バイクライフ

バイク乗りオーナーが山中湖畔に開業!ライダーに優しい貸別荘「BluePit IVY」は安心して愛車を置ける屋内ガレージとサウナが魅力

泊まりのツーリングでは意外に宿選びが難しい……

首都圏からツーリングに出かけるときの目的地として人気の高い山中湖は、富士山の眺望を楽しみながら走ることができるメジャースポットだ。周辺には走りを十分に楽しめるワインディングも多く、ハイシーズンの週末ともなればライダーで溢れかえるほどの賑わいを見せる。
特に2024年春は、新型コロナの5類移行後初めての本格的ツーリングシーズンに入ることもあり、富士五胡周辺エリアにはライダーが多く集まることが予想される。

そうなると、宿泊施設選びに困る場面が出てくるかもしれない。人気の温泉旅館やリゾートホテル、ペンションなどは一般宿泊客も多いし、バイクを駐車できる場所があるかどうか、到着・出発時に荷物を積み下ろしする際にスペースが少なく手こずる……など、ライダー目線では不自由を感じることも少なくないからだ。せっかくの楽しい泊まりがけツーリングが、不便な宿のせいで台無しになってしまうのは避けたいところである。

富士山ビューもバッチリの山中湖畔は滞在型ツーリングにもピッタリ

2024年1月オープン「富士山周辺エリアに開業した、1日1組限定の隠れ家的貸別荘」

そこで、当記事で紹介したいのがバレルサウナ&別棟バイクガレージ付き貸別荘「BluePit IVY」だ。
オーナー夫婦はともにバイクが好きで、富士山周辺を中心にあちこちを二人で走り回ってきた。そこで感じていたのが「安心して愛車を駐車できるスペースのある宿があればもっとツーリングを楽しめるのに」ということだった。

一般の宿ではバイクは雨ざらし駐車となることも多いし、バイクが倒れてしまわないか、イタズラされてしまわないかと不安に思うことあるのではないだろうか。実際、ライダー仲間からそうした声を聞く機会もあり「それなら」とオーナー夫婦が思い立ち、ライダーが富士山周辺の自然を最大限に楽しみながら自分たちのペースで楽しめる別荘を建ててしまった。それが、この「BluePit IVY」である。

BluePit IVYの本棟(中央)とバレルサウナ(右)。6台程度が駐車できる別棟のバイクガレージは現在建設中で、利用料金は1回3000円

「ライダーに嬉しい屋内ガレージ」整備スペースには工具も用意されている

BluePit IVYの一番のウリが、別棟の屋内ガレージ(2024年3月下旬完成予定)である。風雨から愛車を守ってくれるのはもちろん、簡単な整備ができるスペースや工具、机とイスなども用意され、チェックイン後などに仲間と愛車を前にしてその日の走りを振り返ったりすることも可能である。

それに、屋内でライディングウエアを脱ぎ着でき、バッグやケース類の着脱が行えるのは、とても便利だ。
(屋外の駐車場で雨のなか荷物を積んだり、宿のロビーや玄関でゴソゴソとレインウエアを着たり……なんて、面倒な思いをしたことのある人も少なくないはず)
また、乗用車2〜3台分の駐車スペースがあるので、伴走車が同行するようなツーリングでも心配はない。

サウナやバーベキュが楽しめる

また、宿泊したら大いに楽しみたい設備の一つがバレルサウナだ。檜をふんだんに使用したサウナは、ライディングの疲れをとってくれるのと同時に、静かなロケーションならではのヒーリング効果も与えてくれるのだそう。山梨県はサウナ好きの人が多く、県自体がアウトドアサウナの聖地を目指しているのだとか。

温泉とはひと味違うサウナを利用することで、心身ともにリフレッシュすることができて、翌日のツーリングに向けて準備万端で臨めるはずである。もちろんバススペースもあるので、湯船に浸かりたい派も安心してほしい。タオル類や歯ブラシ、化粧水なども用意されている。

フィンランドスタイルのバレルサウナは可愛い円筒形。利用時間は15:00〜20:00、朝6:00〜9:00
大自然を身近に感じながらサウナを楽しめる。利用料金は4人で5000円で、1人増えるごとに+1000円

ちなみにオーナー夫婦は猫を飼っていて、クルマでの旅行に連れて行くこともあるという。ドッグランがあったりや愛犬と宿泊OKな宿はあっても、愛猫と宿泊できるところはほとんどないそうだ。愛猫家ライダーにとってはとてもありがたい設定であろう。猫は2匹まで宿泊ができ、1匹1泊2000円で同伴可能だ。

