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カメラマン柴田のGB350日記#3「8年ぶりのバイク購入、決め手となったGBの魅力は」

GB350 GB350S

きっかけはインドの「ハイネスCB350」の情報から

モーサイ読者の皆さん、こんにちは。カメラマンの柴田です。
GB350をホンダドリームにて発売日に注文し、ワクワクしながら待つ日々が続いております。ところが1ヵ月してもお店からは何も連絡がない……。
本当に注文できているのか不安になって、こちらから電話しました。
すると「6月中の納車は難しい」とのお返事。梅雨の時期に慣らしツーリングは辛いので、逆に良かったと無理やりなポジティブシンキング。7月には納車してほしいと祈る。

さて、今回は私がGB350を購入した理由などを書きたいと思います。
皆さんご存知と思いますがGB350はホンダのインド工場で生産される「ハイネスCB350」がベースとなっています。
私も業界カメラマンなのでバイクメディアのはしくれなんですが、ハイネスCB350の存在は皆さんと同じように各メディアさんのネット記事で知りました。最初は「へぇーインド生産でこんなバイクをねぇ」という薄い感想でしたが、記事を読み進めてどんどん興味が湧いてきました。

ハイネスCB350 ホンダ
GB350のベースとなった、インドで現地生産・現地販売される「ハイネスCB350」。前後フェンダーがメッキ仕上げだったり、ツートンカラーが用意されていたりなどの違いがあります。

リアルなクラシックスタイルだけど、GB350は「昔のバイクレプリカ」ではない

ネオクラシック・ネオレトロなどと呼ばれるジャンルのバイクをたくさん撮影してきましたが、「ハイネスCB350」はそれらのバイクとは違い、クラシックバイクそのものと言えるデザイン。皆さんもそうだと思いますが、まずそこに惹かれました。
それでいて空冷2バルブOHCというシンプルエンジンなのに、新しいアイディアと技術が詰め込まれているのも面白い。
燃料供給はもちろんインジェクションですし、トラコン、スリッパークラッチ、さらにABSやLEDライトなど2020年生まれの最新スペックで構成されているのも好ましい。

GB350はアシストスリッパークラッチを装備。シフトダウン時の急激なエンジンブレーキを抑制してくれるほか、クラッチ操作荷重量も軽くなっています。
クラシックなデザインですが、現代のバイクではマストアイテムとなっているABSに加え、その車速センサーを生かしたホンダセレクタブルトルクコントロール(トラクションコントロール)も装備されています。

自分がバイクに興味を持ち始めた頃──70年代終盤っぽいデザインに惹かれたんです。また、丸いヘッドライトなんだけどキャストホイール(ホンダの場合はコムスターでしたね)とか、メッキのちょい上げメガホンマフラーとか、各部分も私のツボにフィット。
そんなこんなでハイネスCB350の情報を収集するうちに「日本で発売されたら、これを買うか」と考え始めました。
インド生産だから価格も期待できるはず。当初はハイネスCB350がそのまま発売になると思っていたので、青白のツートンを購入しようと考えていました。

2021年になりGB350の国内販売が発表され、メディア向けの撮影会や試乗会でGB350の実車を撮影したわけですが……ハイネスCB350とは異なり専用カラーが用意されたGB350は渋い感じの雰囲気に。実車を見ると、フロント19インチの堂々としたその姿に惚れ惚れしました。

クラシックというよりスタンダードなデザインのGB350。実車を見ると、シンプルだけど本物感があって、長く付き合えそうな気持ちになりました。

クラシックスタイル車の中でも例えばカワサキ Z900RSやヤマハ XSR900はスポーツバイクの車体にクラシック風の外装をフィットさせたもの。
一方、少数派だけどトライアンフ ボンネビルシリーズやカワサキ W800、今回のGB350のように車体作りの段階からクラシックスタイルの再現を重視し設計されたバイクもある(ちなみにヤマハ SR400は70年代からそのまま生き続けた希有なバイク)。

カワサキ Z900RSはスポーツネイキッドのZ900をベースとしたモデルなので、車体構成も現代のスポーツバイクそのもの。リヤサスペンションはモノショックで、前後のタイヤは17インチ。

