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新型GSX-S1000の気に入った部分、気になった部分
ここが気に入った!
GSX-R1000 K5エンジンらしいトルクとパワーのバランス具合に磨きがかかった。
必要十分な電子制御を新たに採用し、特に、ライディングモードを選べることでマシンのキャラクターに幅が出た。クイックシフターの装備も歓迎すべき点。
アグレッシブ過ぎないキャラクターがマシン操作に気後れさせず、あらゆるシーンでマシン操作を楽しめる。
ここは気なる……
ところどころに安っぽさが見えてしまうのは、他社製同クラスのマシンに比べ、求めやすい金額を考えれば致し方なしか。
半面、カスタムできるパートがたくさんあるという楽しみなマシンでもあるので、メーカー純正、アフターマーケット製含め、多くのカスタムパーツの登場を期待したい。
昨今の最新マシンの中では、メーターの機能がちょっと寂しいか。
新型GSX-S1000の足着き・ライディングポジション
アップハンドルを採用しつつも、意外や前傾が強くなりがちなストリートファイター系モデルも多い中で、軽めの前傾となるリラックスしたライディングポジション。
従来モデル比で20mmハンドル位置が手前になった恩恵は大きい。
スズキ GSX-S1000主要諸元
[エンジン・性能]
種類:水冷4サイクル並列4気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク:73.4mm×59.0mm 総排気量:998cc 最高出力:110kW<150ps>/1万1000rpm 最大トルク:105Nm<10.7kgm>/9250rpm 変速機:6段リターン
[寸法・重量]
全長:2115 全幅:810 全高:1080 ホイールベース:1460 シート高:810(各mm) タイヤサイズ:F120/70ZR17 R190/50ZR17 車両重量:214kg 燃料タンク容量:19L
[車体色]
トリトンブルーメタリック、グラスメットメカニカルグレー、グラススパークルブラック
[価格 ]
143万円
試乗レポート●鈴木大五郎 写真●柴田直行/スズキ 編集●上野茂岐
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