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動きやすく蒸れにくい
プロテクターの一番の役目は、ライダーの体を守ることだ。ただし、ただ防護性能が高いだけでは必ずしも優れたプロテクターとは言えない。プロテクターを装着した際に違和感があったり動きにくかったりすると、うっとうしさで気が散ったりバイクの運転に支障を来したりするおそれがある。体へのフィット感と快適性も重要なのだ。
クシタニのプロテクターは、さすが老舗メーカーらしく、この点を重々考慮したうえで開発されている。
このページで紹介している背中用のオプション品、エアーCEプロテクターは、通気性の良いメッシュ形状で蒸れを抑止し、さらに、12分割の構造とすることで体へのフィット性を確保。そのうえで、防護性能はCE規格レベル1をクリアしている。
また、肩・肘用のThin CEプロテクターも蒸れにくさと軽さ、柔軟性に優れるメッシュ形状を採用しつつ、CE規格レベル2をクリアする防護性能を持ったアイテムだ。
「プロテクター付きウエアは着心地がイマイチだからなぁ……」と思っているライダーは、ぜひクシタニのウエアとプロテクターを試してみてほしい。快適さを損なわずに安全性が大幅に向上する選択だと着て実感できるからこそ、強くオススメしたい製品なのだ。
クシタニ K-4639 エアーCEプロテクター(脊椎)
価格●4620円 サイズ●フリー 厚さ●約13mm 重量●約307g カラー●ブラック



クシタニ K-4604 Thin CEプロテクター(肩・肘)
価格●3740円 サイズ●フリー 厚さ●約7.5mm カラー●ブラック



編集部員コメント
実際にプロテクター装着部に打撃を与えて試してみると、ソフトパッドよりも確実に衝撃吸収力が高いことを体感できた。重量感や装着感はソフトパッドと大きく変わらず、また、特に前傾姿勢だと密着しやすい背中プロテクターの通気性が高いのもうれしい。
report●モーターサイクリスト編集部 photo●佐藤竜太