雑ネタ

陸上自衛隊の最速戦車「ヒトロク式機動戦闘車」の恐るべき最高速!! 「時速135kmの偵察用オートバイにもついて行ける!?」 

『シン・ゴジラ』でも活躍!! 自衛隊の主力「10式戦車」は時速70km

自衛隊の戦車の実物というのはあまり目にする機会はありませんが、埼玉県朝霞市にある陸上自衛隊広報センターにはその戦車の実物が展示されています。

埼玉県朝霞市にある陸上自衛隊広報センター。

実際にその戦車を目の当たりにすると、それは巨大な鉄の塊。
東宝映画『シン・ゴジラ』のタバ作戦にも登場した現在の自衛隊の主力戦車である「10式戦車」は重量がなんと44トン!この重量の車体を最高出力1200ps/2300rpmの三菱製8VA34WTK型水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジンで駆動しますが、その最高速度は時速70kmとなっています!
それも前進、後進とも同じ速度で走ることが出来ます。10式戦車戦車は一般的にキャタピラ、軍事用語では履帯と呼ばれる無限軌道で走行するタイプの戦車で不整地走行を前提に作られています。なのでフラットダートでも、時速70kmで動き回れる性能を持っていると言えます。

『シン・ゴジラ』でも活躍した自衛隊の主力「10式戦車」。
「10式戦車」の車重は約43トンで、最高速は時速70km。

自衛隊最速の戦車「16式機動戦闘車」は時速100km

自衛隊が現在配備している戦車の中で最速を誇るのは「16式機動戦闘車」。
こちらはキャタピラではなく8輪のタイヤを装備した装輪戦闘車というジャンルになります。即応性を重視して高速道路も走行可能なように計画されており、最高速度は時速100km以上!
車重は約26トンで、最高出力570psの4気筒ターボのディーゼルエンジンで駆動します。なんと8輪すべてが駆動輪の8WDで、なおかつ全輪独立懸架方式のサスペンションを備えているので、悪路での走行も得意です。

装輪車両は全般的に高速道路を利用した運用が考えられているようで、同じく8輪で兵員輸送車両の「96式装輪装甲車」も、最高速度が時速100km以上となっています。

自衛隊が現在配備している戦車の中で最速を誇る「16式機動戦闘車」。
「16式機動戦闘車」の車重は約26トンで、最高速は時速100km程度。
8輪の装輪車両で兵員輸送などに使われる「96式装輪装甲車」。
「96式装輪装甲車」の車重は約14.5トンで、最高速は時速100km程度。

ミサイルを発射できる「高機動車」の最高速は時速125km

戦車とは違う分類になりますが、自衛隊の車両の中には中距離多目的誘導弾、いわゆるミサイルを発射することのできる装備を有した高機動車があります。
ベースの車両はトヨタ製で、兄弟車には民生バージョンの「メガクルーザー」があります。こちらの最高速度は時速125kmとなっており、戦車ではないものの「16式機動戦闘車」を上回る速度で進むことができます。

ミサイルを発射できる「高機動車」。最高速度は時速125km程度。兄弟車の「メガクルーザー」は一般向けに市販されていた。

「陸の自衛隊最速」はやっぱりバイク!? カワサキKLX250ベースの「偵察用オートバイ」

また自衛隊には偵察用のバイクも装備されています。
複数の車種がりますが、主力は写真のカワサキKLX250をベースに無線機用のラックやライトカバーなどを取り付けた「偵察用オートバイ」です。時速135kmの最高速度となります。

カワサキKLX250ベースの「偵察用オートバイ」。
「偵察用オートバイ」の車重は117kg、最高時速は時速135km程度。

非戦闘時、戦車は最高時速では走れない

このように主だった自衛隊車両の最高速度を列記してみると、10式戦車や16式戦闘車の重量に対する最高速度がかなり速いといえるのがお分かりいただけると思います。ただし10式戦車は非戦闘時の中長距離公道走行では戦車輸送用の大型トレーラーに載せられた状態となり、また16式戦闘車は大型トラック等の大型車の制限速度での走行となるので、ホンキの最高速を見る機会は無さそうです。
もっとも、戦車が最高速で走るときというのは「非常事態」だということなので、そのような機会がない方がいいに決まっているのは言うまでもありません。

レポート/写真●松永和浩 編集●モーサイ編集部・中牟田歩実

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