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250ccスポーツスクーターのヤマハXMAXがさまざまな便利機能を新採用するマイナーチェンジを実施しました。実際の使い勝手と走りの性能をテストします!

価格:73万7000円 発売日:4月14日



快適で便利でスポーティ
ヤマハのXMAXは、欧州などで販売されているXMAX300と共通の車体を採用した、249cc水冷単気筒ブルーコアエンジンを搭載する軽二輪スクーターです。
2023年10月に初のモデルチェンジを受けてから間もないのですが、2025年モデルではさらなる装備の充実化と、車体やデザインなどの一部変更が施されました。
ヨーロピアンテイストなデザインの基本部は従来モデルから受け継がれています。LED仕様のヘッドライトやテールランプの「X」モチーフも継続です。
ボディは大柄でシート高もありますが、エッジが効いたシャープなデザインの恩恵もあり、眺めてもまたがっても、あまり大きさを感じさせません。
走りだすとその印象はさらに強くなります。要因のひとつは、軽快なハンドリング。
ちょっと拍子抜けするくらい、右へ左へスイスイとリーンするため、コンパクトに感じられるのです。
センタースタンド装備のスクーターなので、さすがにバンク角は深くはありません。
あまりに気持ちよくスポーティに操れるので、この“制限”をもどかしく感じるシーンも結構ありました。


エンジンはストレスフリー
エンジン性能は、軽二輪クラスとしては申し分ないレベルです。
183kgの車重に対して最高出力は23馬力。
スゴくパワフルというわけではないのですが、5500回転で最大トルクを発揮する低中回転域重視の味つけとCVTのセッティングが絶妙です。
停止からのフル加速では、どこか特定の速度域で息継ぐようなこともなく、いつの間にか車速を伸ばしてくれています。
市街地でも郊外でも、ほんとうにストレスフリーな走りと言えるでしょう。
特に優れた加速力を発揮するのは100km/h付近までで、実用を重視した仕様になっている点も好感が持てますね。
そこから上の速度域では加速が鈍りますが、それでも新東名高速などの一部区間での上限となる120km/hまでは問題なく到達します。
メーター読みではそこからまだ多少の余裕がありそう。これなら120km/h巡航も許容範囲と言えるでしょう。

電動スクリーンが秀逸
2025年型のXMAXは、95㎜幅で無段階に高さの調整ができる電動スクリーンを新採用しています。
メーターのメニューで「ウインドスクリーン」を選択した状態で、左手側スイッチの上下ボタンでコントロールします。
スクリーンの改良に合わせて、フロントフェイスも一部変更されています。
この電動スクリーンは、特に高速巡航で効果を発揮してくれました。
スクリーンを一番上にセットすると、頭部に当たる走行風がかなり減り、風切り音も静かになります。
120km/hだとカラダの周囲に負圧のようなものをやや感じますが、100km/h以下なら巻き込み風も気になりません。
ちなみに身長167cmの場合、一番下にセットした状態だとスクリーン上端が視線の下にあり、一番上に設定したときはスクリーン越しに進行方向を見るイメージになります。
無段階調整式なので、身長と好みの視界にベストマッチとなるよう微調整できるというのも利点ですね。



マフラー軽量化や新メーターもトピック

25年モデルのマフラーは、内部構造の見直しにより従来型と比べて0.8㎏軽量化。マフラープロテクターカバーも新デザインとなっています。また、スチール製リヤアームも新設計です。

メーターも新しくなりました。4.2インチTFTと3.2インチLCDの2画面構成は従来同様ながら、左右に並べたスモークレンズのオールインワン構成です。視認性に優れ、左手側のスイッチで直感的に操作できるのも魅力です。
また、専用アプリY-Connectを使ったスマホ連携機能も継続採用。ガーミン製アプリを使えばナビも表示できるなど機能は多彩で、これはツーリングで役立つこと間違いナシです!

ハンドル下部左側のロック付きフロントポケットには、新たにUSBタイプC仕様の充電ポートを搭載しました。スマートキーを採用しており、メインスイッチ部を操作することでポケットやシート下トランクや給油口を解錠できます。


シート下トランクには、一般的なサイズのヘルメットを2個同時収納可能。左右分割構造のグラブバーは握りやすく、タンデムシートも大きめで、リヤツインショックは5段階のプリロード調整も可能と、タンデムユースにも向いています。
新型XMAXは、じつは街乗り最強かもしれない快速スクーターで、しかも旅にも使える快適性を備えています。
買って損なしの1台と言えるでしょう。

気になる足着きは?

シート高は795㎜と高めで、しかも座面が幅広なので、身長167㎝/体重67㎏のライダーで両足による接地だと、つま先がツンツン。
シート最前部に座っても、母趾球まで着くかどうかという感じでした。
乗車姿勢は快適そのもの。自由度も高く、不思議と車体が小さく感じます。
ヤマハ XMAX 主要諸元
エンジン種類:水冷4ストローク単気筒OHC4バルブ
ボア×ストローク:70.0×64.9(mm)
総排気量:249cc
最高出力:17kW<23ps>/7,000rpm
最大トルク:24Nm<2.4㎏ f・m>/5,500rpm
燃料タンク容量:13L
WMTCモード燃費:33.5km/L
変速機:無段変速
全長×全幅×全高:2,180×795×1,410(mm)
ホイールベース:1,540mm
シート高:795mm
車両重量 183kg
タイヤサイズ:F 120/70-15 / R 140/70-14
カラー:ブラック、マットダークグレー、グレー
レポート:田宮 徹 / 写真:真弓悟史





































