お役立ちノウハウ

【今からでも遅くない雨の日対策】梅雨に夕立にゲリラ豪雨……雨に降られたら心がけたいライディングとは!?

モーターサイクルで心地よいと感じる気象状況の中、タイヤをはじめとしてほぼ理想的な整備を施された愛車に乗っていれば、快適と感じる瞬間を味わい続けることができるに違いない。
しかし現実には同じ状況の中を走り続けることはほぼ不可能だ。たとえば気温は変化するし太陽の位置だって刻々と移動し、光の当たり具合を変えてはモノの見え方に違いを生じさせる。そんな変化が“心地よさや快適さ”に微妙な変化を与え、ライディングにも影響するからだ。
明るい昼間と暗い夜、新たに舗装されたばかりの片側二車線のほぼ平坦な道路と荒れた路面の一車線しかない山道……“変化”は数限りなく行く手に待ち構えている。その要素のひとつが雨である。まだまだしばらくは続く梅雨、夏の夕立、そして秋雨……これからはそんな雨との遭遇する機会が一段と多くなる季節でもある。

 

雨天時のグリップ力低下に注意!

 雨天時に気をつけなければならないのは、タイヤと路面との間に水が介入すること。すなわちそれは摩擦力が減少することを意味しており、「グリップする力が弱くなる」という現象となる。
 たとえば同じコーナーであれば路面が乾燥している状況に対し濡れていれば滑りやすくなるという症状となって現れる。当然、乾燥時より速度を低くくし、車体の倒しこみを少なくすることが大事になる。もちろん制動力も減少するから早めの、そして慎重なブレーキングが要求される、ましてやそれらのアクションを起こす際に“急な”操作をすることはリスクを大きくする要因となる。それは誰もが容易に理解できることだろう。

 問題は“急な”アクションをしないことや車体の倒しこみをより小さくすること、そしてブレーキングを早めにすることだけではない。ある意味でそれらは結果である。もしかしたらそれらのアクションを行ってもアクシデントに遭遇することも肝を潰すこともなく通過できてしまうかもしれない。あくまで運が良ければ、の話だが。

雨に降られてもいいように準備

 気を付けたいのはそのアクションを行うため、行えるようにするための準備をいかにするか、である。ヘルメットのシールドに当たる雨は視界を妨げる。気温差は内側を曇らせることも多い。それは周囲を確認するという意味で障害となり、“早めのアクションの準備”を遅らせてしまうことになるのだ。
そんな意味でシールドに傷が多く付いているのは論外だ。雨天時だけでなく夜間時に光が乱反射してしまうなど視界が妨げられていると感じているなら早々に交換すべきだし、できるなら曇り止め加工のされたものを利用したほうがいい。

 同様にレインウエアにも気を使ってあげたい。シールが劣化して浸みているようなら修理するとか買い換えるとか、雨でもより快適に過ごせる工夫が余裕という“早めの判断”を行いやすくするのである。とくに気を遣ってほしいのが操作を行う手や足。濡れてしまえば感覚は鈍くなってしまうし、季節によってはさらに冷えが加わってスムーズな操作を妨げてしまう。防水性の高い用品を利用するなどで少しでも繊細なコントロールができるようにしたい。“早めのアクション”を行うためにはまず前方はもちろん周囲の状況判断ができるように、そしてウエア類に関しては少しでも快適にできるようにすることで余裕を作るための準備や工夫が大事なのだ。
 そのうえでコーナリングに関しては、たとえばリーンインとすることで少しでも車体を起きた状態にするとか、直線路でのブレーキングを強めにして車体を倒しこむ時間を短くするなど、交通状況や自分のライディングスタイルに合った工夫を行いたい。

用心しても、どうにもならないときもある?

 近年は雨の降り方にも大きな変化が起きている。路面が濡れる程度ではなく増えているのは局地的な豪雨。路面が見えないほどの状況になれば、路面の障害物などを見つけるのが難しくなる。たとえばコーナー途中に流れてきた砂利がたまっているとか、ブレーキングポイントにビニールが隠れているなんて事態も想像される。マンホールや橋の繋ぎ目といった、より滑りやすくなる金属部や車線や横断歩道などのペイント部の存在を見えにくくもするだろう。
同時にそんな状況では強風が吹き荒れることも珍しくはない。いくら用心しても突風にあおられると為す術がない事態もありうるのだ。
それほどの雨ならばほんの短時間に全身をずぶ濡れにしてしまうのだから空模様が怪しいと感じたら早めに雨宿りできる場所を探すのが大事。スマホなどを活用し雨雲の動きを知るようにしたい。ゲリラ豪雨なら素直を雨宿りするのがいいだろう。線状降水帯などがあるようなら雲の流れから離れるように方角を変えるべきである。

気候変動という、雨の降り方や突風の吹き方などが、従来とは違った様相と示している近年、“急なアクションをしない”という漠然な方法だけでは身を守れないことも知る必要があるのだ。

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