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【2022年最新版】こんなにあった「クルマの免許」で乗れるバイク!ギヤ付きモデルから輸入車まで14選

「クルマの免許」で乗れるのは50cc以下のモデル

クルマの免許しかないけどバイクに乗ってみたい、教習所に通う時間がないという、そこのあなた!「クルマの免許」こと普通自動車免許で乗ることのできるバイクを集めてみました。

普通自動車運転免許の規定では「排気量50cc以下の原動機付自転車」いわゆる「原付」に乗ることが出来ます。原付と言えばスクーターをイメージする人も多いですが、操作する喜びのギヤチェンジもできるモデル、おしゃれなデザインの海外モデルもあり、好みやスタイルで選ぶことが出来ます。

また、最近では電動バイクも増えており、原付免許で運転することができるものもあります。しかし残念ながら、充電ステーションの数などがまだ十分とは言えず、エンジン車に比べると都市部以外での運用が大変だという側面もあります。

そこで当記事では50cc以下のバイクの中から全国に正規販売店があって買いやすく、気軽に乗れるエンジン車に絞ってオススメの14台を紹介します。

ホンダ スーパーカブ50/プロ「世界累計販売台数1億台突破の大定番」

ホンダ スーパーカブ50(パールシャイニングイエロー)
ホンダ スーパーカブプロ(セイシェルナイトブルー)

2017年に世界累計販売台数1億台を突破し2018年に60周年を迎えた日本の名車、いや世界中で活躍している「世界の名車」とも言えるバイクにもクルマの免許で乗れます。
クラッチ操作のない自動遠心クラッチ4速ミッションを搭載し、ギヤチェンジして走れば操る面白さもタップリ。ノンビリ走ってもよし、スポーティに走ってもよし、1台でなんでもマルチにこなせるマシンです。
新聞配達をメイン用途とした大型キャリアとカゴ付きの「スーパーカブプロ」というモデルもあり、個人ユーザーでも購入できるので、荷物満載で旅に出てみたい人にはオススメです。

エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:3.7馬力 全長×全幅×全高:1860×695×1040(各mm) シート高:735mm 車重:96kg 燃料タンク容量:4.3L

価格:23万6500円(スーパーカブプロは25万8500円)

ホンダ クロスカブ50「街にもアウトドアにもフィットする」

ホンダ クロスカブ50(クラシカルホワイト)
ホンダ クロスカブ50(くまモンバージョン)

レッグシールドを省略する一方、ガード付きのヘッドライトを装備するなどスーパーカブにアウトドアのクロスオーバースタイルとしたのがクロスカブ50。スーパーカブ50は17インチタイヤなのに対しクロスカブ50は14インチとなり、小さく可愛らしさがあるのも特徴です。
ホンダの生産拠点が熊本県にあることが縁で誕生した「くまモンバージョン」もあります。

エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:3.7馬力 全長×全幅×全高:1840×720×1050(各mm) シート高:740mm 車重:100kg 燃料タンク容量:4.3L

価格:価格は29万7000円(くまモンバージョンは30万8000円)

ホンダ ジョルノ「丸みを帯びた優しいデザイン」

ホンダ ジョルノ(プコブルー)
ホンダ ジョルノ(くまモンバージョン)

丸みを帯びた優しいデザインとシックなニュアンスカラーの上品スタイルなスクーターです。アイドリングストップシステムが搭載され、シート下トランクは20L容量と使い勝手も非常に良好。クロスカブ50同様、ホンダの生産工場が熊本県にあることから、くまモンとコラボした「くまモンバージョン」というタイプもあります

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.5馬力 全長×全幅×全高:1650×670×1035(各mm) シート高:720mm 車重:81kg 燃料タンク容量:4.5L

価格:20万9000円(くまモンバージョンは21万7800円)

ホンダ タクト/タクト ベーシック「普段使いにちょうどいい」

ホンダ タクト(デジタルシルバーメタリック)
ホンダ タクト ベーシック(パールディープマットグレー)

収納力の充実した優れた普段使いを誇るスクーターです。アイドリングストップ機能も搭載していますが、それを省略して値段を抑えた「タクト ベーシック」もあります。
シート下のトランクスペースはタクトで20リッター、シート高を15mm下げて足つき性を向上させたタクト ベーシックでも19リッターの大容量。大型キャリヤや500mlペットボトルが入るインナーラックにもなど充実。

