先頃登場したMio M802WDは、上位機のM820WDが装備する駐車監視モードや、通常録画と同時に1秒間隔で静止画を撮影するタイムラプス機能などが省かれた、ドラレコとしての機能に特化したモデル。
映像素子もソニーのSTARVISから変更され、動画コーデック(データなどの圧縮方式)がM820WDで採用されたH.265よりも一世代前のH.264である点が関係しているのか、パソコンの画面で夜間録画した動画を両者で見比べたところ、M802WDで撮影した動画の方がややノイジーな印象を受けた。ただしそれもあくまでじっくり見比べると、というレベルで、スマホで見る分には違いは皆無。後続車のヘッドライトの光がリヤカメラに当たった状態でもナンバープレートはしっかり判読できた。細かいことを言わなければツーリングの記録用としても十分通用すると感じられた。
それ以外の、専用アプリに接続するとスマホで全ての録画と走行ルートが確認できたり、別体式のコントローラーによる手動録画、激しい衝撃を検知すると自動で動画をファイルロックして上書きを防ぐ機能などはM820WDから省かれることなく受け継がれる。初めてのドラレコ導入を考えている人や複数台への装着を考えている人にはうってつけのアイテムだ。
Mio MiVue M802WD

本体サイズ:W65.8mm×H64mm×D22.6mm
本体重量:135g
カメラサイズ:D36.9mm×φ28mm
カメラ重量:65g
解像度&フレームレート:1080p/58fps、1080p/29fps
有効画素数:200万画素
F値:1.8
視野角136.6度(水平115.6度、垂直61.6度)
ファイル形式:Super.mp4(H.264)
記録媒体:microSDHC32GB〜microSDXC256GB(C10/U3/V30以上)
防水性能:本体IP65、カメラ/スイッチ/コネクターIP67




細部まで精細な映像


スマホで設定でき、GPSにも対応する


衝撃を検知し自動で保存

上位機とのスペック比較

report●高野栄一/編集部 photo●北村誠一郎/編集部