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【体験記】人生初のSSTR反省文 往復約1200km、ギリギリ完走の軌跡

こんにちは、モトブロガーのぴの子です。突然ですが、5月末に開催された「SSTR 2026」に初参加してきました!

筆者ぴの子にとってはもちろん初参戦。そして、同行したモーターサイクリスト誌編集長・太田も実は初参加。二人そろって初SSTRという状態で、千里浜を目指すことになりました。

出発してすぐ。東京の観光スポットを眺めながらの高速ツーリングは楽しい!

SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)は、日の出とともにスタートし、日の入りまでに石川県・千里浜なぎさドライブウェイへのゴールを目指すロングツーリングイベント。ルートは自由で、各地の立ち寄りポイントを巡りながら走るイベントです。

初心者の我々は、「まずは完走第一!」ということで、関越自動車道〜上信越自動車道〜北陸自動車道を使う最短ルートを計画。朝4時半に出発して、休憩しても15時ごろには着くだろう……そんな甘い見積もりでした。

結果は――。

ゴール締切19時ギリギリ到着。

なぜそんなに時間がかかったのか? 初参加だからこそ見えた反省点とともに、人生初SSTRを振り返ってみたいと思います。

相棒選びは大正解! ロングツーリング向きだった2台

今回の旅の相棒は、ぴの子が「ホンダ レブル250 Sエディション Eクラッチ」、太田編集長が「BMW R 1300 GS」。どちらも長距離移動に強いバイクでした。

ホンダ レブル250 Sエディション Eクラッチ
BMW R 1300 GS

共通していたのは、「クラッチ操作の負担が少ない」こと。
レブルに搭載されたEクラッチは、発進・停止時の気疲れが少なく、疲労が蓄積した状態でもエンスト転倒の不安が少ないのが大きな安心材料でした。

一方、太田が乗ったR 1300 GSはAUTOMATED SHIFT ASSISTANT(ASA ※クラッチ/シフト操作が不要な技術)を備え、こちらはクラッチレバーがそもそも付いていません。さらに前走車を追従するタイプのクルーズコントロールも装備し、高速道路ではアクセル操作の負担すら軽減。まさにロングツーリングの王者です。

筆者の乗ったレブルはシート高が低く、疲れていても足つきへの不安が少なので安心感は想像以上でした。さらにシートは幅広でクッション性が高く、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくい! 高速巡航では振動の強さが少し気になる場面もありましたが、それを差し引いても疲れにくさの恩恵は大きかったです。

最大の敵は眠気! 朝4時半スタートの洗礼

出発地点は東京・暁ふ頭公園。名前からしてSSTRっぽいこの場所には、同じく千里浜を目指すライダーたちが大勢集まっていて、出発前からすでに特別感がありました。

暁ふ頭公園の日の出

最大の敵は想像以上にシンプル。

眠気です。

起床はなんと朝2時半。緊張もあって前日はほとんど眠れず、高速道路の単調な景色が眠気を加速させます。

「今回の第一目標は安全運転」

そう決めていたので、少しでも眠気を感じたらサービスエリアで休憩するルールに。結果、かなり細かくSAや道の駅へ寄ることに……。そりゃ時間もかかるわけです。

でも今振り返れば、これは正解でした。
SSTRは速さではなく無事に走り切ることが何より大切だと実感しました。

眠気、暑さによる疲れ…無理せず休むことがポイント!

なぜか関東巡り? ポイント集めで迷走

今回の反省点のひとつが、ポイント巡り。「後半で焦りたくない」という気持ちから、東京出発なのに東京や埼玉でポイントを集めるという謎ムーブをしてしまいました。

スタートから5時間経っても関東にいたことに驚きを隠せない

また、当初の予定を早々に変更し、埼玉に設定されていた“びっくりポイント(当日まで秘密のボーナス地点)”を目指し、下道で遠回り。

5/30のびっくりポイント「ガバ沼駐車場」で他のSSTR参加者さんと談笑。VMAXが渋い!

後から考えれば、関東なんていつでも走れるのに、せっかくなら普段行かないエリアでポイントを取ればよかった…! どこで何ポイント取るのか、もう少し丁寧に計画しておけば、もっと余裕のある行程になっていたはずです。

SSTRは“太陽と走る”イベント。だからこそ眩しい!

今思えば当たり前なのですが、SSTRは太陽とともに進むイベント。後半になるほど、進行方向=太陽になります。つまり、ずっと眩しい。にもかかわらず、筆者ぴの子が被っていたのはクリアシールドのヘルメット。

ヘルメットのクリアシールドは眩しい!

