雑ネタ

ガンダムっぽい?「むしろエヴァンゲリオンっぽいバイク3機」あんたバカァ!?私が似てるってんだから似てるのよぉー

エヴァンゲリオンはロボットではなく「汎用人型決戦兵器として作られた人造人間」

かつて、アニメにさほど詳しくない人からは「ああ、エヴァンゲリオンって紫のガンダムみたいなのが出てくるヤツね」……なんて言われることもありましたが、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:II」の興行が絶好調の今、そんなことを言う人は少ないのではないでしょうか。

当時「ガンダムと一緒にしないで!エヴァはロボットじゃなくて『人造人間』だし!!」と憤ったファンもいたかと思いますが、メカメカしいもの・ロボットっぽいものはすぐ「ガンダム」と一括りに表現する風潮へ異論を呈してきた当モーサイweb。

「ガンダムっぽいと言われるが、正しくは『モビルスーツっぽい』バイクではないか」という記事に続き、このバイクは「むしろ〇〇っぽい」シリーズ第2弾です。これが何に似てる、似てないはバイクを前にしてライダーが話すネタの鉄板ですし、これが何に似てるというのは話すライダーの数だけあるでしょう。

当記事では「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の公開を記念して、モーサイ編集部的エヴァ各機に似ているバイクを3台紹介します。ただし「似ている」の基準とするのは、TV版の「新世紀エヴァンゲリオン」(山下いくとさんデザイン)をベースとします。
これは1995年に当時14歳でテレビ東京系列でエヴァを見ていた編集担当者のTV版への強い思いによるものです。

ホンダ CBR250RRはエヴァ初号機ではないか。

2017年に初登場したホンダ CBR250RR。2020年モデルでエンジン性能の強化などマイナーチェンジを行いましたが、鋭いヘッドライト周りを始めとするデザインは基本的に変わっていません。

主人公・碇シンジが搭乗するエヴァ初号機によく似ているのがホンダ CBR250RRです。
エヴァンゲリオンの物語は「第壱話 使徒、襲来」において「時に、西暦2015年」というマティスEBの文字から始まります。初回放映は1995年でしたので当時は近未来を感じたのですが、今となっては昔話になってしまいますね。

父親と長く離れて暮らしていた碇シンジは父から「ネルフ」という謎の組織に呼びつけられ、ケージに固定されたエヴァ初号機と出会います。このシーンは初号機の顔が大写しにされ、それは主人公をにらみつけるように描かれていてとても強い印象を視聴者に残しました。

さて、話をバイクに変えます。バイクのヘッドライトは人の目によくたとえられますし、バイク専門誌ではバイクの正面をフロントフェイスと形容したりします。
つまりライト周りは「バイクの顔」です。CBR250RRはシリーズ共通のアイデンティティとしてデュアルヘッドライトを装備していますが、このCBR250RRはライト上側にライン発光によるランプを備えています。
このライン部分が初号機のつり上がった目とカタチが似ている点が初号機に似ているほか、ランプのまわりも黒く塗られているところ、さらにヒダのような段が付いたデザインも初号機イメージを強くさせます。

ここからは余談ですが、バイクのつり上がった目というのは少し怖く見えませんか?
実はコレ、つり上がった目のほうが印象が強くなり、いち早く人は認識するという研究データがあり、対クルマを考えた場合に早く見つけてもらえて事故防止につながるのではないか──と「安全」についても考えられた造形なんです。

写真はマイナーチェンジ前、2017年モデルのCBR250RRのヘッドライト周り(ロービーム点灯時)。

KTM 690デュークRはエヴァ零号機ではないか。

初代690デュークの上級版として2011年に追加された690デュークR。オレンジのフレーム、オレンジの文字で「R」のロゴが描かれた白いサイドカウルなどカラーリングも専用となります。

「第伍話 レイ、心のむこうに」でエヴァ起動実験中のことが描かれますが、ここで登場するのがエヴァ零号機(改修前)です。ヤシマ作戦で大破したあとに改修後の青くカラーリング変更された機体も登場しますが、今回は山吹色の機体を前提に話を続けますね。

搭乗者は綾波レイ。アスカと並び屈指の人気キャラクターとしてエヴァを断片的にしか見ていない方でも、プラグスーツを着た包帯姿のレイのことは知っているというほど。零号機はプロトタイプの設定で、その機体色は旧日本軍実験部所属機などに由来するそうです。

