二輪メーカーも災害救助用車両を提案
各二輪車メーカーも災害地の救援活動を想定した車両の開発に力を入れています。
2019年10月1日から4日に東京都江東区の東京ビッグサイトで行われた「危機管理産業展」では、ヤマハのブースに災害救援活動二輪車が2車展示されました。
オフロード車のセロー250をベースとした車両と、フロント2輪が特徴のスクーター・トリシティ125/155をベースとした車両です。

セロー250がベースになったものは、既に災害救援活動二輪車として日本赤十字社などで採用されて活躍しています。次のイラストは、実際の活用シーンをイメージして描かれたものです。


開発が進む3輪スクーター・トリシティ125/155ベースの車両

一方、トリシティ125/155をベース車両としたものはまだ開発段階ですが、大型キャリヤ、サイレン&スピーカー、補助電源&バッテリーなどの防災専用アイテムを備えた仕様。悪路の走行を想定しているのでしょう、タイヤもセミブロックパターンに。
フロント2輪ならではの安定感・走破性を生かし、いち早く現場情報を収集するための移動手段、救援物資の運搬など、災害初動活動に活躍が見込まれます。
「有事の際に、より乗る人を選ばない災害救援活動二輪車を」との思いからスクータータイプの開発に踏み切ったとのことで、次のイラストのような活用が想定されています。


キャリヤは十分な耐荷重があり、使用目的によって装備の交換も可能。
たとえば、ドローンなどの精密機器を運ぶための専用ケースをオプション装備として用意して、迅速に空から被害状況を確認するというような使い方も考えられています。
また給電設備も搭載されていて、ドローンなどの機器の充電に役立てるほか、被災者にとってライフラインとなるスマホなどへの電源供給ベースとしての活用も想定されています。
主にひとり乗りであることから、「バイクは孤独な乗り物」と言われることもあります。しかし、公道を走る以上ライダーも間違いなく社会の一員。
「大規模災害が起きたときに、バイクやライダーにどんなことができるか?」
便利な日常の移動手段、ツーリングやサーキット走行などをする趣味の乗り物としてだけでなく、「災害救助のツール」という可能性にも目を向けてみませんか。
レポート●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●千葉RB/ヤマハ
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