これが失敗でした。

オフロードヘルメットのバイザー付きや、インナーバイザー装備モデル、あるいはスモークシールドを選ぶべきだったと本気で後悔。結果、顔はしっかり日焼けしました。あと、眩しいなかで運転するのは前方不注意に繋がるので普通に危ない。来年参加する人には声を大にして言いたいです。

「SSTR、想像以上に眩しいです!」

ゴール前は大渋滞! 昼食難民に

当初、お昼ご飯を食べる予定だった道の駅。ところが到着してみると、そこはSSTRライダーで大混雑。駐車場も食堂も渋滞状態で、すぐに食べられる雰囲気ではありません。

「ここで時間を使ったら、ゴールが危ないかも…」そう判断し、結局さらに数時間走って別の道の駅で食事を取ることに。時刻はなんと16時。朝から軽食しか食べておらず、空腹でフラフラでした。

道の駅氷見で食した富山牛カレー。空腹に染み渡る美味しさ

人気の道の駅は混雑する――これも初参加で学んだポイント。食事計画はもっと現実的に立てるべきでした。

それでもまた絶対参加したいと思えた理由

ここまで反省ばかり書いてきました。でも、それを上回る感動が確かにありました。

特に印象的だったのが、千里浜周辺の“ヤエー祭り”。同じ目的地へ向かうライダー同士、すれ違うたびに手を振り合う。人生でこれほどヤエーをした日はありません。

太陽とともに走る高揚感。ゴールへ向かって行進する無数のバイク。参加者同士の一体感。そして、千里浜に到着した瞬間の達成感。

無事完走!胸に込み上げてくるものがありました

海岸に沈む夕日を眺めていたら、それまでの疲れも苦労も全部吹き飛んで、思わず涙がはらり。

自分でも、こんな気持ちになるとは思っていませんでした。千里浜ではイベントステージやメーカー出展もあり、まるでバイクのお祭り。参加費は決して安くありませんが、それ以上の価値を感じられるイベントでした。

千里浜はお祭り状態!
ステージイベントもありました

個人的には、今年いちばん熱い思い出です。

来年も絶対に挑戦したい。そう思えるイベントでした。

完走の記念品もいただきました!

最後の反省。「アフターSSTR」を完全に忘れていた

そして最後の反省点。

それは――アフターSSTRを全く考えていなかったこと。

SSTR本番と違い、翌日以降は時間に縛られず観光できる絶好のチャンス。なのに何も計画しておらず、行き当たりばったりで帰路へ……。

ただ、行きと同じルートではつまらないので、帰りは東海北陸自動車道〜一般道〜中央自動車道を選択。途中で下道も交えながら、大自然に癒やされ、温泉地の香りを感じながら走る“旅感”は格別でした。

飛騨高山「赤かぶの里」にて太田編集長、初めての明宝ハムを食す!

そして……、朝7時に出発したのに、中央道の鬼渋滞にも巻き込まれ、東京到着は17時。

「何にそんな時間使った?」という感じですが、不思議と帰りは早く感じるものですね。10時間かかっているのに(笑)。

初SSTR、反省だらけ。でも最高だった

眠気、疲れ、ルートミス、食事難民、時間ギリギリ――。

ほかにも、給油中にガソリンを車体へぶちまけたり、トンネルが極寒だったり、ガソリン残量ギリギリで冷や汗をかいたり、細かいドタバタはいろいろありました。(これらの珍道中の様子は、後日YouTube「モーターサイクリスト」チャンネルでも公開予定!ぜひチャンネル登録をしてお見逃しなく!)
でも、最後まで無事に楽しく走り切れた。それが何よりです。

初SSTRの反省文、いかがでしたか?少しでもこれから参加する人の参考になればうれしいです。以上、ぴの子がお送りしました!

富山県高岡市にある道の駅 雨晴(あまはらし)にて記念写真。富山湾の海岸線と走る電車を一緒に眺めることができました

まとめ●ぴの子

ぴの子
ぴの子

YouTubeチャンネル「モーターサイクリストチャンネル」出演・編集を担当。
愛車はSUZUKI ST250 E type。街乗りからツーリングまで、等身大の視点でバイクの楽しさを発信しています。自身のバイク系YouTubeチャンネル「ぴの子のぶぉんぶぉんch」では、ツーリングはもちろん、バイクのある日常もリアルにお届け。

モーターサイクリストch:@mc-web

ぴの子のぶぉんぶぉんch:@pinoko

X:@PINOKO_bike

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