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アライ X-SNCで実走! 強さと軽さの二刀流、長距離旅にも最適だ【新ヘルメットテスト】

「ライダーの命を守る」を理念とするアライから、新たなストリート向けフルフェイスヘルメットが登場。強靭で軽量な帽体と、優れた通気性を備えた新型を、実走シーンで試した。

Arai HELMET X-SNC
規格:スネル・JIS
帽体:PB-SNC2(ペリフェラリー・ベルテッド・ストラクチュラル・ネット・コンポジット・スクエア)
サイズ:54、55-56、57-58、59-60、61-62
ソリッドカラー:6万9300円
グラフィックモデル:7万9200円

一体感と軽さが長距離旅に効く

アライの新型「X-SNC 」を一般道とサーキットでテストした。かぶった瞬間に実感するのは驚異的な軽さだ。注目のシェルは、フラッグシップモデルのRX-7Xと同じ構造。ライダーの命を守る高剛性と凹凸のない卵型の形状を維持しつつ、大幅な軽量化を実現している。その軽さと優れたフィット感とが相まって、まるで自分の頭と一体化したかのような装着感が生み出されていた。重心位置が非常に良いため、頭を振っても余計な力が不要で安定感が高い。この軽さとバランスの良さは首への負担を減らし、300㎞ほどの長距離ツーリングでも疲れにくさを実感できた。

一般道を下道から高速道路まで走らせたが、際立っていたのが通気性の高さだ。開閉式のトップダクトはXシリーズ史上最高の吸気効率で、一般道を走る速度でもヘルメット内に空気が十分に流れ込んでくる。これは気持ちいい!

完全新設計のフルシステム内装は、今までできなかった後頭部の調整も可能になった。プロによるフィッティングを受ければ、フィット感がさらに向上する。また、イヤーパッドはインカムのスピーカーを収められる形状になった。耳に圧迫感がなく快適だ。

サーキットに舞台を移すと、その軽さが真価を発揮する。S字コーナーでバイクを切り返すようなシーンでも頭部に重さを感じず、ライディングが軽快になる。試乗会に参加したレーシングライダーの水野 涼選手、関口太郎選手からも「とても軽くて快適。実際のレースでも使いたい」と好評だった。ちなみにこのモデルはストリートファイタータイプのライディングポジションで、その機能を最大限に引き出せるという。

優れたエアロダイナミクスと軽量設計によって、長距離走行からスポーツライディングまで幅広くカバーしてくれるX-SNC。もちろん、アライの信念である「ライダーの命を守る性能」もフラッグシップに勝るとも劣らないレベルを与えられている。この異次元の快適性と軽快感を、ぜひ自身の走りで体感してほしい

ソリッドカラーは4色展開

ソリッドカラーは6万9300円。写真はグラスホワイト
ソリッドカラーは6万9300円

グラフィックモデルも用意

Graphic Models 価格:7万9200円

Arai X-SNC 詳細チェック

強度と軽さを両立した新型シェル

アライ最高峰のPB-SNC2シェルには、通常のグラスファイバーに比べて強度が30%も高く、6倍のコストがかかるスーパーファイバーを使用。複数の素材を適材適所で重ね合わせ、特殊な樹脂で成形。軽量、低重心、そして高剛性を高次元で両立した。

新設計ベンチレーションはストリートで抜群の性能を発揮

トップには開口幅を広げ吸気効率を高めたスライド開閉式のACダクトを配置。後部にはスイッチを省き軽量化しつつ、高効率な排気を実現したSDダクトを採用。口元のマウスシャッターはクリック感を高めた。もちろん、転倒時には「かわす性能」を損なわない設計となっている。

衝撃を「かわす性能」のキモは滑らかな卵型のシェル形状だ

衝撃吸収性能の限界を超える現実の衝撃に対し、ヘルメットが壊れることなく滑り続けることで衝撃を逃がす「かわす性能」。強靭なシェルと丸く滑らかなフォルムの追求によってこれを実現している。

新設計の内装が生み出す優れたフィット感と快適性

防臭機能素材のエコピュアー生地の内装は完全着脱式。厚みの微調整が可能で、さらなるフィット感を追求。汚れやすいネックパッドは着脱式。インカム用スピーカーホールの存在は非常にありがたい。

文:太田力也 写真:山内潤也

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