房総のリゾートでリラックス
旅のバイクではるばると〜♪やってきた御宿町(それでも午後イチには到着したが)。ここにはレッドバロンが経営する「カイザーベルク御宿・月の沙漠」があり、気持ちいいひとときを過ごせる。有料サービスにはバーベキューのほか、屋上プール、海水浴利用(更衣室・シャワー)、個室利用、魚釣り用具レンタルがあり、これからの季節にぴったりのアウトドアレジャーを楽しめる日帰りリゾート施設だ。
屋根付きの駐車場にバイクを止めたら受付へ。案内された個室は太平洋が眼前に広がるオーシャンビューで、リゾート気分が一気に高まる!
ライディングジャケットを脱いでアロハに着替え、ベランダに出れば潮風が心地よく、都心から2時間足らずで来られる土地とは思えないほどの非日常感に、気持ちがすうっとリラックスしていく。
そうしてライディングの緊張が解ければ腹が減る。ビーチサイドにある専用テラスでバーベキューだ!
牛カルビ、豚バラ、鶏モモ、ウインナーを熱々の鉄板に乗せていけば、香ばしいニオイがたちこめる。待ちきれなくなった小川の手がサッと伸びてカルビや鶏モモをパクリ。
「コラッ、肉ばっかり食べてないで野菜も……あっ、それ俺の肉!」と生田がたしなめる横から石井も「ウマイウマイ」と肉をバクバクと食べ尽くしていく。しかし大丈夫、バーベキューの食材には焼きそばまでセットされているからボリューミーで、肉にあまりありつけなかった生田もしっかり満腹。ごちそうさま!
まだまだ日は高い。腹ごなしと夕飯をゲットするべく魚釣り道具をレンタルして近くの御宿漁港へ向かう3人。防波堤に着くと、小川はじゅうたん爆撃のごとくサビキの練り餌を投下! 魚の影はちらちらと見えるものの一向に釣れず。すると石井が「見えてる魚は釣れないんですよ。魚もあなたを見てるから」と格言めいたセリフで不敵に笑うと、なんと彼の竿がググっとしなった。「ほ~ら、無欲の勝利です」と彼が釣り上げたのは小さなフグ。この防波堤ではアジなども釣れるらしいが……その後も3人で糸を垂らすも釣果ナシ。残念ながら晩酌の肴はゲットできなかったものの、少年時代の夏休みのような時間の流れに、生田も「いや~、久びさに楽しかった。また来よう!」とご機嫌だ。
この御宿・月の沙漠のほか、全国に6か所あるライダーズリゾート・カイザーベルクは、レッドバロン会員またはロイヤルクラブ会員ならいつでも利用でき(バーベキュー・個室利用は要予約)、非会員でも会員が1人でも同伴していたらビジターとして利用ができる。この夏はぜひとも活用しよう!
(まとめ●山下 剛 photo●小峰秀世)