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2025年マン島TTレース2日目!スーパーツイン出場の日本人ライダー・山中選手はカワサキ ニンジャ650で練習走行を無事終える

山中正之 マン島 2025 カワサキ

雨天のため初日の走行がキャンセルとなったマン島TTだが、2日目(現地時間5月27日)もマン島の首都でありレースのスタート/ゴール地点のダグラスは午前中はほぼずっと雨に見舞われた。

この日の走行は夕方(18時スタート)が予定されているなか、雨は午後に入っても続いた。「今日も中止か……」という不安を誰もが抱える天候だったが、午後4時を過ぎたあたりから青空が見えはじめ、ウェットパッチを残しつつも予定より10分遅れでのスタートとなった。

本来は予選が行われるはずだったが、この日が今年初の走行となるため、タイム計測なしの練習走行となった。

当初は最後の出走順だったサイドカーは繰り上げで口開けのスタートとなり、18時40分に甲高いエキゾーストを響かせながらコースへ飛び出していった。

約1時間後、続いてスーパースポーツ(主に600cc4気筒)とスーパーツイン(650~700cc2気筒)の混走クラスが、さらに1時間おいてスーパーバイク(1000cc4気筒、スーパーバイク世界選手権準拠のレーサー)とスーパーストック(1000cc4気筒市販車)がスタートしていった。

編集部註:マン島TTはいずれのクラスも基本的に市販車ベースのマシンで、サイドカーについてはエンジンを市販車ベースとする。

唯一の日本人ライダーで、スーパーツインクラスに出場する山中正之選手は、サイドカークラスに続いてスタート。予定していた2周を無事に走りきってピットインした。

2025年マン島TTの初走行となった5月27日、フリープラクティス(タイム計測なし)で1周目のガバナーズブリッジを駆け抜ける山中選手。この先は暗い林になるため、路面はウェットのままだ。
1周目の最終コーナーを立ち上がり、ホームストレートを全開で加速していく山中選手(右)。コントロールラインを通過すると、コースはブレイヒルと呼ばれる急坂を駆け下りていく。

「緊張感はなかったのですが、TTならではのスピードと、スピードが乗るほどに重くなっていくバイクを感じながら走っていました。毎年初日に感じていることなのですが、バイクは思い通りにいかないものだと、改めて感じさせられた走行でした」

連日乗るほどに慣れていくというのだが、慣れてきた頃にTTが終わってしまうのだという。2週間という長丁場だが、ライダーにとってはあっという間なのだろう。

「でも、そういうことを思い出して、初めてTTを走る準備ができたと思います。ウエットパッチがあちこちにある中を無事に2周走りきれましたし、アクセルを開けながらイケるポイントを試したらうまくいったところもありました。路面がドライならもっとイケたと思うのですけど、逆にいえば路面状況が悪い中でトライがうまくいったことは収穫でした」

なお、山中選手が走らせるマシンはカワサキ ニンジャ650(650cc並列2気筒)で、2年前から継続して乗車しているバイクだ。オーバーホールしたというエンジンの調子も良く、「吹け上がりが早くなってストレートのスピードが伸びた感じがします」という。走行後はクラッチレバーの角度を微調整したのみで、マシンはかなり仕上がっているようだ。

明日以降もタイムアップにつなげるべく、アクセルを開けられるポイント、ブレーキタイミングをもっと奥にできるポイントを、1周60kmのコースの各所で試していき、決勝に向けて習熟度を深めていく計画だ。

山中選手のFacebookには、パドックでの様子などを映した動画も公開されているので、そちらもぜひチェックしてほしい。

走行終了後、マシンのライディングポジションを調整する山中選手。毎年乗っているマシンだけあり、クラッチレバーの角度を微調整したのみで完了。メカニックのポールさん(左)は豊富なTT出場経験を持っている、非常に心強いパートナーだ。

レポート&写真●山下 剛

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