最高気温35℃を超える日の7月24日、地下鉄六本木駅直結の東京ミッドタウン、キャノピースクエアにおいて、「YAMAHA SUZUKA 8HOURS SPECIAL EXHIBITION 【R1evolution】」と題されたファンミーティングが開催された。会場は歴代優勝マシン、今年の参戦マシンの展示を始め、お昼からは4連覇を目指すYAMAHA FACTORY RACING TEAM の中須賀克行を筆頭に参戦ライダーが登壇してトークショーを行った。
8耐合同テストでもトップタイムを叩き出し、今年の全日本ロードレース選手権JSB1000クラスで7レースに勝利し、総合ランキング1位の中須賀克行選手は、「(テストを終え)ここまでの手応えは十分、昨年からバイクも変わっていないし、(3人とも)ライディングポジションも慣れてますから、昨年からパワーアップして2人が帰ってきたので、それも心強いなと(笑)。自分自身も2人が走りやすいようにセッティングを詰めていったのがテストでの好結果につながったかなと。(本番は)チャレンジャーとして向かっていく、準備をしっかり進めて望みたい 」と豊富を語った。
初代YZF−R1が登場したのは1998年。今年はデビュー20周年の記念イヤーということで、参戦マシンは初代R1の社名ロゴがカウルに記され、初代をイメージした赤白のカラーリングをまとっている。マシンは基本的に昨年の優勝マシンの熟成版といえるものだが、レギュレーションの変更でフロントタイヤが16.5インチから17インチに変更されている。また給油系も変更が加えられているそうだが、詳細は現場で確かめてみてほしいとのことだ。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMの布陣は、昨年と同様の中須賀克行、アレックス・ローズ、マイケルファン・デル・マークの三選手。昨年は2位に1周近くの差をつけて216ラップで優勝。ヤマハ通算7勝目、2015年、2016年に続いて3連覇を果たした。吉川和多留チーム監督によると、今年はもしかすると勝利周回数の新記録が出るかもしれない、とのこと。
イベントは過去3年のウイニングマシンが展示され、またがっての記念撮影、VR体験なども用意された。東京ミッドタウンの一角で行われたイベントということで、バイクに興味がない人も、ふと足を止めスマートフォンで撮影していくのが見られたのが印象的だった。
鈴鹿8耐は7月26日から29日まで、鈴鹿サーキットにて開催!
真夏の祭典を見逃すな!!