みなさんこんにちは! この連載は、モトブロガー・ぴの子が大型二輪免許取得に挑戦し、教習のリアルと成長の過程を等身大で綴っていく奮闘記です。
「普通二輪を取ったものの、しばらくバイクから離れている」「限定解除したいけど、大型教習って正直こわそう」「小柄でも大型二輪って本当に取れるの?」
そんな不安を抱えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
前回、無事に第一段階を終え、いよいよ第二段階へと進んだぴの子。大型二輪教習は、本当にあっという間です。今回は、その中でも盛大に転倒し、そして克服した「波状路」のお話を中心にお届けします。

バイクを信じて
突然ですが、みなさんは映画『タイタニック』の有名な船首のシーンを覚えていますか?両手を広げ、前方に体を預ける、あの印象的なワンシーンです。実はあのとき、レオナルド・ディカプリオが放ったセリフを正確に覚えている人は意外と少ないそう。
正解は「僕を信じて」。
突然「何のことやら?」と思わせてすみません。波状路では、上半身を無理に起こそうとせず、タンクに体を預けるように前重心を意識し、太ももで車体をしっかり挟み込みます。まさに、あのときのローズの姿そのものです。

私は最初、「バイクはシートにきちんと座って乗るもの」という思い込みが強く、腰が引けたへっぴり腰状態に。その結果、体がバイクから離れてしまい、余計にフラついてしまいました。そこでこの姿勢を意識しました。
思い切って体をタンクに預け、太ももでホールドすると、不思議なほど車体が安定。波状路の振動も、怖さより「受け流せている」感覚に変わっていきました。
教習車NC750は、実はとても心強い存在
ちなみに、教習車として使われているNC750について調べたことがあります。
このバイク、教習車として非常によく考えられた特性を持っています。
代表的なのが低重心設計。燃料タンクをシート下に配置することで重心が低く抑えられ、ふらつきにくく安定した挙動を実現しています。また、教習で多用する極低速域でも扱いやすいエンジン特性で、低・中速域のコントロール性に優れているのも特徴です。もちろん、前回でも触れたように、エンストもしづらい。


つまり、必要以上に怖がらなくても大丈夫。バイクそのものは、ちゃんとこちらを支えてくれる設計になっています。
そのことを頭で理解し、波状路では「へっぴり腰にならなくていい」と自分に言い聞かせて立ち上がることに成功。一度成功すると、不思議なもので体が感覚を覚えてくれました。

最初はなかなかタイムが伸びませんでしたが、繰り返し練習するうちに、検定基準である5秒を安定してクリアできるように。私の場合、途中でアクセルを調整するのが難しかったため、最初から最後までクラッチとリアブレーキを一定に保つ作戦で挑みました。
スクーターでの波状路走行が一番怖かった話
余談ですが、第一段階のオートマ教習でスクーターに乗り、立ち上がらずに波状路を渡ったことがあります。今思い返すと、あれが一番怖かったかもしれません。シートがつるつるしていて、波状路の振動が伝わるたびにお尻がズレる感覚。ズボンとの相性もあると思いますが、「このまま落ちるんじゃ…?」という不安がつきまといました。スクーターは構造上、足で車体をホールドしにくく、踏ん張りが効きづらい。腕だけで体を支えているような感覚になり、余計に不安定さを感じました。

この経験を通して、荒れた路面では立ち上がって走行するほうが、結果的に安定するのだと身をもって実感しました。
なお、教習では課題には含まれないものの、波状路の応用としてデコボコ道(不整地走行)の練習も行います。


こちらは振動の予測がつかず、より実際の荒れた路面に近い感覚です。ゆっくり走るのがベストですが、恐怖心が勝って気づけばかなりのスピードで駆け抜けてしまうという反省点も残りました…。
第二段階から始まる「急制動」
第二段階に入ると、いよいよ急制動の教習がスタートします。課題は、40km/h以上出した状態から決められたライン内で確実に停止すること。普通二輪免許を取った当時は、そもそもスピードを出すこと自体が怖かった記憶がありますが、今回は違って、バイクに慣れていたことでスピードへの恐怖心が薄れている自分に驚きました。
しかし、恐怖がない=簡単、ではありません。
ラインをオーバーすると一発アウト。とはいえ、スピードを抑えすぎると40km/hに届かない。ほんの少しアクセルを開けると、今度は出過ぎてしまう。ここは慣れだと思うので、練習あるのみです!!
卒検に向けて、いちばん怖いのは「コース暗記」
いよいよ卒業検定が視野に入ってきました。
これからは法規走行を改めて徹底しつつ、最大の難関、「コース暗記」に取り組みます。
1コースと2コース、同じ道を通る場所も多く、頭の中で混乱しがち。
本番はさらに緊張が加わるため、正直かなり不安です。コース間違い自体は減点対象になりませんが、正しいコースに戻るまでの走行は採点されます。何より、そこで気持ちが乱れてしまうのが一番怖い。
ということで、スマホの待ち受け画面をコース表にすることを固く心に誓いました。
次回
次回は、ゲームオタクだった経験が活きてシミュレーターが天才的だった件と、早くも第二段階の見極めのお話。果たして、無事に卒検までたどり着けるのか…
次回もお楽しみに!
レポート●ぴの子 写真●モーサイ編集部


































