優れた音質で定評があるサイン・ハウスのインカム、ビーコムシリーズの新しいオプションとして「ヘルメットスピーカーセット5スモール」が登場した。これは現在発売中のSB6XやONEに付属するスピーカーよりも直径で40mm→28mm、厚さは10.2mm→6.8mmと、それぞれ約30%ほどダウンさせたもので、例えば手持ちのヘルメットでは標準スピーカーを適切な位置に装着できない、あるいはスピーカーに耳が押されて痛くなるといった悩みを解消するものだ。

これだけ小さくなると音質が悪くなってしまうのでは? という不安を抱いてしまうがそれは杞憂に過ぎず、標準のスピーカーと何ら変わらないクリアな音質。むしろ装着場所の制約が大幅に緩くなったため、これまで以上に適切な位置への装着が行いやすくなった。インカムのスピーカーは極力耳穴の中心に、かつ耳とスピーカーとの隙間を空けないように取り付けるのが基本。僅かな位置変更で聞こえ方も大きく変化する。現状で不満を抱えている人はぜひ試してもらいたいアイテムだ。
Arai ASTRO-GXへの取り付け比較


アストロGXにはスピーカー専用スペースが設けられており、標準スピーカーがすっぽり収まる(右)が、その分調整代は少なめ。外側への張り出しも多く、人によっては耳が押されてしまうかも。スモール(左)は隙間が広くなった分、調整代が多くなっている
こんなに小さく!

DATA
価格:4290円 サイズ:φ28×D6.8(各mm)
インピーダンス:16Ω 対応製品:B+COM SB6X/ONE
内容物:スピーカー本体(面ファスナーオス付)、面ファスナーメス×2、調整スポンジ×4
新しくなったB+COM Uアプリでより機能的に使いこなせ!

4月9日から配信開始されたビーコム専用アプリ『B+COM U』の最新版では、全体的な音域をバランス良く底上げする「バランス」、低音が強化されて走行中でも迫力あるサウンドを体感できる「低音ブースト」のイコライザー設定が選択できる『サウンドEQ』設定を追加。その他インカム通話中に自分の声は出さないようにしたいが相手の会話は聞けるようにしておきたい場合にマイクをOFFにできる「マイクミュートON/OFF」、誤発信を低減する「リダイヤル発信機能ON/OFF」などさまざまな新機能が追加された。スマホ版はApp StoreやGoogle Playから、PC版はsygnhouse.jp/support/からダウンロードできる。
report●高野栄一 photo●佐藤竜太
サイン・ハウス
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