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2026年3月20日(祝)~22日(日)にインテックス大阪で開催されている第42回大阪モーターサイクルショー2026の会場から、気になる情報を速攻レポート。ヤマハ発動機ブースの注目が、東南アジアでは以前から販売されているXSR155。動力性能に余裕があり、高速道路も走れるXSR155を、ぜひ各地のモーターサイクルショー会場でチェックしよう!
大阪モーターサイクルショー 3月20日〜22日 インテックス大阪
東京モーターサイクルショー 3月27日〜29日 東京ビッグサイト
名古屋モーターサイクルショー 4月10日〜12日 Aichi Sky Expo
同じプラットフォームのフルカウルは日本デビュー済み

大阪モーターサイクルショー2026のヤマハブースで、来場者を迎えるように飾られたのはXSR125のカスタム仕様……かと思いきや、国内未発売のXSR155。ヤマハのモーターサイクルショー特別サイトでは、「2026年夏以降発売予定」とアナウンスされている。
いわゆるスポーツヘリテージ系となるXSR125は、2019年8月にタイ王国で発表された。スチール製デルタボックスフレームや可変バルブタイミング機構付きの水冷単気筒エンジンをはじめとするプラットフォームは、フルカウルスポーツのYZF-R15やストリートファイターのMT-15と共通。さらに、YZF-R125やMT-125やXSR125とも基本設計が同じで、エンジンのシリンダーボアを専用値にすることで、155cc仕様または124cc仕様としている。
155ccシリーズのうちYZF-R15は、2023年10月から日本でも販売中。しかし現在の日本市場では、フルカウルスポーツよりもネオクラシック系のほうがウケる傾向にあり、このような事情も考えると、XSR155の日本デビューは当然の流れとして理解できる。




USインターカラーにXSR125ユーザーも熱視線!

じつは大阪モーターサイクルショーでは、フルノーマルのXSR155は1台も飾られず、2台ともワイズギアが手がける純正アクセサリーパーツが装着されていた。1台ずつ紹介しよう。
まずイエロー×ブラックのストロボグラフィック仕様は、2026年以降に発売を予定している参考出品パーツとして、「USインターカラータンクカバーセット」と「フェンダーレスキット」と「カスタムナンバープレートホルダー」および「XSRロゴプレート」を装着。さらに、XSR125用としてすでに市販されている、カフェレーサーテイストを加えられる「カスタムシート」も装備する。そしてタンクカバーは、察しのいい読者ならピンときただろうが、ほぼ同じ車体となるXSR125にも装着が可能。こちらはかなりの反響を呼びそうだ!
ちなみに、車体はXSR125と同じとはいえ試しにまたがってみたところ、「カスタムシート」のシート高はノーマルと同じ(XSR125の場合は810cm)とのことだが、シートの角がかなり張っているため、足を着こうとしたときに内腿と干渉して真下に下ろせず、身長167cm/体重68kgだと両足のつま先が接地する程度だった。でもこのシート、ルックスはかなりイケている……。「オシャレは我慢」という言葉を思い出した。






ローダウンのアクセサリーパッケージも!

現在、日本で販売されているXSR125には、シート高が約10mm低減する「ロータイプシート」と約20mmダウンする「ローダウンリンク」を装着した、アクセサリーパッケージ仕様のXSR125 Lowも設定されている。
大阪モーターサイクルショーの会場に展示されていたもう1台のXSR155市販予定車は、これと同様のシートとリンクを装備。車名も「XSR155 Low」と表記されており、125と同じ展開になるとみて間違いないだろう。
こちらの車両には、「ビキニカウル」や「アジャスタブルレバー」、「アルミクランクケースカバー」などが装着されていたが、これらはXSR125と共通で、すでに市販されている。
ローダウン仕様は、さすがに足着き性がかなり改善されており、身長167cm/体重68kgでも両足の母趾球までしっかり接地。車体も軽めなので、またがった段階でかなりフレンドリーな印象がある。ちなみに、シートに対するハンドル位置は、遠すぎず近すぎずという感じで、ほんの少し前傾姿勢となるが、ゆったりと乗れるポジションだ。









もしかしたらSR400の代わりにも……
2021年にSR400が生産終了になって以降、ヤマハの125cc超400㏄以下にはネオクラシックあるいはスポーツヘリテージにカテゴライズされるような車種はない。原付二種クラスのXSR125は2023年12月から導入されているが、常用するわけではなくても「必要に迫られたときは高速道路に乗りたい」というユーザーも多く、味わいのある空冷エンジンでもキックのみの始動方式でもないが、XSR155はそのような層にとって新たな選択肢となるはずだ。
ちなみに、SR400の最終モデルは最高出力24馬力。XSR155は、仮にYZF-R15と同じなら最高出力は19馬力となるが(YZF-R125やXSR125は15馬力)、YZF-R125に対するYZF-R15がそうであるように、車重がXSR125と同じなら137kgと軽く(SR400は175kg)、排気量が物を言う最大トルクはかなり違うとはいえ、それなりに回せば動力性能は以前のSR400と遜色ないレベルにある。
任意保険のファミリーバイク特約が使える原付二種は、クルマを所有しているユーザーなら維持費の面でたしかに有利な傾向だが、税金や自賠責保険料や燃費まで含めて考えても、車検がない軽二輪クラスは原付二種との差が小さい。XSR125も発売当初にかなりの人気となったが、さまざまな事情を考えると、XSR155も大ヒットする可能性あり!
文と写真:田宮 徹





