それぞれに良いところがあって、自分もスピードとスタイルのバランスが大事と思っていましたが、今回のバイク選びではスピードの爽快さより、ゆったり走る楽しさを持っていそうなGB350に気持ちがフィットしたんです。

「リアルなクラシックスタイルを」と言うのは簡単だけれども、実際に作るとなると色々と苦労があるようです。
たとえば細くて丸くて格好良いガソリンタンクをセミダブルクレドールフレームに載せると、メインフレーム(背骨の部分)とインジェクション用の燃料ポンプが干渉する。GB350はそれを解消するためにメインフレームの左右への分割点を前方に移動し、タンク後端部分に燃料ポンプの入るスペースを確保している──なんて話をエンジニアの方から聞いたら「もうGB350を買います」って気持ちになりました。

タンク内の背骨部分になるメインフレームからステップに向かって左右に分割するポイントが前方にあり、よく見るとサイドカバーの前にその「下へ向かって伸びるフレーム」が見えます。

だってもうGB350みたいなスタイルのバイクは発売されないかも。
いやいや、逆にGB350が世界的に大ヒットして「GB500」や「2気筒」とか開発されて、ゆったり系バイクが中心に売れる世の中になるかも。

──まあ妄想はここまでにして話を戻します。そんなこんなでGB350は車格による本物感があります。「本物感」という表現は微妙ですが、たとえばホイールベースはあの名車CB750フォアとほぼ同じ。
そして本物感があるけど「普通な感じ」もあり、無理に古っぽく演出し過ぎていないところも好きです。嗜好はあるけどこだわり過ぎず。オシャレっぽく乗れるし、気軽な足がわりとしても乗れる感じ。

ホイールベースはCB750フォアとほぼ同じ。いかにもバイクというシンプルなデザインですが、中身は2020年生まれの最新スペック。スイングアームピボットが外側に来るフレームはエンジンを大きく見せる効果もあるのだとか。

ハイネスCB350はインドの国民車であるロイヤルエンフィールドをターゲットにしたとホンダの製作チームも言っておりました。インドのライダーの皆さんは超保守的で、デザイン的にも正しいクラシックスタイルだけを好むとマーケティングで分かっていたそうです。

インドと日本での予定販売台数を比べれば、ほぼインドのライダー達の好みに合わせて作ったはずなのに、日本でも大好評なのは面白い。とにかくインドの皆さんのおかげで、自分好みの良きバイクが発売されて本当に感謝してます。

インドの若い世代はネットで欧州発信のカスタム車の情報に夢中ということで、流行のスクランブラーテイストを加えたGB350S(インドでは「CB350RS」)もラインアップされます。コレとSTDの赤と本当に迷った……今からでも交換したいくらい!?
この写真は試乗会での一コマ。撮ったのが私で乗っているのはS氏。普通に走っているだけで普通に楽しい。

私はカメラマンなので貧しい筆力では気持ちを伝えるのが難しいから、むしろ写真で示した方が良いかも(笑)。実車を見た方も増えていると思いますが、GB350を見てどんな風に感じたか、あなたのSNSから発信して下さい。

あ、そうそうデイトナから大きな荷物も積めるキャリヤが発売になりました。これならカメラバックも大丈夫そう。まさかGB350同様、バックオーダーにならないといいけど。バイクよりも先にキャリヤを買ちゃおうか?

ああ、それにしても納車が待ち遠しい。それではまた。

デイトナからまたまたGB350のパーツが登場。このキャリアなら大型のバックも積めそう。自分は黒を選ぶけど、クロームメッキ版もあります。「クラシックキャリア」という商品名で、価格は2万2500円とのこと。

カメラマン 柴田直行
モーサイや月刊モーターサイクリストでも撮影しているプロカメラマン。
バイク雑誌を中心に30年以上に渡って撮影活動。子育て時期とデジタル化の波を同時に被ってXR250を手放したが約8年ぶりにリターン。50歳代のバイクライフをGB350と共に再スタート。

https://www.shibaphoto.com/

https://www.instagram.com/shibaphoto/

写真●柴田直行/デイトナ 編集●上野茂岐

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カメラマン柴田のホンダGB350日記#2

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