新モデルはスーパースポーツ「イモラ」とネイキッド「ステルス」で500と125cc両クラス展開!?
現在、伊ミラノで欧州最大のモーターサイクルショーEICMAが開催中だが、その前日、イタリアのファンティックモーターが特設会場でスーパースポーツ「イモラ」とネイキッド「ステルス」、2タイプのオンロードモデルを新エンジンとともに発表。ファンティックは従来からフレームなど車体を共用しつつ500ccと125ccモデルの2本立てでモデル展開しているが、今回も両排気量のモデルにイモラ、ステルスを用意する模様。
単体でお披露目されたエンジンは、2020年にファンティックが吸収したメーカー「モトーリ・ミナレリ」が開発した模様で、460ccのDOHC単気筒。ミナレリでのDOHCエンジン開発は初だという。従来ファンティックのキャバレロ系500ccに搭載されたエンジンは、水冷4ストロークOHC4バルブの449cc(公称出力は40hp)だったが、今回新規となる460ccDOHCは43hpを公称。これを新規開発と思われるアッパー部の鋼管トレリスフレームとアルミプレートを複合した車体に搭載。またスイングアームもアルミ製。会場には新125ccエンジンの出展はなかったが、こちらも新規パワーユニットになるのかもしれない。
なお、この新型エンジン+シャシーが従来からのキャバレロにも応用される可能性は高いが、オフロードイメージの強かったファンティックがミナレリとタッグを組み、オンロードスポーツのジャンルに進出というのが、イタリアではけっこう注目のトピックなのかもしれない。
まとめ●モーサイ編集部 写真●モーサイ編集部・上野