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バイク用のコーティングも千差万別。中でも驚異的な耐久性を誇るのが、バイク専用の100%ガラスコーティング「CR-1」だ。半永久的に効果が持続するというCR-1を実際に施工してみた!

知らぬ間に付いてしまう愛車のキズや汚れ、そして劣化する塗装。そんな悲しい現実から愛車を守ってくれるのが、CR-1だ。CR-1はいわゆるガラスコーティングだが、混じり気なしの100%ガラス被膜を形成。しっかりとした下地処理とCR-1の被膜により光の乱反射が低減し、より滑らかで深い色合いとなる。この効果は写真より実車で見ると歴然だった。
被膜は1万分の1mmと極薄だが、硬度は非常に高い。クリア塗装よりもはるかに強固なため、洗車やウエアとの接触による小傷も軽減される。今回、あえて汚れを付けてみたが、水をかけるだけですっきり! これは日々のメンテが楽になりそうだ。
しかし驚くべきはその耐久性である。ガラスは化学的に非常に安定しており、経年劣化がほとんどない。そのため、削り落とさないかぎり半永久的に被膜はなくならないという。また、1300℃の高温に耐えるのでエキパイやエンジンにもコーティング可能。つまりバイク全体にガラス被膜のバリアを張り、小傷や劣化から愛車を守り抜けるのだ。
施工はやはりプロに任せるのが安心である。新車購入時に施工し、その輝きを維持するのがベストだ。「バイクを買うならCR-1を施工している店を選ぶ」というリピーターも多い。もちろん、距離を走ったバイクのリフレッシュにもお薦めだ。パーツやヘルメットへの施工も受け付けている。
施工してくれるプロショップはバイク販売店から用品店まで全国に260店以上。プロショップは講習受講が義務付けられており、知識と技術を習得した技術者だけが施工できる。CR-1の開発元で、プロショップの育成も行う山城は、2021年11月に各種講習を実施する新本部を開設。いつまでも続く輝きを、より多くのライダーに提供できる体制が強化された。
10年以上も被膜が失われない純粋なガラスコーティングのCR-1。そこまでメンテナンスに気を遣わなくても効果が持続するというのもうれしいポイントだ。
新車以上の輝きをいつまでも
今回は弊社スタッフ所有のBMWに施工。ブラックの燃料タンクには微細なキズがあり少しくすんで見えたが、施工後の美しさはケタ違い。黒はキリッと引き締まり、蛍光灯の映り込みにもエッジが立っていた。この状態が半永久的に続くというのだから驚き!
before


After

仕上がりに差が出る下地作り

丁寧に磨いていく。その後、洗車/脱脂。「段取り8割です。仕上がりに差が出ます」と、施工してくれた山城の吉田さん。
高硬度被膜で強く美しく

CR-1の液剤をエアガンで丁寧に吹き付けていく。液剤は空気中の水分と反応して100%ガラスの高硬度被膜を形成。3回吹き付けることで、より美しく強固な被膜としていく。
汚れても一拭きで落ちる!

半分だけ施工したタンクにカーボンパウダー付着させた。カーボンパウダーは塗装面に食い込むため落としにくいが、CR-1の被膜は硬度が高いためサッとひとふきでキレイになった!
つや消し塗装や梨地でもOK

被膜が非常に薄いから、つや消し塗装面の微細な凹凸にも追従。ツヤを出すのではなく、より深い色合いになる。梨地の金属面や樹脂に施工しても質感を損なわず、また多少の変形や膨張で被膜が割れることもない。

report:太田力也 photo:長谷川拓司
山城
TEL:03-5691-2939
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