東京都内や大阪府など全国約200市区町村でシェアサイクル「HELLO CYCLING」を展開するOpenStreetが、ホンダの技術協力のもとスクーターのシェアサービス「HELLO SCOOTER」を新たに提供開始する。
提供開始時期は2019年夏。大手不動産、コンビニ、鉄道、駐車場管理会社など多様な業種の企業と提携してサービス提供を行い、まずは東京都・埼玉県・千葉県にて提供開始しその他地域にも順次展開していく予定となっている。
基本的な使用方法は、専用アプリケーションで貸し出しおよび返却を行える「ステーション」を検索して利用予約を行い、料金の決済を行う。すべての手続きは専用アプリケーションで行えるため、手軽に利用することが可能となっている。
また、ワインウェイトリップ(乗り捨て)方式を採用しており、エリアを問わずすべてのステーションで返却可能。短距離移動や観光などでの利用のみならず、配送などビジネスユースでの利用も想定しているという。
貸し出し車両はベンリィ、ジャイロ、ジャイロキャノピーなど、原付一種ならびに原付三輪車を予定。
すべての車両にはホンダの技術協力により、OpenStreetが開発した通信ユニットを搭載。スクーターの位置情報や走行距離、速度などのデータ収集が行える仕様となっている。
利用には原動機付自転車が運転可能な免許証が必要なのは言うまでもないが、ヘルメットは各スクーターに備え付けており、利用者が用意する必要はないという手軽さも魅力だ。
OpenStreetは同サービスを通じ、二輪車のさらなる普及およびMaaS(Mobility as a Service)時代に向けた新しい価値の創出を目指すという。
電動スクーターではあるが、すでに同様のシェアリングサービスが石垣島にて提供されていることを考えれば、国内でのバイクシェアリングサービスが今後拡大することも考えられるだろう。
近年原付一種の販売台数は下降を続けているが、同サービスは二輪車の魅力を手軽に味わえる「入口」としての機能も期待できる。今後の展開に注目だ。
CONTACT
問い合わせ先 | 「HELLO SCOOTER」事前告知サイト |
---|---|
URL | www.helloscooter.jp/ |