2つのカメラを備えたキジマの二輪用ドライブレコーダー「AD720」が2020年春、「1080J」にフルモデルチェンジ。従来のHD画質(1280×720ピクセル)から、より高精細なフルHD画質(1920×1080ピクセル)での記録が可能になった。

設置場所を選ばない超小型の防水・防塵カメラは対角136度というワイドな画角を持ち、隣の車線を走る前方や後方の車両もしっかり写せる。映像はレコーダー本体の2.7インチ液晶モニターでチェックできるため、カメラ取り付け時のアングルチェックも容易だ
基本的な機能、性能はAD720と同様。バイクのバッテリーから電源を取るためエンジンスタートと共に録画を開始し、記録メディアの容量がいっぱいになったときには古いファイルを上書きするループ式録画を採用。
アクシデントの発生をGセンサーが検知すると録画ファイルが上書きされないよう自動的に保護する、ドライブレコーダーに必須の衝撃録画機能も搭載しており、いざというときに「録画されていなかった!」という事態をしっかりと防いでくれる。

静止画撮影時のシャッター操作と録画ファイルの保護が行え、さらにLEDインジケーターやマイクロピックアップマイクも内蔵する防水コントローラーを装備
AD720でもドライブレコーダーとしては十分な画質だったが、新型はさらに鮮明な映像を記録できるようになったため、ツーリング動画を仲間と共有して楽しむといったアクションカメラ的な使い方をしても画質に対する不満は出ないだろう。
また、画質を向上させたにもかかわらず、本体価格は従来モデルからわずか2000円アップに抑えたのは驚きだ。1080Jの登場は、愛車にドライブレコーダーを導入するいい機会と言えそうだ。

液晶モニターを備えるレコーダー本体は非防水・防塵だが、雨やホコリの侵入を防ぐ付属のシリコン製カバーを装着することで雨天時の走行に対応
スマートに取り付けられるカメラステーが登場
現行型のCBR250RR、CBR650R/400R、GSX250R、ニンジャ250/400と2018年型までのYZF-R25のカウルミラー&ナンバープレート部にカメラを取り付けるための車種専用ステーセットもラインアップされた(画像はCBR250RR)。価格は各4950円。
暗い夜でもシッカリ記録!
200万画素のCMOSセンサーを採用しており、光量の少ない夜間や曇天時でも明るい映像を記録可能。明暗差の大きい場面では自動的に露出を補正するため、白とびを抑えられるのもありがたい。
1ファイルの映像の長さは1分、3分、5分から選択でき、ファイル間のつながりもスムーズだ。カラー液晶モニターにはリアルタイムの映像を映せるだけでなく左右を反転させることも可能なので、リヤのカメラをバックモニター代わりに使うこともできる。
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