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【ドゥカティ新型ストリートファイターV2/V2S】パニガーレV2譲りの性能を引っ提げたネイキッドが同時発表

パニガーレV2同様にドゥカティ史上最軽量を謳う水冷Vツインファイター

新型ストリートファイターV2S
新型ストリートファイターV2S
新型ストリートファイターV2S
新型ストリートファイターV2S

新型VツインエンジンでスーパースポーツのパニガーレV2シリーズが生まれたとあれば、近年のドゥカティが展開してきた文法に則って、そのストリートネイキッド版がリリースされるのは必然の流れだ。そうして、パニガーレV2と同時発表となったのが、同スペックのV2エンジンをほぼ共通の車体に搭載するネイキッドモデル、ストリートファイターV2/V2Sである。

前述したように、ストリートファイターV2シリーズの特徴は非常にシンプル。890cc水冷V2エンジンとパニガーレV2のシャシーを用いつつ、フロントのカウリングを廃し、幅広で高めのハンドルバーをセットした仕様だ。そもそも軽いエンジンとコンパクトなシャシーを採用し、先代のストリートファイターV2に対してー18kgの175kg(V2Sの場合)の車重を実現。パニガーレV2と同様に、ドゥカティのストリートファイター史上で最軽量のマシンに仕立てられ、ストリートで俊敏かつシャープな走りを見せる。

新型ストリートファイターV2S
新型ストリートファイターV2S

カウルレススタイルで、メカニカルな外観が自慢のロードゴーイングモデル

新型ストリートファイターV2S
新型ストリートファイターV2S

新しいV2のデザインは、ストリートファイターファミリーの典型的なスタイルを再現しており、フェアリングを排除し、スーパースポーツモデルのメカニズムをむき出しにしてマッスルさを強調。これにより、新しいV2エンジンのコンパクトなサイズも強調されている。そしてフルLEDヘッドライトとDRLによってトレースされるシャープで威圧的なフロントデザインが、ストリートファイターならではフォルムを形成する。

ブレーキとホイール・タイヤはパニガーレV2に準ずる装備が奢られ、ライダーをサポートする各種電子機構もパニガーレV2譲りの設定。サーキット走行にもストリートでの機敏かつフレキシブルな走行にも対応する。

上級バージョンのV4Sには、TiNコート処理のチューブを持つオーリンズNIX30フロントフォークを標準装備(フルアジャスタブル)。
ボディサイドに装備される、ストリートファイタV4イメージのバイプレインウイングも個性を主張
パニガーレV2シリーズ同様の両持ちスイングアームを採用するが、こちらはパニガーレより30mm長い仕様。タイヤも共通のピレリ・ディアブロ ロッソⅣを装着。

なおストリートファイターV2には標準モデルのV2とV2Sのふたつのバージョンが展開される。

V2にはマルゾッキ製フォークとカヤバ製リヤショックショック、ザックス製ステアリングダンパーが採用され、タンデム仕様が標準。V2Sにはオーリンズ製フロントフォークとリヤショック、リチウムイオンバッテリーが標準装備となり、一人乗り仕様が標準(パッセンジャーキットがオプションで装着可能)。車体色は、2バージョンともドゥカティレッドのみ。日本導入時期は現時点で未定だが、2025年モデルとして年明け以降から順次デリバリーが開始されるだろう。

ストリートファイターV2Sは標準がソロ仕様だが、オプションのパッセンジャーシートキットで写真のような二人乗り仕様にすることも可能

ストリートファイターV2/V2S主要諸元

※< >内はV2S
■エンジン 水冷4ストローク90度V型2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク96.0×61.5mm 総排気量890cc 圧縮比13.1 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル

■性能 最高出力88kW(120hp)/1万750rpm 最大トルク93.3Nm(9.5kgm)/8250rpm

■変速機 6段リターン 変速比1速2.714 2速2.000 3速1.600 4速1.318 5速1.142 6速1.040 一次減速比1.840 二次減速比2.800

■寸法・重量 全長─ 全幅─ 全高─ 軸距1493 シート高838(各mm) キャスター24.1° トレール103mm  タイヤF120/70ZR17 R190/55ZR17 車両重量178<175>kg

■容量 燃料タンク15L エンジンオイル─

■車体色 ドゥカティレッド

■価格 194万円<222万9000円>

まとめ●モーサイ編集部・阪本  写真●ドゥカティ

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