バイク雑誌ではそうした表現がよく使われる「4メーカーのガチンコバトル」。
ただ、ホンダ/ヤマハ/スズキ/カワサキがまったく同じ土俵で、本当の意味で真剣勝負をしたのは、4スト400ccマルチの黎明期と言うべき、1979~1983年が初めてではないだろうか。
このムックで紹介する10台の生い立ちを知れば、当時の4メーカーが4スト400ccマルチ市場の覇権獲得に、どれだけの勢力を傾けていたかが理解できるはず──。
1979年に登場したカワサキZ400FXに端を発し、その後、熱を帯びていった1980年前半の400cc4気筒モデル10車を、1951年創刊の二輪月刊誌「モーターサイクリスト」の当時の試乗インプレッション記事や、カタログなどを織り交ぜながら紹介します。
■登場車種一覧
ホンダ
CBX400F(1981-1984)
VF400F(1982-1985)
CBR400F(1983-1986)
ヤマハ
XJ400(1980-1982)
XJ400Z(1983-1985)
スズキ
GSX400F(1981-1982)
GSX400FW(1983-1985)
カワサキ
Z400FX(1979-1982)
Z400GP(1982)
GPz400/F(1983-1990)
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