タイヤの溝の残り具合や損傷の有無、そして空気圧が規定値になっているかどうかの確認は、運行前点検の項目として行うことが義務づけられている。とはいえ空気入れやゲージを引っ張り出してきて一連の作業を行うのは面倒だし、空気の抜け具合によっては体力だって意外と使うもの。
そんな煩雑さを大幅に軽減してくれるキジマの「スマートエアポンプ JP02」はバッテリーを搭載したコードレスタイプで、使い方は本体に内蔵されているエアホースを引き出してタイヤのバルブに装着後、空気圧を設定してボタンを押すだけ。設定した空気圧になると自動的に停止する。
作動音がそこそこにぎやかなので作業する環境や時間帯には気を配った方がいいかと思われるが、0.5kPa程度高めるのであれば作動時間は2~3分ほど。0.05kPa刻みでしか空気圧を設定できない類似品もあるが、このモデルは0.01kPa刻みで設定可能。タイヤのバルブからエアホースを外す際の空気の漏れを見越した設定が行えるのもうれしい。
本体は500mL容量のペットボトル並みの大きさで重量も500g以下。収納袋も付属し長距離ツーリングにもちゅうちょせず携行可能。クルマや自転車、浮き輪などにも使えるようになっており、一家に一台備えてもいいくらいの便利グッズだ。
キジマ スマートエアポンプ JP02

本体サイズ:W63mm×H155mm×D39mm
本体重量:428g
吐き出し空気量:20L/分
最高圧力:150psi
バッテリー容量:2000mAh 7.4V(14.8Wh)
充電時間:2~3時間
使用温度範囲:-10~60度C
モードや単位を切り替え可能

90度角アダプターやホースなどが同梱


暗所で役立つライトを内蔵

ホースは本体に収納可能

report●高野栄一 photo●北村誠一郎
































