みなさんこんにちは!この連載は、モトブロガー・ぴの子が大型二輪の世界へ一歩踏み出し、教習のリアルと成長の軌跡を等身大で綴っていく奮闘記です。
「限定解除したいけど、大型教習って正直こわそう」
「小柄でも大型バイクって扱えるの?」
そんな不安を抱えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

撮影協力校は、「ファインモータースクール上尾校」。埼玉県さいたま市大宮・上尾・西大宮で展開し、安全で質の高い運転者育成を目指す自動車教習所です。
第一段階は本当にあっという間
前回は、普通二輪のときにはできていたはずのスラロームやクランクにまで苦戦し、「この先どうなるんだろう…」と正直かなり途方に暮れていました。
前回記事はこちら
→ https://mc-web.jp/life/181501/
普通自動二輪免許を持っている人が大型自動二輪を取得する場合、教習時間は最短で12時間。そのうち第一段階はなんと5時間しかありません。
しかもその5時間のうち1時間はAT教習。
つまり、実質4時間ほどで大型バイクに慣れ、課題をこなし、そして見極めを迎えることになります。
「あること」に気付く
そんな教習の中で、ふと気付いたことがありました。
そういえば、NC750で一度もエンストしていない。

普段乗っている自分のバイクでは、低速時のエンストにかなり気を使っているのに、大型教習ではそれがほとんどない。これはなぜだろう?と考えてみました。
教習車のNC750は、低回転域からしっかりトルクが出るエンジン特性を持っています。そのため、アクセルをほとんど開けなくても、クラッチをゆっくりつなぐだけでスーッと前に出てくれます。もちろん、教習車仕様で扱いやすくなっている部分もあると思います。それでも、低回転トルクの太さと、車体重量による慣性の強さは、大型バイクならでは。
一方、普段乗っているST250Etypeは単気筒で車体も軽く、低回転トルクは控えめ。回転数が落ちると一気に失速しやすく、慣性で進む感覚も少なめです。その感覚が体に染みついているせいで、無意識のうちに「回転数を落とさないように」とアクセルを煽ってしまっていたことに気付きました。
でもNC750は、想像以上に粘ってくれる! このことに気付いて…いや、体感してからは、無理にアクセルで速度を保とうとせず、ブレーキ操作とクラッチ操作に意識を集中できるようになりました。その結果、低速走行が重要な一本橋やクランクは、ほとんど失敗しなくなりました。


大型バイク=扱いが大変、というイメージが、少しずつ崩れていった瞬間でもありました。
スラロームスランプ!?
「スランプ」と言うと、まるで以前は完璧にできていたかのようですが…まずは落ち着いてください。
実際のところ、教習2時間目までに2速・ノーアクセル・ノーブレーキ・ノークラッチでなら、普通に通れていました。いや、正確には「通れていた」のです。

※ちなみに普通自動二輪のときも、スラロームはノーアクセルで卒業しました。
たぶんタイムは減点だったと思いますが…。
でもやっぱり…大型免許を取るなら、上手にアクセルオン・オフしてブォンブォンってカッコよくスラロームを通りたいじゃないですか! なんていうか、スラロームって一番カッコいいところじゃないですか!! その技術を身に着けたいじゃないですか!!!
その気持ちが強くなりすぎた結果、アクセルオンのタイミングが分からなくなり、捻る量も一定にならず、スピードが出過ぎて収拾がつかない。ギリギリで通れるか、パイロンを倒すか。成功率は一気に下がってしまいました。
「もうタイムは多少落ちてもいいから、確実に通れる方法で行こう…」
そう思い、丁寧にアクセルの使い方を教えてくれたサポーターさん(※指導員)には申し訳ない気持ちになりつつ、再びノーアクセルに戻しました。

すると――
なぜか、前まで通れていたノーアクセルでも通れない。なぜ!?
完全に自業自得。
まさに迷走状態です。
スラロームは卒業までに重点的に取り組む課題、堂々のナンバーワンに躍り出ました。
第一段階見極めの結果は…
スラロームはスランプ中であるものの、時は待ってくれずあっという間に見極めの時間に。第一段階見極め専用のコースを一通り覚え、そのすぐ後ろをサポーターさんに付いていただきながら走行します。(※物覚えの悪い私は、コースを覚えるだけでも一苦労でした。)
NC750の粘り強く、頼れる性格に助けられ(スラローム以外は)正直、走り自体にはそこそこの自信がついてきた頃でした。

……が、いざ本番になると緊張で、ウィンカーを消し忘れそうになったり、普段なら当たり前にできていることがぎこちなくなる始末。「大丈夫かな…」とかなり不安でしたが…
結果は――
見極め良好!
補講なし!!
どちらかというと、「NC750とちゃんと仲良くなってきた証拠!」そんな評価をもらえたような気がしました。
次回予告
次回は、前回へっぴり腰で大転倒した波状路について…果たして、あの恐怖は克服できたのか?
キーワードは――
「バイクを信じて」
次回もお楽しみに!

※写真はすべて、ファインモータースクールの休校日に特別な許可をいただき撮影しています。

文●ぴの子



