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.5馬力 全長×全幅×全高:1675×670×1035(各mm) シート高:720mm 車重:79kg 燃料タンク容量:4.5L

価格:19万2500円(タクト ベーシックは17万9300円)

ホンダ ダンク「ガジェットっぽいデザインが魅力」

ホンダ ダンク(マットジーンズブルーメタリック)

質感にこだわったデザインのダンクは、直線基調の外装、カバーレスのハンドル、メカニカルなメーターなど、ボディに埋め込まれたヘッドライトなど個性的なデザインのスクーターです。
シート下トランクは23リッターの大容量容量で、ハンドル下には左側にスマホ充電のアダプタも装着可能なアクセサリーソケットを備えたフタ付きポケット、右側には開口タイプのポケットが設けられていて、使い勝手も充実です。

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.5馬力 全長×全幅×全高:1675×700×1040(各mm) シート高:730(mm)  車重:81kg 燃料タンク容量:4.5L

価格:22万9000円

ヤマハ ジョグ「長い歴史を持つ鉄板スクーター」

ヤマハ ジョグ(マットアーマードグリーンメタリック)

原付スクーターで長い歴史を持つスタンダードスクーターのジョグですが、2018年4月からホンダのOEM供給モデルとなっていてり、ホンダ タクトをベースにヘッドライトやフロントカウルなどのデザインを変更した設計。19L容量のシート下トランクなど実用性は変わらず高くなっています。
アイドリングストップ機構を備えた「ジョグ デラックス」もあります。

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.5馬力 全長×全幅×全高:1675×670×1040(各mm) シート高:705mm 車重:78kg 燃料タンク容量:4.5L

価格:17万500円(デラックスは18万3700円)

ヤマハ ビーノ「レトロ可愛く女性にも人気」

ヤマハ ビーノ(ボニーブルー)

現在新車で販売されているものは、実はジョグ同様にホンダによるOEM供給でホンダ ジョルノがベース。ステップボードから後ろは2車共通のデザインですが、カバーレスハンドルとクリッと飛び出したヘッドライトで、レトロ可愛いビーノシリーズならではのデザインを継承しています。
シート下トランクの容量は約20Lで、フロントポケットには12V電源も備えるなどの実用性も高くなっています。

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.5馬力 全長×全幅×全高:1650×670×1015(各mm) シート高:720mm 車重:81kg 燃料タンク容量:4.5L

価格:20万3500円

スズキ アドレスV50「充実装備で積載性&使い勝手◎」

スズキ アドレスV50(マットステラブルーメタリック)

フルフェイスヘルメットも収納できるシート下収納にハンドル下のフロントポケットなど十分な収納スペースに加え、大型のかばんホルダー、U字ロックホルダー、リヤキャリヤを標準装備し実用性の高さは折り紙付き。
そのうえ価格は手頃でスポーティーなデザインのスクーターです。

エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:3.7馬力 全長×全幅×全高:1670×620×1005(各mm) シート高:710mm 車両重量:74kg 燃料タンク容量:4.8L

価格:18万2600円

スズキ レッツ/レッツ バスケット「50ccスクーター・クラストップの軽量さ」

スズキ レッツ(サンディベージュ)
スズキ レッツバスケット(グラスミッドナイトブラウン)

フロントポケットやU字ロックホルダー付きリヤキャリヤを標準装備し、シート下収納にはフルフェイスヘルメットが収まるトランクスペースもあります。ここまで実用性が高くてなおかつ車重70kgと軽量コンパクトで取り回しもラクラク。
フロントに大きなカゴを備えた兄弟車「レッツバスケット」もあります。

エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:3.7馬力 全長×全幅×全高:1660×615×995(各mm) シート高:695mm 車重:70kg 燃料タンク容量:4.8L

価格:16万6100円(レッツバスケットは18万5900円)

ランブレッタ V50「イタリア生まれのモッズスタイルが復活」

ランブレッタV50(レッド×ブラック)

