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イラストレーターLAM初個展『目と雷』開催! コミックアートとバイクで表現された“集大成であり、再スタート”

『目と雷』

描き下ろした作品の中で、一番時間がかかったという、メインビジュアルの『目と雷』。
これまでの集大成ということで、自身をここまで育ててくれた“正面バストアップ”という構図こそ決まっていたものの、具体的なイメージやコンセプトをどう体現させるかが中々決まらなったそう。
「いくつラフ案を出してしっくり来るものが全然なかったんです。ただ、今回個展のBGM用にPSYQUI(サイキ)さんにテーマ楽曲『Eyes on me』作って頂いたのですが、それを聞いた瞬間にインスピレーションが湧いてきました。それから曲を、何千回とリピートしながら衝動を詰め込んで一気に描きあげました」(LAMさん)

メインビジュアルの『目と雷』。ぐにゃぐにゃと曲がった瞳、大きく開いた表情に目を奪われるのだが、ビビットな髪色や、緻密に描き込まれた角の紋様、“目”と“雷”がモチーフの髪飾りなど、随所にこだわりが見える。
まさにLAMさんの「集大成」。

「怒っているのか、喜んでいるのか、何も考えていないのかわからない、強いけど違和感のある、ストレートだけどよくわからない、曖昧な絵にしようと思いました。瞳も感電したイメージでぐにゃぐにゃさせて、人ならざる者のイメージも盛り込んで、見る人によって感じ方の違う絵にしたかったんです。というのも、以前望月けいさんが個展を開催されたときのメインビジュアルが抜群によくて。口元が隠れていて、“表情が読み取れないことが読み取れる”というか、相手に委ねる感じがすごく面白かったので、僕もそういう要素を残したいと思ったんです」(LAMさん)

2019年4月19日~5月15日まで開催されていた、望月けいさんの個展『愛の形としてくれ』のメインビジュアル。
画像提供:望月けい(@key_999

『雷神』

長年LAMさんと一緒に活動してきたカトウさんが「本当にLAMらしい要素が詰まっている」と語る『雷神』。メインビジュアルである雷神の女の子の全身立ち絵。「和風とモダンなテイストが僕の今の持ち味」と語るLAMさんのフェチが詰まった作品でもある。

会場右側に展示されるのはメインビジュアルにもなった雷神の全身立ち絵。鼓太鼓やまわしの飾りなど、随所に“雷”のモチーフが見受けられる

「僕もカトウもそうなんですが、こういう造形が好きで、掛け軸みたいな展示をしたいとも思ったので、そのイメージで日本画的な構図感や要素を取り入れてみました。またいつもそうなのですが、キャラクターデザインをする際は“いつかはフィギュア化したい!”という思いがあるので、『フィギュア化したくないですか?』って想いとともに自分の好きな要素を詰め込んだ感じです」(LAMさん)

『XXX』

「昨日よりうまく描こう」というマイルールのもと、自らに何かしらの課題を課しながら作品作りに取り組んでいるLAMさん。この作品でこだわったのは“舌”だという。

“蠱惑的で耽美な横顔”を目指した描き下ろしイラストの『XXX』。作品タイトルは好きなアーティストの曲名から引用したとのこと。

「とにかく“横から見た舌”を描きたいと思ったんです。それからセクシーでフェチを感じるような耽美たんびな絵がメインに1枚あっても面白かな? と考えて制作しました。蝶を誘う蜘蛛女のイメージで、ただ強い、ただ美しいではなく、“違和感のような引っ掛かりを美しく描けないか”ということも意識しています。また大学の卒業制作でもこれに近い絵を描いていたので、原点回帰に近い作品でもあります」(LAMさん)

『雷電×雷子』

会場入り口に展示されていた「雷電」にまたがる、雷雷公社のイメージキャラクター「雷子らいこ」のイラスト。雷電を見た瞬間に“これは描きたい”という衝動に駆られ、「雷電にまたがるなら雷子しかいない!」とイメージもすぐに固まり、4時間ほどで一気に描きあげたそう。また同作は、LAMさんにとって“初めての試み”になったのだとか。

会場中央『雷電』の上に飾られている『雷電×雷子』。くゆらせているのはLAM氏が趣味で持たせたブラックデビル。
LAM氏が一番欲しいと思ったのがこのイラストのタペストリーとのこと。

「今までは僕のクリエイティブにカトウが寄り添う、というスタイルで活動していました。ただこのイラストは、カトウのバイクありきで生まれた絵。それこそカトウのクリエイティブに僕が介入する。今までとは逆の、初めての試みになったのがすごく面白かったんです」(LAMさん)

雷雷公社のイメージキャラクターの雷子。彼女の着ているパーカーは会場でも販売されている。


今回の個展は“集大成であり、新たなスタート”と位置づけているLAMさん。今後の展望については
「僕自身もフリーになってから2年程で、雷雷公社も法人化して間もない。僕もカトウもまだまだ新米なので、月並みですがいろんなことに挑戦しながら、ファンのみなさんをワクワクさせたり、業界をびっくりさせる、そんなクリエイティブができるようになりたいです」
と語ってくた。1ファンとしても今後の更なる活躍に期待したいところ。

会場に入って左手にあるB1サイズのキャンバスアート。いずれもWEB抽選で販売される(※申込は終了している)。

ちなみに冒頭でも触れたとおり、個展『目と雷』は渋谷区にあるpixiv WAEN GALLERYにて4月10日まで開催される(4日(土)と5日(日)は休館)。開館時間は正午〜午後7時で入場無料(ただし、状況によっては閉場が早まることや、整理券対応の場合もあり)。会場では当記事で触れた以外にも多くの作品が展示され、グッズも多数販売ているので、気になる人はぜひ足を運んで欲しい。

雷電の後ろの机にはB4サイズのキャンバスアート(※受注生産品)、図録、アパレルなど、幅広いジャンルのグッズが販売される。

が、昨今世間を騒がせる新型コロナウイルスの問題もある。来場の際には手指の消毒やマスクの着用、咳エチケットの徹底をくれぐれもお願いしたい。

文●高垣亮輔 写真●長谷川拓司、編集部 取材協力●LAM(@ramdayo1122)、雷雷公社カトウ(@kato_R2PC)、pixiv WAEN GALLERY(@pixivwaen

CONTACT

問い合わせ先pixiv WAEN GALLERY
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-46-1
URLhttps://pixiv-waengallery.com

https://mc-web.jp/topics/25209/

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