に付いているボールジョイントをいったん外し、バイブレーションガードを装着するだけ。これでホルダーがラバーマウント状態となり、高振幅の振動を低振幅へと変換させる。シンプルな仕組みながら、ゴムの素材や構造に至るまで、入念な吟味と試験の末に生み出された力作だ。
実は従来品でも振動によるスマホの故障事例がほぼないそうで、バイク専用設計ならではの衝撃吸収性の高さなのだが、いっそうの安心を求める意味でも心強いパーツと言える。最近登場した新マウントシステムだけでなく、従来型のホルダーにも装着可能だ。
SPEC.
価格:5280円(今冬発売予定)
スマホのカメラに影響を与える高周波を
トライアーム×防振ゴムが低周波に変換

バイブレーションガードは防振ゴムを「トライアーム」と呼ばれる3本のアームが突き出たパーツで互い違いに挟み込み、スマホが故障する原因となる高振幅振動を低振幅へと減衰させてスマホへの影響を極力抑える仕組み。下の写真は防振ゴムの柔軟さを表したもので、ホルダーをちょっと押しただけで右下の写真のようにグニャリとゴムがたわむ。あらゆる方向からの入力に対して柔軟に対応する構造となっている。

より洗練された新マウントシステム
A(ホルダー)
筋交い式の肉抜きで強度を確保しつつ軽量化
A-45(下写真・右)に代わるA-46(左)は、サイン・ハウスのロゴがレーザープリントされて肉抜き加工が施され、爪形状も変更。ラバーが貼られて衝撃吸収性や保持力が向上している。ステーを固定するボルトも緩めても抜け落ちないタイプに変更された。対応サイズは高さ120-175mm、幅61-87mm、厚さ13.5mmまで。

B(アーム)
拡大された可動域/扱いやすいノブ
ダイヤル形状が変わり操作性が向上。ボールジョイントを挟む部分の形状も変更され可動域が広がった。長さ76mmのB-10アームロング(写真)、B-9アームミディアム(56mm)、B-8アームショート(42mm)を用意。

C(ベース)
5mmのスリム化を実現したベース
従来型(写真右)よりも小型でスリムな形状となり取り付けの自由度が向上。1.25インチハンドルバー用のC-43、テーパーハンドルバー(φ28.5mm)用のC-42、1インチ(φ25.4mm)バー用のC-41、一般的なφ22.2mm対応のC-40がある。

report●高野栄一 photo●佐藤竜太
サイン・ハウス
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