この特徴的なカラーと、ギョロっとしたモノアイから連想するのがKTM 690デュークの初代で、20011年モデルで追加された上級版「690デュークR」です。
黄×黒×白の色使いが似ていることはもちろんですが、この年式のデュークは縦2灯ライトを装備しています。各ライトは半球状の丸いレンズを用いていて、個性的なデザインとなっています。
一方零号機も大きなモノアイが印象深く、さらに頭部に緑色のレンズらしきものを備えています。このあたりの造形がデュークの縦2灯の丸いライトと通じるものを感じるのです。

どうです?もうこの年式のデュークは零号機にしか見えなくなってきていたりしませんか。バイクから「私が守るもの……」と月をバックに聞こえてきたらシンクロ率無限大です。

「R」はスタンダードに対し、排気量アップした高出力版エンジンを搭載するほか、WP製の前後フルアジャスタブルサスペンション、ブレンボ製ラジアルマウントフロントブレーキが装備されます。

ヤマハ テネレ700はエヴァ弐号機ではないか。

ヤマハ伝統のオフロードモデル「テネレ」の名を冠して2020年に発売されたのがテネレ700です。ジャンル的には「アドベンチャー」に入りますが、徹底してオフロード性能にこだわったモデルとなっています。

エヴァ弐号機は「第八話 アスカ、来日【ASUKA STRIKES!】」で初登場します。専属パイロットである惣流・アスカ・ラングレーが「本物のエヴァンゲリオン」とシンジに告げた弐号機は装甲が赤色でした。
このほか彼女のプラグスーツ、帽子を追いかけたトウジを踏みつけたパンプスの色などアスカは赤に強いこだわりがあるようでしたね(新劇でもミサトに3号機を赤く塗ってと言う場面がありました)。

なので赤いバイクを見ると……いや、そうとは限らないんです。
第八話の印象的な場面で第6使徒ガギエル戦で弐号機が艦砲射撃を直接使徒内部に浴びせるため、ガギエルの口をこじ開けるシーンがあります。ここで弐号機の目が4つ光ります。
エヴァは覚醒した状態で拘束具が外れ素体がむき出しになるという設定があるのですが、頭部拘束具が展開した状態で光る弐号機の目は、透明なカウルの中にLED4灯を備えるヤマハ テネレ700のよう。

LED4灯のヘッドライトを採用するバイクはホンダ レブル500/250など他にもありますが、テネレはカウル一体型スクリーンが装備されていて、人の顔で言えば少し面長の雰囲気がある点、上端は丸みを帯び、カウル下部は少しアゴが出たように見える点なども弐号機っぽいポイントです。

テネレ700はオフロードバイクで、3次元的動き(ダイナミックな走り)も難なくこなしますが、第八話でエヴァ弐号機が駆逐艦の上でシートをマントのようにまといながらスクッと立つ場面、そしてそこから颯爽とジャンプしていくところなどはオフロードバイクのようなダイナミズムを強く感じます。
ちなみにこの回の作画監督は本田 雄さん。TVシリーズで重要な回の作監を務めると言われた方で、本田さんが描くエヴァはどの回も躍動感に満ちています。

テネレ700のデザインは最新のラリーマシンの要素が盛り込まれています。透明なスクリーンの内側に4灯LEDを収めたヘッドライトもそのひとつ。

ここまでエヴァ各機に似ているバイクについて紹介してきましたが、もうひとつバイクとエヴァの関係性を記しておきます。

TVシリーズからエヴァンゲリオンのキャラクターデザインをはじめ、作画監督、原画、レイアウト、漫画版の執筆など様々な形でエヴァにかかわり続けたアニメーター、漫画家の貞本義行さんは大のバイク好きとして知られています。
ご本人が綴っているTwitterにはたびたびバイクの話題が出てきますし、まれにこうしたデザインモチーフの話も紹介してくださいます。
下記のつぶやきは新劇のプラグスーツの数字のことでしょうか。とても興味深いですね。バイク好き、エヴァ好きの方はぜひフォローを。

最後に……。

貞本義行さんがアニメーションの世界に飛び込んだ新人当時、多くの薫陶を受けたほか、日本アニメーションの創成期から活躍された大塚康生さんが2021年3月15日に亡くなりました。
「ルパン三世 カリオストロの城」の序盤、フィアット500が繰り広げるカーアクションが筆者は大好きです。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

レポート●飯田康博 写真●ホンダ/KTM/ヤマハ/八重洲出版 編集●上野茂岐

追記2021年3月22日:使徒の名称など誤りがあったため訂正を行いました。

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