本棟にはゆったり入れるバスルームがあり、シャンプーなども用意されている
乾燥機付きランドリーも設置。雨に濡れてしまった衣類を乾かしたり、連泊する際には重宝するはず

食事は自分たちで好きな食材を用意して屋内のキッチンで調理するか、1階に併設されるインナーガレージ横に置かれたバーベキューグリル台でワイワイと楽しむスタイル。調理器具はもちろん、調味料や食器類、バーベキュー用の着火剤も用意されているので、飲み物と食べ物を買い出しするだけでいい。
うれしいのは、1日1組ゆえ、時間を気にせずに楽しめるところだろう。夜更かしを勧めるわけではないが、澄んだ空気と満天の星空を楽しみながら、仲間と語らうのもツーリングの楽しみだ。

本棟1階のインナーガレージは自転車用スペースとなっているが、秋頃までは入口にバーベキューグリルを置いて楽しむことができる。バーベキューテーブルなどの設備も用意される予定とのこと
本棟内のキッチン。調理に必要な道具や調味料も用意されているので、思う存分料理を楽しめる

快適に過ごせる環境、充実の設備

ロケーションもすばらしい。もともと山中湖畔に通常のペンション「IVY」も経営していており、周辺の良さを知り尽くした場所に建てられている。しかも、湖畔からは200m程度入ったところにあるので、とても静かな環境であるのもポイント。湖畔までは歩いて行ける距離なので、朝食や夕食の前後に散策して、湖畔越しにの富士山を望めるのもいい。季節や天候などにより様々な外貌を楽しめるから、四季それぞれでリピート訪問するのもありだろう。

さて、本棟は断熱の建築材を使用しており、ペレットストーブを使用すれば高原の涼しさにも対応できる仕様となっている。木材をふんだんに使用したスキップフロアのインテリアは、こんな家に住んでみたいと思わせる造りで、ゆったりと過ごせるのだ。テレビと併せてプロジェクタールームを併設されており、エンターテインメントを楽しめる設備も備わるので、その日の撮影動画などをみんなで観るのも楽しそうだ。

スキップフロアに設計された室内は、居心地のいい別荘スタイル
テレビのあるリビングも落ち着ける空間が演出されている。Wi-Fiも完備
FODが観られるプロジェクタールーム。アクションカメラで撮影した動画をその場で楽しむものアリだろう
ペレットストーブで夜間の冷気でも室内は暖か。1泊2000円で利用できる
ベッドルーム一例

オーナー夫婦は次のようにBluePit IVYを作った思いを語ってくれた。
「私たちがBluePit IVYを作ったのは、やっぱり欲しい設備が揃ったライダーに優しい別荘に泊まりたいと思ったからです。居心地のいい本棟と安心の別棟ガレージは、安心して滞在できる造りとなっています。
また、ダイナミックな富士山を眺められるというロケーションはもちろんですが、河口湖ほど観光地化されていない山中湖は、大自然をたっぷりと楽しめるのもポイントです。富士五湖周辺は富士山ツーリングの通過点と考えているライダーもいるでしょうが、滞在すればこそ味わえる風景や空気が実に気持ちいいと思います。
山中湖を起点に周辺を自由に走り回れるプランを考えてみるのも楽しいのではないでしょうか。通常、路面の凍結がなくなる4月上旬から12月上旬までは走ることができるので、ぜひご利用ください。クルマのお客様も大歓迎です」。

確かに山中湖からは富士山エリアだけでなく、甲府や伊豆・箱根などへも足を伸ばしやすい。連泊の割引サービスもあるので、BluePit IVYを拠点に様々なエリアをツーリングするのも楽しそうだ。そうした意味でも、ぜひ注目してほしい施設だ。

BluePit IVY概要

住所:山梨県南都留郡山中湖村平野2054
電話:0555-65-8534(受付時間9:00〜21:00)
営業日:不定期休
メール:yoyaku@blue-pit-ivy.com
ウェブサイト:https://blue-pit-ivy.com/

■料金
最大6人まで宿泊可。
平日:1泊5万4000円(4人料金、1人追加ごとに+1万円)
休前日:1泊6万円(4人料金、1人追加ごとに+1万円)
ハイシーズン:1泊7万2000円(4人料金、1人追加ごとに+1万円)

2人、3人でも利用可能だが、その場合は4人料金となる。
なお、2024年12月までは「OPENキャンペーン」として、2人、3人利用の場合、25%割引を実施。

レポート●モーサイ編集部

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