ご存知のように、平成の時代には多くの人気バイクが誕生。令和の世となったいまでも、投機対象になるほどの人気を集めるバイクもあるのだから驚いてしまう。
平成生まれのバイクを探している人のなかには、どの車両に注目すればいいのかわからず悩んでいる人もいるかもしれない。そんなときにオススメしたい、現在も高い人気を集める車両7台を紹介しよう。
report●田島史郎
高人気な平成生まれ7モデル
HONDA CB400 SUPER FOUR
ネイキッドスポーツの星
今さら言うまでもない、平成を代表するネイキッドスポーツバイクだ。
長年トップセールスを記録し、もちろん中古車マーケットでの販売台数もトップ。中古車を取り扱うショップには欠かせない1台でもある。
相場は30〜40万円台が中心で、ちょうど新車価格の半額くらいか。
頑丈でトラブルの少ない車両だが、中古車を検討する際はエンジンに異音が無いかを必ずチェックしよう。
KAWASAKI ZEPHYR Series
平成の怪物的3兄弟
予想以上に大ヒットしたゼファーシリーズは、平成を代表するネイキッド3兄弟といえるだろう。
玉数は400が最も多く、続いて1100、一番少ないのが750だ。400は、安いものだと20万円台から探せるが、できれば30万円台から選びたい。
程度のいいものは減ってきており、信頼できるショップから、改造の少ない車両を見付けよう。1100は、一時期の異常な高値からは落ち着いてきた。
KAWASAKI W650
あの名車スタイルでヒット
平成11(1999)年に発売され、同23(2011)年に675㏄から773㏄に拡大された800になるまでの12年間販売された。
往年のWを彷彿させるエンジンとスタイルは未だ人気が高い。相場は40万円台後半だが、新車価格が68万8000円だったこと、10年以上経過していることからすると、とんでもなく高い。
しかも、程度のいいものは減っているので、探しているのならば急いだほうがいいだろう。
HONDA HORNET
クオーターマルチで1番
11年間ほど販売され新車としても人気を集めたが、中古車マーケットでも未だに人気が高い。
信頼の4気筒250ネイキッドではナンバー1的存在。価格帯は非常に幅広く、程度や走行距離によって20万円台から60万円台まで大きく変動する。
カスタム車両も多いが、なるべくノーマル車をお薦めする。
HONDA Ape Series
原付スポーツの人気モデル
平成時代のクラッチ付きスポーツ原付車として人気を集めた。玉数は多く、お手軽な中古車として高い人気が続く。
相場はピンキリで、一桁台から20万円を超えるカスタム車まで幅広い。ノーマル車は少ないので、信頼できるショップで選びたい車両だ。
YAMAHA TMAX
大型スポーツスクーターの絶対王者
唯一ともいえる大型スポーツスクーター、TMAXの人気は今でも根強い。
1型は500㏄でキャブレター、2型からインジェクションを採用し、2011年には排気量が530㏄になった。
新車価格が100万円を超えたことから、530の相場は70万円以上と高い。
狙い目は2型以降の500で50万円前後から。
走行が3万㎞を超えると相場は下降傾向になる。
HONDA PS250
今でも新鮮な新感覚スクーター
平成14(2002)年に発売されたPS250は人気が出ず、販売台数が少なく3年後には生産を中止。
ところが、そのあと希少価値からか、それとも独特のスタイリングからか、中古車価格が上昇。奇麗にレストアされた個体も出てきた。
新車価格とほぼ変わらない50万円前後が中心相場。しばらくは高値安定が続きそう。