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【電撃公開】ビモータKB399実車チェック!ヨンヒャクで146万6300円は高い? 安い? 【大阪モーターサイクルショー2026】

2026年3月20日(祝)~22日(日)にインテックス大阪で開催されている第42回大阪モーターサイクルショー2026の会場から、気になる情報を速攻レポート。イタリアが生んだあの名門・bimota(ビモータ)は、400㏄クラスの最新モデルを電撃公開。ベースとなっているのは、メーカーの再生を支援してきたカワサキのアレ。でもって、ビモータだけど手が届きそうな価格!!

Ninja ZX-4RRをベースとする4気筒ヨンヒャク

bimota KB399(146万6300円)

ビモータは、大阪モーターサイクルショー2026が開催されるタイミングに合わせて、ニューモデルとなるKB399および上級仕様のKB399 ESを正式発表。ショー会場では実車が世界初公開!

開発の土台となっているのは、カワサキのNinja ZX-4RR。カワサキは2019年からビモータの再生を支援している。Ninja ZX-4RRは高張力鋼製トレリスフレームに、399cc水冷並列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツ。ZX-4RシリーズのうちRRは、ショーワ製のBFRC liteリヤショックを装備するのが特徴で、KB399にもそれが受け継がれている。

燃料タンクやシートカウル、テールランプなどもZX-4Rと同じだが、ベースモデルと大きく異なるのはフロントまわり。まず、スーパーバイク世界選手権に参戦するKB998 Riminiにインスパイアされた、レーシーなスタイリングが与えられている。左右分割デザインのLEDヘッドライトは、先代ZX-10Rと同じユニットと予想。スクリーンはプーチ社製で、上端付近が反り返った形状を特徴とする。

倒立フロントフォークはZX-4RRと同じくSFF-BPだが、インナーチューブ径が41mmで、プリロードだけでなく伸圧減衰力も調整できる専用品(ZX-4Rは径37mmでプリロード調整のみ)。これに、400ccクラスとしてはハイグレードな、ブレンボ製のスタイルマモノブロックブレーキキャリパーを装着する。アルミ削り出しのトリプルクランプとステアリングステムキャップも装備。メーターユニットはZX-4RRと同じだが、コックピットはかなり華やかな印象だ。

さらに、高回転域の性能を引き出す、専用開発のアクラポヴィッチ社製スリップオンマフラーも装備。ボディはチタン素材で、エンドキャップとヒートガードにはカーボン素材が使われる。

bimota KB399(146万6300円)
bimota KB399。アルミ削り出しのトリプルクランプとステアリングステムキャップも装備
bimota KB399。専用開発のアクラポヴィッチ社製スリップオンマフラー。
倒立フロントフォークはZX-4RRと同じくSFF-BPだが、インナーチューブ径が41mm
ショーワ製のBFRC liteリヤショックはZX-4RRから引き継ぐ
スクリーンはプーチ社製で、上端付近が反り返った形状が特徴
フェアリングはKB399オリジナルデザイン。ウイングレット状のパーツが付く
KB399

さらにハイグレードなES仕様もラインアップ

KB399には、ES仕様も用意される。ESは「Edizione Speciale(エディツィオーネ・スペチアーレ)」の頭文字で、つまりスペシャル・エディションに相当する。

こちらのモデルは、ドライカーボンファイバー製のアッパーカウルとサイドカウル(エアベント付き)とロアカウル、アルミ削り出しのクリップオンハンドル、アルミ削り出しで2ポジションに切り替えられるステップ、先端位置を調整可能なアルミ削り出しのシフトペダルとブレーキペダルを装備。さらに、リヤモノショックはオーリンズ社製のSTX46タイプに換装されている。

意外と控えめな構成のKB399に対し、KB399 ESは、これぞビモータといったゴージャスな内容。ただし装備の違いは、後述する日本での販売価格に大きなギャップを生んでいる。

KB399ESのカウルはカーボン
リヤモノショックはオーリンズ社製のSTX46タイプに換装

足着き良好、ライポジもキツくない!

今回、スタンダードバージョンのKB399にまたがる機会を得た。気になる足着き性は悪くなく、身長167cm/体重68kgでも両足の母趾球までしっかり接地。ライダー側シートの前方がかなり絞られていることが効いている。

シートに対するハンドル位置は低すぎず遠すぎないので、多少の前傾姿勢にはなるが、ツーリングに対する絶望感は皆無。ZX-4R由来の燃料タンクは、後端側の高さがかなり抑えられており、腹が出たオッサンが乗っても前傾姿勢を妨げない。さらに、燃料タンクの前後長が抑えられているため、コンパクトなバイクという印象を与える。

サーキットを想定したハングオフの姿勢もピタッと決まる。スポーツライディングなら、もう少しだけ後ろにステップがあってもいいと思うが、これは体格や好みによっても意見が分かれるだろう。

身長167cm/体重68kgでも両足の母趾球までしっかり接地。

ある意味で破格。でもやっぱりESは……

こだわりが満載された特別なバイクメーカーであるビモータは、高価なことでも知られる。大阪モーターサイクルショーの事前撮影会場では、「これ、ゴヒャクマンくらいするの?」なんて声が普通に聞かれた。

ところが、日本でビモータの販売を手がけるカワサキモータースジャパンが発表したKB399の価格は146万6300円だった。もちろん、400㏄クラスのバイクとしてはかなり高価だが、ベースモデルのZX-4RRが121万円であることを考えると、装備を考えたら納得できるプライスだ。既存パーツを上手に使い、タイ王国生産とすることなどでコストを削減。これによりビモータのエントリーモデルとしての役割を果たす存在がKB399なのだ。

ただし、これがKB399 ESになるとお値段245万3000円也。それでもビモータとしてはリーズナブルだが、やっぱりドライカーボン外装とビレットパーツとオーリンズは高い!

両仕様とも、発売予定時期は2027年春頃。頑張れば手が届きそうなビモータが公道デビューする日は、もうちょい先になる。

文と写真:田宮 徹

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