【ショベルヘッド再生記9】  まさかの上がりバイクか? ハーレーダビッドソンFXSローライダー 「リヤホイール周辺は難敵なのだ。バナナキャリパーとの格闘」(後編)

ホイール(ローター)から外したバナナキャリパーの裏側。クモさんのご遺体が2体ほど。
あまりにボコボコなので120番のペーパーでざっくり削ってみます。
表側は地肌が容易に出たので調子づいてせっせと磨く。手が”毒手”のようだ。
ピンスライドのカシメされた側の摩耗や傷は少なめなので、清掃後このまま再使用します。
外周の磨きまで進めた後、240→600番でメが整うように努力している途中。
キャリパーを保持する純正のサポート。裏側のバリや角を滑らかに磨き、削ります。
アルミの地肌のままでは白く曇ったり錆も出やすいので、サフを吹いておきましょう。
ホイールとサポート部を組みつけ、キャリパーとスプリングの作用具合を見ているところ。
これが張力が強めの、キャリパー下から押すスプリング部材。アクスルと同軸のステーで固定されています。
仮組みからキャリパーを外して加工にかかります。スプリングの当たる部分をマーク。
スプリング上の樹脂部品と面が合うように、キャリパー下部をベルトサンダーで0.5~0.8ほど削ってみました。
スプリング接触部を滑らかに加工後、キャリパー後端を削る準備。
写真はキャリパーが逆さまの状態。削っているのは車体後方部のキャリパーボディになります。
穴の空いたところが元々中空になっていた箇所。
穴の内側まで削ったところで、これ以上は追い込まずに整形の方向にしよう。
車体斜め後ろ下から見た外観。角を残さずに丸く整えてピストン外周部に合わせてみます。
キャリパー裏側の部材はだいぶ凹面気味な平滑度が整ってきた。
しつこい汚れと錆は、真鍮ワイヤーとインパクトで時短処理。ここでリヤサス付け根に着目。
外からは見えづらいチェーン裏側とスイングアーム内側の清掃もしておきましょう。
左も右もリヤサス下部がマウントに接触しているように見えます。
スイングアーム側のマウントの角には、サスの当たった打痕のようなものがあります。ここは削ってみよう。
この部分を斜めに削って、サス底部の干渉ゼロをもくろむ。
斜め削りの後、サスの下側とは隙間が出来ました。
タンデムステップのステー受け。これも錆びてぶっきらぼうな四角い部材。
角を丸めて補修塗装をしておきます。
フォワードステップ取り付け部下側の鋭いバリ。怪我の元なのでこれも削って滑らかに加工。
加工に狂っていた週末、狩野溶接の社長が新らしいバイクで遊びに来て少し研磨して下さいました。
ローターが若干レコード状に減り気味だったものの、偏よった削りを避けるため400番で軽く研磨。
表面が荒れていたスプロケも一皮向いたらだいぶサッパリ。錆止めクリヤーを拭いておきました。
バナナキャリパーの補修パーツが到着。エキパイのガスケットも届きました。
左上のピンが容易に交換出来る方の新品スライドピン。
内側は程々綺麗になっているので、シール類を取り付けましょう。
ピストンシール、パッド、ピン。それぞれに合うようワコーズやゾイルを使い分けて取付けていきます。
適宜油分を塗布し、ピストンシールとダストシール、ピストンの組み込みを完了。
ピストン側パッド裏に付くコレも、錆を落として錆止めをしておきました。
新品のパッド類。ブレーキグリスを適所に薄く塗り、キャリパーを確実に組めば完成。
タイトル写真:車体後部の美化と整備が進みました。これはバナナキャリパー加工前に仮組みした全景。
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