■タイトル写真:2026年で販売終了となる空冷サンダーストローク116エンジン搭載のスプリングフィールド
空冷のツーリング&バガーファミリーは2026年が最終モデル
2026年7月10日、ポラリスジャパンは、インディアンモーターサイクルのラインアップのうち、純空冷エンジン「Thunderstroke 116(サンダーストローク116)」を搭載するツーリングおよびバガーファミリーの販売を、2026年モデルで終了すると発表した。排出ガスや騒音といった世界的な環境規制の強化に伴う、次世代モデルへの移行が理由である。

サンダーストローク116は、116キュービックインチ(1890cc)の大排気量を誇る空冷Vツインエンジンで、ブランドの黄金期である1940年代のサイドバルブエンジンをモチーフとした美しいプッシュロッドデザインと冷却フィンを備え、現代の技術である独自のトリプルカム機構や気筒休止機能、ライドモードなどを融合させたパワーユニットだ。

始動時の躍動感やアイドリング時の力強い鼓動、スロットルを開けた瞬間に湧き上がる圧倒的なトルクなど、数値上の性能だけでは語れない空冷大排気量ならではのフィーリングを持つパワーユニットだが、高い環境性能が求められる現代において、空冷ツーリング・バガーファミリーはその歴史的役目を終えることとなった。


空冷エンジンのロードマスター、スプリングフィールドシリーズの新車購入は「最後のチャンス」
今回販売終了の対象となるのは、空冷ヘビーウエイトモデルの「Roadmaster(ロードマスター)」および「Springfield(スプリングフィールド)」だ。なお「Chieftain(チーフテン)」については日本市場ではすでに2024年モデルで販売を終了している。これらのモデルはアルミ製フレームを採用し、快適なロングツーリング性能とクラシックなスタイリングで多くのライダーに愛されてきた。
2026年モデルは、伝統的な空冷ヘビーウエイトを新車で購入できる最後の機会となるが、一部のモデルやカラーはすでに完売しており、正規ディーラーの店頭在庫を含めても供給可能な台数は残り少なくなっている。インディアンMCの純粋な空冷ツーリング・バガー系モデルに興味を持つライダーは、早急に正規ディーラーへ足を運んでみよう。



ただし、同じサンダーストローク116エンジンを搭載する「Chief(チーフ)」ファミリーについては、今後も販売を継続する。チーフはブランドを象徴するモデルとして、クラシックなスタイリングと空冷Vツインの魅力を引き続き現代に伝えていく役割を担うことになる。
次世代水冷エンジン「PowerPlus」へのバトンタッチ
空冷ヘビーウエイトモデルが姿を消す一方で、インディアンモーターサイクルの重量級カテゴリーは、次世代の1834cc水冷Vツインエンジン「PowerPlus(パワープラス)112」を中心としたラインアップへと移行する。パワープラスは、アメリカの最高峰バガーレース「King Of The Baggers」で培われた実戦技術を投入して開発された最新世代のユニットだ。

高回転域まで鋭く伸びる出力特性、圧倒的な加速力、優れた耐久性を持ち、将来的な環境規制にも対応できる高いポテンシャルを秘めているが、これらのエンジンは、すでに市販モデルであるChallengerやPursuit、Roadmaster PowerPlus、Chieftain PowerPlusなどに搭載されている。
まとめ●モーサイ編集部 写真●インディアンモーターサイクル
インディアンモーターサイクル(ポラリスジャパン)
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