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冬こそ確保したい広い視野、優秀なミラーで叶えよう
冬用ジャケットを着ると春夏用よりも腕の部分がかさばってバックミラーに映る範囲が狭まってしまうことは、特にハンドル幅の狭いスポーツ車や小排気量車で起こりがち。
外側に向けると、今度は体勢を変えた際に真後ろなどが映らなくなる。気にしない人もいるかもしれないが、たとえごくわずかな差であったとしても、自分の身の安全を大きく左右することは十分考えられるので、しっかり対処しておきたいものである。
そこでお薦めしたいのがナポレオンのバックミラー。ここで紹介するモデルは年明け頃に発売予定の新製品だが、いずれもミラーの曲率半径がR=800〜R=1000と、純正品の多くが採用する R=1300よりも小さく、写る範囲が広いのが特徴。
前後からの衝撃を、ボルトが緩むことで緩和する衝撃緩和機構「FRジョイント」など、2007年に改正された保安基準にも適合しているので車検の際も安心。
そのほか、ゆがみの少ない高品質鏡やギラつき防止処理を施したガラスのカット面など、長い歴史を誇るブランドならではのこだわりも随所に盛り込まれている。
ストリートファイター風ネイキッドやアドベンチャー、トラディショナルに至るまで、さまざまなタイプに合わせられるので、お手軽なカスタマイズも兼ねて換えてみてはいかがだろうか。
ワイドな曲面で広範囲を写す

鏡の曲率半径は大きいほど映る像が大きく視野角は狭め。曲率半径が小さくなると映る像は小さく、視野角は広くなり、従来は死角になっていた部分も確認しやすくなる。距離感も純正ミラーとはだいぶ変わってくるので車線変更などはくれぐれも注意。
FRジョイントアダプターがリニューアル
従来の”ターナー”と呼ばれる衝撃緩和機構に代わり、純正ミラーと同様の車体側:正ネジ、ミラー側:逆ネジとすることで前後からの衝撃を緩和させるFRジョイント用変換アダプターも新登場。J-01(8mm正ネジ用)、 J-02(10mm逆ネジ用)、 J-03(8mm逆ネジ用)があり、価格はいずれもオープンとなっている。




スタイル色々!! 外見のカスタマイズにも一役買う
リッジミラー
“リッジ”(山の背や山稜の意味)をイメージした造形。ガラス繊維配合樹脂を採用した軽量・高剛性ステーにより、衝撃緩和機構を備えながら同社従来品より20%軽量化。鏡曲率半径はR=1000mm。
価格(左右別売)●3850円 発売日●2023年初頭を予定 本体重量●243g
レイヤーミラー
層、階層という意味の名が現すとおりの立体感あふれるデザイン
は、PCXなどのスクーターやレブル250などとも相性良好。軽量・高剛性樹脂ステーを採用しており鏡曲率半径はR=1000mm。
価格(左右別売)●3850円 発売日●2023年初頭を予定 本体重量●262g
プロテクトミラー
直径14mmの極太ステーを採用したヘビーデューティー仕様で左右共用。鏡曲率半径はR=800mm。CT125・ハンターカブやVストローム250などアドベンチャーモデルやオフロード車に好適な作り。
価格(左右別売)●3300円 発売日●2023年初頭を予定 本体重量●372g
レポート●モーサイ編集部 写真●タナックス
タナックス TEL:04−7150−2450