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「壊れにくく、燃費がいい」ことでおなじみのスーパーカブ シリーズ。
最近では小説・アニメ『スーパーカブ』やアニメーション映画『天気の子』にも登場しており、日本人なら知らない人はいないぐらい有名なバイクではないでしょうか?
もともと、燃費がいいスーパーカブですが、燃費を気にせずガソリンを一滴も使わない夢のようなスーパーカブを生み出した人がいたんです。
そのスーパーカブとはターラさん(@taraomi923)が、スーパーカブと自転車を融合させた「G10-48」という乗り物。
TwitterやSNSでは「最高!乗りたい」や「馬力=乗り手次第、燃料タンク容量=無限、走行距離=体力が続く限り」など、多数のコメントが寄せられていました。
当記事では、スーパーカブを自転車にした製作秘話、運転してみた感覚はどうなのかなどターラさんから話を伺いました。
「カッコいい自転車作ってよ」と息子に言われたのがきっかけ
──なぜスーパーカブを自転車にしようと思ったのでしょうか?
何台もバイクを所有していまして「乗らずにしまっておくのはもったいない」という思いがありました。しかし、公道を走るため再び自賠責保険に入ったら維持費がかかるのも……。
そんなとき、小学2年生の息子に「カッコいい自転車作ってよ」と言われたきっかけから、試しにアメリカンな自転車を作ってみたら思いのほか喜んでくれたんです。
そんな姿を見た私は「もっと面白い自転車を作ってやるよ」と言ったあと、前々からアイデアにあったスーパーカブを自転車にする「G 10-48」を製作してみました。
──具体的にどのような方法で「G10-48」が完成したのでしょうか?
まず、乗らなくなった子供用自転車を切断や穴開け、溶接(ほんの少しだけ)をします。
そして、ボルトオンでスーパーカブに取り付けることができました。元のスーパーカブの状態に戻すことも容易ですね。
製作期間はたった1日、費用はゼロ円のエコな乗り物!
──どれくらいの費用と時間をかけて製作されましたか?
製作期間は1日。息子が学校に登校して帰ってくる頃には完成していました。
費用はゼロ円です。不要なものだけで作ったエコな乗り物ですね!
──ちなみに、「G10-48」のウインカーやテールランプ等は点灯するのでしょうか?
一応、すべて点灯しますが、バッテリーが重いので外しています。重さを気にしなければ付けることもできますね。
──「G10-48」という名前はどういった理由から名付けたものでしょうか?
G 10-48
ジ テン シヤ
実にくだらないと思います(笑)。
──かなり走りにくそうな乗り物に見えますが、運転したときの感覚はどのような感じでしょうか?
見ての通りです(笑)。
乗り心地はスーパーカブそのものですので、段差を越えるときも快適です。
ただ、唯一の弱点は漕ぐのがツラいということですかね。なんせギヤ比やらなんやら気にせず不要になったものから製作しちゃったので……。
──「G10-48」を製作しましたが、今後作っていく予定の乗り物などはありますか?
製作する予定のものはありませんが、もし機会があったら、子供も大人もワクワクするような乗り物(おもちゃ)を作っていきたいと考えていますね!
まとめ●モーサイ編集部・小泉元暉 写真●ターラさん