操作性を犠牲にしない手元の防寒は「グリップヒーター」
寒い冬の足音が聞こえてきた。気温の低い中で快適にバイクに乗るためには、各種防寒装備が欠かせない。身体の中でも、手は走行風に直接さらされて特に冷えやすい。グローブを分厚いものにしたり、重ねて着用したりするのも良いが、ハンドル周りの操作性が悪くなってしまう心配がある。
操作性を犠牲にせずに、手を温めるためには「グリップヒーター」を選ぶのが良いだろう。この記事では、今冬オススメのハンドルグリップを紹介する。
プロトのオリジナルブランド「エフェックス」からグリップヒーターが登場
2020年秋冬から、満を持してラインアップに「EGHO11/012 グリップヒーター」を追加した「エフェックス」は、ハンドルバーやレバー、ローダウンキットなど様々な快適化アイテムがそろうプロトのオリジナルブランドだ。
多様なグリップ長のほか、スイッチ一体型/別体型も選べる
「EGHO11/012 グリップヒーター」の最大の特徴は、グリップエンドに取り付けるエクステンドスリーブにより、115mm、120mm、130mmのグリップ長に対応すること。もちろん、貫通/非貫通タイプのどちらにも使用できる。
ラインアップにはスイッチ一体型と別体型の2つがあるが、バッテリーの電圧が11・5V以下になると停止し、電圧が回復すると自動で再加熱する低電圧警告機能は共通。
また、スイッチ一体型、別体型ともに5段階に温度を調整できる。温度レベルは、一体型はグリップ付け根のLEDインジケーターが消灯(スタンバイモード)→青(レベル1)→緑→黄→橙→赤(レベル5)→消灯と変化して、別体型はLEDの点灯数が0(スタンバイモード)~5個(レベル5)に変わることで確認できる。
なお別体型のみ、スタンバイモード時にボタンを3秒長押しするだけでレベル5(LED全点滅)となり、さらにボタンを1回押すと通常加熱モードに移行する「急速加熱モード」を搭載している。
このグリップヒーターで、手がかじかむ寒い冬を安全に乗り切ろう!
価格●1万6500円(EGH011 スイッチ一体型)/8800円(EGH012 スイッチ別体型) 対応ハンドル径●22.2㎜径 消費電力●7~35W(EGH011)/18~32W(EGH012)
温められるのはグリップだけじゃない!プロト取り扱いの電熱ジャケット&電熱グローブ
プロトでは、イギリスナンバーワンブランドのケイス製電熱ジャケット「プレミアムヒートジャケット」(価格●3万1900円、サイズ●S〜XL、電圧/電流/電力●12V/5.5~6.0A/66W)も取り扱っている。発熱体の超薄カーボンファイバーヒートパネルが背中、両腕、胸~腹部、襟という広い範囲に内蔵されており、電源オンから数十秒で体を包み込むように暖めてくれる。
また、冷気の侵入を防ぎ、暖められた空気を逃がさないソフトシェル生地は、両脇に伸縮素材を採用することで抜群の動きやすさと優れたフィット感を実現。温度は3段階に調整でき、車載バッテリーから電源を取るため稼働時間を気にせず走り続けることが可能だ。
このジャケットは、単体での使用の他、ジャケット袖口の配線に接続することもできる「プレミアムヒートライディンググローブ」(価格●3万800円)と合わせて使用することができる。
まとめ●モーサイ編集部