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雑ネタ

キャンプ用バーナーの燃料「OD缶」「CB缶」って何の略?それぞれの特徴は?

バーナー(ストーブ)はキャンプにおける絶対必需アイテムのひとつだ。
湯沸かしや調理に使うほか、いざという時には暖を取ったり明かりを得たりするのにも使える。

バーナーの中にはガソリンやアルコールを燃料として使うものもあるが、今の主流はガスカートリッジを使うガスバーナーだ。
ガスバーナーの燃料として使用するガスカートリッジにも、大きく分けて「OD缶」と「CB缶」の2種類がある。

「OD」は「アウトドア」、「CB」はカセットガスボンベの略

「OD缶」はコロンとした丸みのある背の低い形状のもので、「CB缶」は500mlのペットボトルと同じくらいのサイズで細長い形状をしている。

OD缶のガスカートリッジを燃料とするバーナー。写真はSOTO マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスターSOD-310。価格は8140円。
OD缶のガスカートリッジを燃料とするバーナー。写真はイワタニ・プリムス ウルトラ・スパイダーストーブII。価格は1万4080円。
CB缶のがガスカートリッジを燃料とするバーナー。写真はSOTO レギュレーターストーブ FUSION ST-330。価格は9900円。
CB缶のがガスカートリッジを燃料とするバーナー。写真はイワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー。価格はオープン価格。

丸い「OD缶」はアウトドアユースを目的としたガス缶で、名前の「OD」は「OUTDOOR(アウトドア)」の略だ。
一方で細長い「CB缶」は家庭用のカセットボンベにも使われる汎用品で、名前の「CB」は「CASSETTE GAS BOMBE(カセットガスボンベ)」の略だ。
なお、「BOMBE(ボンベ)」はドイツ語を元にした和製語という説が一般的で、カセットボンベのことを英語では「GAS CARTRIDGE(ガスカートリッジ)」と呼ぶので、海外製バーナーの説明書を読むような場合には注意が必要だ。

火力で選ぶなら「OD缶」、手軽さで選ぶなら「CB缶」

OD缶とCB缶のどちらに対応するガスバーナーを選ぶかというのは悩ましい選択だ。どちらにもそれぞれのメリットとデメリットがある。

OD缶のメリットは対応するガスバーナーに火力の高い機種が多いことや、各アウトドアメーカーから多くの対応モデルが登場しており、大型なものから軽量コンパクトなモデルまで、多種多様な選択肢の中から選べることだ。
デメリットはボンベの価格がCB缶に比べてやや高い(100g/約100円)ことと、日用品ではないので売られている場所が限られており、入手しづらいことだが、最近はAmazonなどのネットショップでも購入できるほか、ホームセンターでも売られているところが多いので入手にそれほど苦労することは少なくなってきている。

対するCB缶のメリットはスーパーやコンビニ、ホームセンターなど、どこでもボンベが入手できるので出先でのガス切れなど、急な場合にも慌てずに済むことと、安価(250g/約100円)なこと。
デメリットはOD缶に比べて耐寒性、火力の面で劣ることと、細長いのでやや携行性が悪いことだ。

また、ガスバーナーの分類は燃料が「OD缶」か「CB缶」かだけではない。
形状上の分類として「分離型」と「一体型」の2種類に分けられる。

左が「一体型」のバーナー、右が「分離型」のバーナー。

「分離型」のメリットは手元で火力調整が容易な点と、熱源と燃料が離れているので、ボンベが加熱されない点。デメリットは熱い状態での移動がやや困難なことと、ホースの接続部に負担がかかりやすく、破損する恐れがあることだ。
「一体型」のメリットは素早く設置できることと、パーツ点数が少なくて丈夫なため破損しにくく、着火状態でもカートリッジ部分を持って移動できる点など。デメリットは、場合によってボンベに熱が入りすぎると爆発する恐れがあること、加熱中は火力調整が少々やりにくいことだ。

「一体型」バーナーの一例

イワタニ プリムス 153ウルトラバーナー。価格は9900円。
コールマン ファイアーストーム。価格は8490円。
EPI QUO STOVE S-1032。価格は6600円。

「分離型」バーナーの一例

ユニフレーム セパレートバーナー US-S。価格は8900円。
EPI APSA-III STOVE。価格は1万2650円。
イワタニ・プリムス エクスプレス・スパイダーストーブⅡ。価格は1万1000円。

レポート&写真●櫻井伸樹/イワタニ・プリムス/SOTO/キャプテンスタッグ/EPIgas/ユニフレーム 編集●モーサイ編集部・中牟田歩実

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