ニューモデル

【ホンダ 新型グロム 徹底解説】5速ミッションの新エンジンを搭載し、3月25日に38万5000円で発売

グロム ホンダ

ホンダ グロムが初のフルモデルチェンジ

今や貴重な125ccマニュアルトランスミッション車のホンダ グロムがフルモデルチェンジ。新開発のエンジンを搭載しシリーズ2代目に。価格は38万5000円で、3月25日に発売となります。

では、パワーアップ&デザイン刷新を行った新型グロムの「進化ポイント」について、先にヨーロッパで発表されている「MSX125 GROM」(MSXはMini Street X-tremeの意)の内容も交えながら解説していきます!

【画像21点】新型グロムを初代や海外仕様と比較しつつ写真で解説!

新型グロムのデザイン:カスタマイズも想定した独特な外装パネル

初代グロム

2013年5月に発売された初代グロム。

初代グロム後期型(2016年マイナーチェンジ後)

二度目のマイナーチェンジで大幅にデザインを変更した初代グロム(後期モデル)。2016年6月発売。

全体のシルエットは従来型(2016年マイナーチェンジ後)が角張った要素を多く持っていたのに対し新型グロムは丸みを帯びた印象で、初登場時に原点回帰したような印象を受けます。

ヘッドライトユニットは8角形状のデザインとなったほか、LEDを採用。
スタイリング全体では「塊感」がより追求されたほか、タンクカバーやサイドカバーはカスタマイズを想定して簡単に脱着できる構造に。また、それらカバー類を固定するボルトもデザインの一部として取り入れています。

ということは……純正オプションとして、さまざまな「外装キット」が発売されそうな予感も(ヨーロッパ仕様や、アメリカ仕様にはかなりポップなカラーリングも設定されていますし)。

日本仕様の車体色はイエローをアクセントとした「フォースシルバーメタリック」と、落ち着いた印象の「マットガンパウダーブラックメタリック」の2色がラインアップされます。

LEDを採用した新デザインのヘッドライト。
タンクカバーやサイドカバーは脱着が容易な構造。取り付けボルトもデザインとして生かされている。

日本仕様のグロムはシルバーとブラックの2色

グロム(フォースシルバーメタリック)
グロム(フォースシルバーメタリック)
グロム(マットガンパウダーブラックメタリック)
グロム(マットガンパウダーブラックメタリック)

ヨーロッパ仕様「MSX125 GROM」にはレッドもある

ヨーロッパ仕様MSX125 GROM

アメリカ仕様GROMにはトリコロール、ブルー、イエローもある

アメリカ仕様のGROM
アメリカ仕様のGROM
アメリカ仕様のGROM

新型グロムのエンジン:ロングストローク化&5速ミッション搭載

エンジンは新開発の123cc空冷OHC2バルブ単気筒で(排気量としては従来型より1ccダウン)、ボア・ストロークや圧縮比も従来型から一変。ヨーロッパ仕様「MSX125 GROM」は最新の排出ガス規制「ユーロ5」に適応しています。

ボア・ストロークは従来型が52.4mm×57.9mmとスクエアに近い数値だったのが、新型では50.0mm×63.1mmというロングストローク型に。
最高出力は従来型:9.8馬力→新型:10馬力へとわずかながらアップしたうえで、燃費もWMTCモード(クラス1・1名乗車時)で従来型:67.1km/L→新型:68.5km/Lへと向上しています。

新型グロムのエンジン。排気量123ccで、最高出力10ps/7250rpm、最大トルク1.1kgm/5500rpmの性能を発揮。
5速ミッションを採用した新エンジン。また、ボア・ストロークは50.0mm×63.1mmとロングストローク型になった。

新型グロムの車体構成:ABSを標準装備、燃料タンクを増量

ヨーロッパ仕様「MSX125 GROM」の資料によれば、スチール製バックボーンフレームは従来型から受け継いだものとのことで、12インチの前後ホイール、インナーチューブ径31mmの倒立フォークといった足まわりの構成も従来型にならいます。
ただし、同じくヨーロッパ仕様「MSX125 GROM」の資料によれば、フロントフォークのセッティングは変更され、ストローク全体で減衰力が向上しているとのことです。

装備面の改良も図られています。前輪にABSを備えたほか、燃料タンク容量が従来型5.7L→新型6.0Lと拡大しているのですが、一方、車重はマイナス2kgの102kgと軽量化も行われています。

そのほか機能面では、メーターにギヤポジションが表示されるようになったほか、REVインジケーターも追加されました。

フロントブレーキにはABSを標準装備。フロントタイヤのサイズは従来型同様、120/70-12。
リヤタイヤのサイズも従来型同様で130/70-12。
液晶メーターはギヤポジション表示とシフトインジケーター機能を追加。

新型グロムの足着き&ライディングポジション

身長170cm、体重59kgのライダー(モーサイ編集部・上野)がまたがったときの様子。シート高は761mmで、両足とも足の裏が全面接地。
ハンドル幅が比較的開き気味なのと、ハンドルまで十分な距離があるため、窮屈な感覚のないライディングポジションでした。

ホンダ グロム主要諸元

[エンジン・性能]
種類:空冷4サイクル単気筒OHC2バルブ ボア・ストローク:50.0mm×63.1mm 総排気量:123cc 最高出力:7.4kW<10ps>/7250rpm 最大トルク:11Nm<1.1kgm>/5500rpm 変速機:5段リターン
[寸法・重量]
全長:1760 全幅:720 全高:1015 ホイールベース:1200 シート高761(各mm) タイヤサイズ:F120/70-12 R130/70-12 車両重量:102kg 燃料タンク容量:6.0L
[車体色]
フォースシルバーメタリック、マットガンパウダーブラックメタリック
[価格]
38万5000円

グロムの仮想ライバルは……カワサキ Z125 Pro一択?

カワサキ Z125PRO(35万2000円)。

正直、現在新車で買える日本メーカーの125ccマニュアル車となると選択肢は限られています。
新型グロム同様「30万円台で買える」を条件とした場合、ライバルはカワサキのZ125 PRO(35万2000円)一択。

エンジンは2車ともOHC2バルブの空冷単気筒ですが、パワーは新型グロムが10馬力、Z125 PROが9.7馬力でほぼ互角。
装備面で言うと、倒立フォーク&前後ディスクブレーキを備える点も新型グロム・Z125 PROの2車とも共通なんですが、それぞれにビミョーな差が。

しかし、決定的な差は「ABS標準装備&5速ミッション」ではないでしょうか。価格差約3万円なのを考えても、最新モデルだけあって、新型グロムに分がありそうです。

まとめ●モーサイ編集部・上野 写真●ホンダ/岡 拓/カワサキ

CONTACT

ホンダお客様相談センター:TEL0120-086819

https://www.honda.co.jp/GROM/

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