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■タイトル写真:お洒落な喫茶店で、写真にして飾れそうなヴィンセントのエンジン。でも、沈黙したまま飾り物には収まっていないないのが次のカット。
先人たちの残した、「走る遺産たち」の疾走
4月29日に開催されたイベント「グッドオールデイズ」について、少し前に前編をレポートし、意外にも世代を超えたクロスオーバーなイベントである事をお知らせしました。続く後編では、ちょっとマニアックでクラシックで、貴重なマシンをご紹介しましょう。
日本、そして海外の先人達が、当時どんな思いでバイクを作っていたのかが伺える各部のメカニズムをはじめ、造形の面でも興味深い車両が多く、バイク雑誌やウェブでも滅多に見る事のないレーシングマシンが今年もたくさん集まっていました。




イタリアのアエルマッキやモトビ等も珍しい車両に分類されるものの、同じくイタリアmbaの芸術的なまでのスリムなレーサーなどに至っては、筆者自身30年ほど二輪の撮影に携わってきて初めて目にしました。そしてドイツ、クライドラーの50ccレーサー(最高速度200km/h近くを記録したという伝説のマシン)など、激戦を繰り広げていた時代のマシンの数々……感慨深いものです。
公道モデルとは異なる、雑味のないエキゾーストノートに昂ぶる
排気量の小さめなマシンから順にコースインしますが、不調なマシンは、残念ながらイマイチな音を立てながらコースの途中で止まってしまう場面も見られました。しかし、もてぎの標高や気圧に合わせて各部の調整がうまくされた小さなレーシングマシン達は、大排気量のマシンとは違った「抜けるような排気音」(特に2ストマシン)をサーキット中に轟かせます。
音量は公道モデルとは段違いの大きさです。しかしながら、街中で時に見られる雑味の多い爆音マフラーのノイジーな音質とは明確に差を感じます。そんな音を聞くだけでも、この場に居合わせる価値があるのではないかと思えました。

















なお、前編では紹介し切れなかったBMWの珍しいシングルやメグロのご一行など、パレードランの様子も追加でご紹介しましょう。年が変わるごとに集う車両も少しずつ変わっていくのを見ると、「来年のグッドオールデイズではどんなマシンが集まるのだろう?」と楽しみになります。
また、古いレーシングマシンそのものの保存について、若い世代がこうしたマシンへ理解を深め、受け継いでいってくれるのだろうかといった事を、筆者自身も撮影をしながら考えるような年齢になってきました。






パレードランで走る近代バイクも、あと何十年かすればクラシックバイクになります。どの車も、走る文化遺産になるかもしれないのですよ。もしもこのイベントに来られてサーキットでの走行やパドックの光景を見た後には、ぜひコレクションホールにも立ち寄ってみていただきたい。
展示されているいにしえのレーシングマシンは、動体保存されている車両が多く、整備スタッフの皆さんはその維持に情熱を注いでいます。温故知新のイベントは、未来へのイメージを沸かせる良い機会です。





【取材協力】 モビリティリゾートもてぎ
https://www.mr-motegi.jp
レポート&フォト●小見哲彦
モビリティリゾートもてぎ「グッドオールデイズ」公式HP
https://www.mr-motegi.jp/goodoldays_m/





































