2月5日(火)から17日(日)までの期間、神戸海洋博物館 大ホールで開催中の企画展示展「カワサキモーターサイクルフェア2019 RE:WIND」。
昭和と平成というふたつの時代に生まれたカワサキのモーターサイクルのなかから「歴史」と「血統」に注目して厳選された20台が、当時の世相や時代を反映した資料と共に展示されるという催しだ。
いったいどのような展示なのか、実際に現地を訪れてみた。
カワサキ製二輪車の歴史と血統
神戸ポートタワーの至近にある神戸海洋博物館。その大ホールにて行われた「カワサキモーターサイクルフェア RE:WIND」。さっそく展示エリアに足を踏み入れてみると、まずカワサキ W1とW800が対となっている展示が目に飛び込んでくる。
じつはこの展示には仕掛けがあって、中央のディスプレイを操作することでW1並びにW800のアイドリング音やエキゾーストノート、走行音などが視聴できるようになっている。
メインステージを背に展示エリアを見渡せば、時代を彩ったカワサキのモータサイクルが年代ごとに展示されている。
右からメグロK2、メグロSG、コマンダーといった、カワサキ製モーターサイクル黎明期のマシンが並ぶ。壁面には当時のカタログや広告、映像資料が流れるディスプレイが展示されており、実車がリリースされていたころの世相を感じることができる。
70年代を代表するカワサキ車であるマッハ、Z1、W3ももちろん展示。この3台については、もはや解説の必要すらないだろう。
そして時代は80年代へ。「Ninja」のペットネームで一世を風靡したGPZ900Rと、過給器を搭載した750ターボは、それぞれが当時の世相をよく表したモデルであると言えよう。
90年代車のバリオス、エストレア、W650を経て……時代は2000年代のH2、W800、Z900RSへと続いていく。
こうして見ると、昭和と平成というふたつの時代を通してカワサキのモーターサイクルに連綿と受け継がれてきた、熱き血脈が見て取れるようではないか。
残念ながら明日17日で終了となるが、展示車両を通してカワサキの思いを感じることができる素晴らしい企画展示なので、お時間のある方はぜひ神戸海洋博物館に足を運んで欲しい。
なお、明日はオートバイコラムニストとして活躍中のちぱるさんとカワサキ開発者とのトークイベントが行われる。
開催は第1回目が11時〜、第2回目が14時〜となっている。
トークイベント終了後にちぱるさんのサイン会も行われるので、ファンの人は見逃せないぞ。
なおサイン会参加希望の場合は、サイン用の色紙、グッズなどを持参のこと(ひとり1点まで)。
CONTACT
問い合わせ先 | カワサキワールド |
---|---|
住所 | 〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2番2号(神戸海洋博物館内) |
電話番号 | TEL:078-327-5401 FAX:078-327-5402 |
URL | www.khi.co.jp/kawasakiworld |