目次
精悍なデザインをまとい、環境性能対応エンジンは扱いやすさを向上、走破性にも磨きをかけたKLX230/S
2020年に初登場し、手の内で楽しめるエンジン性能と良好な走破性でオフロード走行の楽しさを提供してきたKLX230/KLX230S。環境性能対応での影響で、両モデルともに2023年に国内ではラインアップ落ちしていたが、2025年モデルとして復活。11月27日より国内発売される。
今回のモデルチェンジでは、走行性能と快適性を向上させるために、さまざまな改良が施され、空冷4ストローク単気筒の232ccエンジンは、低回転域でのレスポンスを向上。シャーシはリヤサブフレーム位置を最適化し、最低地上高をキープしつつ、低シート高とシートの快適性をアップ。KLX230Sは、KLX230よりもシート高を下げたローダウン仕様ながら、先代モデルよりも長いホイールトラベル量を確保し、走破性を向上。また、両モデルとも車体重量を軽減し、取り回しのしやすさも向上させている。
そのほか、ライダーの好みに応じて前後の作動をキャンセルできるABSブレーキを搭載。新しくなったスタイリングとともに、スマートフォン接続機能などの新機能も充実させている。様々なライダがオンロードとオフロードを楽しめる快適性、機能性を備えた新たなKLX230とKLX230Sの主な特徴は以下のとおり。
●フューエルインジェクションのセッティングを変更し、低中回転域のパフォーマンスを向上
●キャスター角/トレール量の変更により、ハンドリングの軽快性を向上
●リヤサブフレームの形状や位置を見直すことでシートの肉厚や足つき性を改善
●前後サスペンションのホイールトラベル量を増大(KLX230=前:220→240、後:223→250mm/KLX230S=前158→200、後:168→223mm)
●オフロード専用モデルKLX230Rと同様のアルミスイングアーム
●ブラック仕上げの前後アルミリム
●ABSキャンセルスイッチの装備
●LEDヘッドライトの採用
●Bluetooth通信機能搭載の液晶ディスプレイインストゥルメント
カラーリングはKLX230がライムグリーン1色、KLX230Sはライムグリーンとバトルグレーの2色展開。価格は両モデルとも59万4000円で、11月27日(水)より発売となる。
KLX230/KLX230S主要諸元
※< >内はS
■エンジン 空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ボア・ストローク67.0×66.0mm 排気量232cc 圧縮比9.4 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル
■性能 最高出力13kW(18ps)/8000rpm 最大トルク19Nm(1.9kgm)/6400rpm 燃費34.7km/L(WMTCモード値)
■変速機 6段リターン 変速比1速3.000 2速2.066 3速1.555 4速1.260 5速1.040 6速0.851 一次減速比2.870 二次減速比3.214
■寸法・重量 全長2090<2080> 全幅845 全高1170<1140> 軸距1370<1365> シート高880<845>(各mm) キャスター25.2°<24.6°> トレール101<96>mm タイヤF2.75-21 45P R4.10-18 59P 車両重量133kg
■容量 燃料タンク7.6L エンジンオイル1.3L
■車体色 ライムグリーン<ライムグリーン、バトルグレー>
■価格 59万4000円
■発売日:2024年11月27日(水)
まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●カワサキ、伊藤吉行
カワサキモータースジャパン
https://www.kawasaki-motors.com/