用品・グッズ

『バイク基本チューニング 自分で作業する愛車の調整・整備 新訂版』が2022年8月発売

発行から34年経った今、新訂版でよみがえる!

バイクやクルマの専門書籍を数多く発行しているグランプリ出版より、『バイク基本チューニング 自分で作業する愛車の調整・整備 新訂版』が2022年8月10日に発売される。
同書は1988年2月に発行された『バイク基本チューニング』の内容を現代の目線で再確認し表紙デザインを刷新したもので、価格は1980円(本体1800円+税)。

著者は佐々木和夫さん。本田技術研究所にてホンダ初の水冷V型2気筒モデルGL500を始めとする量産車のほか、2ストローク125ccファクトリーモトクロッサー・RC125M、耐久レーサー・RCB1000の開発に携わった名エンジニアだ。
現在は公道を走れる排気量31ccの極小バイク「仔猿」でおなじみ、CKデザインの代表を務めている。

さて、タイトルに「チューニング」とあるが、バイクやクルマの世界でチューニングというと改造やカスタムを意味することが多い。しかし、同書においては楽器のチューニングのように「良い状態に保つこと」と定義づけている。
実際、パーツ交換によるパワーアップの仕方……などの話題はなく、分解・整備・調整の仕方について、写真と図解で丁寧に解説した書籍となっている。

同書の内容は、初版が発行された1980年代当時のものと原則変わりない。それゆえ、エンジンの項目ではキャブレターに関して紙幅が多く設けられていたり(2ストローク車含む)、電子制御化された現代のバイクでは一般ユーザーが手を入れることが難しい領域の話題もある。

しかし、キャブ車を大事に乗り続けたいというライダーも少なからずいるほか、昨今の旧車ブームでそうした車両を新たに入手する人もいるだろう。アナログな時代の車両に関して「本来の性能を最大限に発揮するメンテナンス」を学べる同書は、今日貴重な存在ではないだろうか。

一方、バイクの性能というものに関する考察などは純粋に読み物として楽しめるほか、ブレーキメンテナンス、サスペンションセッティングに関する項目は現代のバイクに適用しても大いに参考となるはずだ。


書名:『バイク基本チューニング 自分で作業する愛車の調整・整備 新訂版』
著者:佐々木和夫
発行:グランプリ出版
体裁:A5判、並製、228頁
定価:1980円(本体1800円+税10%)
発売:2022年8月10日(全国書店、各ネット書店、グランプリ出版通信販売などで販売)
グランプリ出版内試し読みページ

まとめ●モーサイ編集部

CONTACT

グランプリ出版

TEL:03-3295-0005

  1. Rebel 1100〈DCT〉は旧車を乗り継いできたベテランをも満足させてしまうバイクだった

  2. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  3. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  4. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  5. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  6. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  7. どっちが好き? 空冷シングル『GB350』と『GB350S』の走りはどう違う?

  8. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  9. 最も乗りやすい大型スポーツバイク?『CB1000R』は生粋のSS乗りも納得のストリートファイター

  10. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  11. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  12. GB350すごすぎっ!? 9000台以上も売れてるって!?

  13. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

  14. 160ccスクーターならではの魅力!PCX160だから楽しい、高速を使ったのんびりランチツーリング

おすすめ記事

キャブ車の燃料コック、「ON」「OFF」「RES」はおなじみだけど、意外と知らない「PRI」って何だ!? カワサキ ニンジャ H2 スーパーチャージャー スーパーチャージャーとターボチャージャーは何が違う? 二輪車で採用する場合のポイントは? 【NEW MODEL】CBR1000RR/SP/SP2

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション