目次
英国のバイクブランドTRIUMPH(トライアンフ)が急成長しています!
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、新型SPEED TWIN(スピードツイン)900/1200の発表会を2024年12月4日(水)に開催しました。
販売台数が5年で2倍以上増加!
発表会ではまず、トライアンフモーターサイクルズジャパンの2024年の活動について、代表取締役社長の大貫陽介さんが報告しました。
驚きだったのは、2019年に1958台だった日本での販売台数が、2024年は11月までに4515台へと急成長したということ。
この要因としては、市場ニーズに合った魅力的なニューモデルを適正価格で投入できたことや、販売ネットワークの拡充があると言います。
トライアンフの販売店は日本国内に現在34店舗。過去5年間に新たな店舗コンセプトの元に20店舗が開店するなど、ユーザーとの接点を広げてきました。
また、2024年には中型二輪免許で乗れる「スピード400」、「スクランブラー400X」を導入するなど、ラインアップ拡充にも積極的です。
大貫社長は「年間販売台数5000台も見えてきた」と、これまでの施策に確かな手応えを感じているようでした。



スピードツイン1200/RSは5馬力アップ

続いて、トライアンフのモダンクラシックシリーズのスピードツイン1200と、スピードツイン900について詳細な解説がありました。
まずモダンクラシック系のなかで最もスポーティなスピードツイン1200は、標準仕様と上級グレードのスピードツイン1200RSが用意されます。デザインはよりシャープに、そしてクールになった印象です。
エンジンは1200cc並列2気筒を搭載し、従来型の100ps/7250rpmから105ps/7750rpmへとパワーアップしました。
ライディングモードは標準仕様は2種類、RSが3種類から選択可能です。
どちらもコーナリングABSやトラクションコントロールを最適化して採用しています。
タイヤサイズは前後17インチ。サスペンションは標準仕様が前後マルゾッキ、RSはフロントがマルゾッキ、リヤはオーリンズです。
標準仕様のハンドル位置は従来型と比べて高い位置に設定されました。RSのほうが低く、ステップ位置もRSは6.5mm高く、40mm後退しています。
価格は、スピードツイン1200が184万9000円〜。
スピードツイン1200RSは222万9000円です。






スピードツイン900は万能モデル
スピードツイン900も印象を大きく変えてきました。
全体的にシャープでスポーティになっていて、フロントサスペンションは倒立式に変更。タイヤサイズはフロント18インチ、リヤ17インチです。
メーターや灯火類もスマートかつモダンになっていますが、全体としてはトライアンフらしいシックなデザインにまとめられていると感じました。
ライディングポジションは従来型よりもアップライトで、街乗りからスポーティな走りまで、広くカバーできそうです。
900ccの並列2気筒エンジンは65psを発揮。2パターンのライディングモードも備えています。
スピードツイン900の価格は119万9000円〜。





小峠英二さんはトライアンフが大好き

新型車の解説に続いては、バイク好きで知られるお笑い芸人・バイきんぐの小峠英二さんと、バイクタレントの平嶋夏海さんがゲストとして登壇しました。
小峠さんは1961年のトライアンフ タイガーT110を所有するほか、英国文化全般が好きなようで、当日はルイスレザーの革ジャンをビシッと着用して登場。
新しいトライアンフについては「昔のモデルを改良した感じでかっこいい」と評価。ライディングモードやクイックシフターなど最近の機能には、「すごいですね、今ってこんなになっているんだ。ロングツーリングで左手が楽になりそう」と驚愕していました。
平嶋さんは、「横幅がスリムなので意外と足着きがいい。オシャレなのでカジュアルなシーンにも似合いそう。サーキットでも走らせてみたい」と最新トライアンフに好感を抱いている様子でした。
小峠さんは発表会の舞台裏でも大貫社長を質問攻めにしていたとのこと。旧車ファンも認める最新スピードツイン1200/900。2025年の大注目モデルです!



レポート●太田力也 写真●トライアンフ/太田力也
トライアンフモーターサイクルズジャパン
http://www.triumphmotorcycles.jp/