1971年に一度消滅してしまったものの、2017年のミラノモーターサイクルショーで復活したイタリアンブランドがランブレッタ。
200cc、125cc、50ccの3種類の排気量モデルがありますが車体の基本構造は3車共通、伝統のスチールモノコックボディを採用しています。ソリッドカラー7色とバイカラー2種でカラーバリエーションは9種類。高級感あるメタリックな質感も魅力です。
「スペシャルフィックス」と「スペシャルフレックス」という2タイプがありますが、写真の「スペシャルフレックス」はフロントフェンダーが可動式となります。

エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49.5cc 最高出力:3.5馬力 全長×全幅×全高:1890×735×1115(各mm) シート高:770mm 車両重量:── 燃料タンク容量:6L ± 0.2L

価格:40万円(V50スペシャルフレックス)

SYM オービット50「125ccモデルと共通装備が多くお買い得」

SYM オービット50(ブラック)

台湾のバイクメーカーSYMがヨーロッパ向けモデルとして開発したオービットスリー50は、車体・装備が125cc版と共通。
そのため10万円台半ばという価格ですが、シート下収納にUSB電源を備えていたり、前輪にディスクブレーキを採用していたりと、装備面でのお買い得感が高い1台。
シート下収納はフルフェイスヘルメットが収納できるほか、給油口はハンドル下としてシートを開けずに給油できるなど、実用性も○。

エンジン:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:非公表 全長×全幅×全高:1915×680×1120(各mm) シート高:── 車重:110kg 燃料タンク容量:5.7L

価格:16万2800円

ホンダ ベンリィ/ベンリィ プロ「積載性で右に出る原付きナシ」

ホンダ ベンリィ(ロスホワイト)
ホンダ ベンリィプロ(ロスホワイト)

配達業務などで活躍する原付きスクーターで、そのためリヤデッキはなんと30㎏と原付きスクーターの法定範囲いっぱいのの最大積載量となります。また便利な電源ソケットも備えています。
フロントに大きなカゴを備え、さらに積載性をアップさせた「ベンリィ プロ」という新聞配達仕様もあります。

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.4馬力 全長×全幅×全高:1830×690×1035(各mm) シート高:710mm 車重:110kg 燃料タンク容量:10L

価格:24万2000円(ベンリィプロは25万3000円)

ヤマハ ギア/ニュースギア「積み下ろしのしやすさを追求」

ヤマハ ギア(ホワイトソリッド6)
ヤマハ ニュースギア(ホワイトソリッド6)

ギアは大型低床リヤデッキを備え、積み下ろしのしやすさを追求したビジネススクーターです。簡単操作でスタンド掛けが可能な「パーキングスタンド仕様」や新聞配達に特化し大型のフロントバスケットやリヤキャリヤ、後輪用フットブレーキペダルを装備した「ニュースギア」という兄弟車もあります。

エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC3バルブ 総排気量:49cc 最高出力:4.3馬力 全長×全幅×全高:1850×680×1025(各mm) シート高:715mm 車重:98kg 燃料タンク容量:7.5L

価格:23万1000円(ニュースギアは24万2000円、パーキングスタンド仕様は25万3000円)

ホンダ ジャイロX/ジャイロ キャノピー「3輪の安定感を活かしピザ宅配でも活躍」

ホンダ ジャイロX(ファイティングレッド)
ホンダ ジャイロキャノピー(シャスタホワイト)

宅配ピザ専用なイメージのジャイロシリーズですが、個人で購入することも可能。
もちろん最大の特徴はリヤ2輪の「スリーター」(3輪のスクーター)である点。低速走行時には抜群の安定感を発揮します!バリエーションモデルのジャイロキャノピーはワイパーの付いたルーフを備え、雨天でも快適に走行できます。

エンジン:水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 総排気量:49cc 最高出力:4.6馬力 全長×全幅×全高:1700×665×1405(各mm) シート高:735mm 車重:113kg 燃料タンク容量:4.6L

価格:40万4800円(ジャイロキャノピーは57万900円)

「原付」からバイクライフを始めてみよう

現在新車で購入できる「原付」はこんなにあります。価格で選ぶのもよし、スタイルや用途で選ぶのもよし。中古車や生産終了車なども視野に入れればもっと選択の幅も広がります。クルマの免許でまず「原付」に乗ってみることからバイクライフを始めてみませんか?

まとめ●松永 和浩 写真●ホンダ/ヤマハ/スズキ/ランブレッタ/SYM

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